- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-04
この映画「ドク・ホリデイ」は、「荒野の決闘」など、何度も映画の中で描かれている、アメリカ西部の伝説的な人物、ドク・ホリデイとワイアット・アープの姿を忠実に描いた作品だ。
トゥームストーンを牛耳り、甘い汁を吸おうと考えているワイアット・アープは、ドク・ホリデイを呼び寄せ、保安官選挙を有利に進めようとするが、アープのことを快く思っていないアイク・クライトンとの戦いへと発展していく。
アメリカン・ニューシネマの影響を受けたストーリーや構図など、ステレオタイプの西部劇とは一線を画した、異色の西部劇だ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
「ゴジラVSモスラ」は、ゴジラシリーズの第19作目の作品だ。
大森一樹が脚本を担当し、大河原孝夫が監督し、スケールの大きい娯楽作に仕上げている。
この映画の見どころは、シリーズ中、1、2を争う、怪獣ファンに絶大な人気を誇るモスラの復活だ。
そして、そのモスラの宿敵となる新怪獣、黒いモスラ"バトラ"の登場だ。
この二大怪獣と甦ったゴジラが、名古屋と横浜を舞台に、三つ巴の壮絶な死闘を繰り広げる。
また、過去にザ・ピーナッツが演じて、人気を集めた小美人も、新人二人を起用して復活している。
そして、懐かしいあのモスラの歌も披露して、嬉しかったですね。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-03
フレッド・ジンネマン監督の「わが命つきるとも」は、1966年度のアカデミー賞で主要6部門を受賞した作品で、ロバート・ボルトの舞台劇を完璧な映像美で映画化した名作だ。
「ユートピア」の作者としても有名なトーマス・モアを主人公に、時の国王ヘンリー8世の離婚問題から起こった確執と権力闘争という、英国史上有名な史実を描いている。
特に、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した、トーマス・モア役のポール・スコフィールドを筆頭に、ずらりと顔を揃えた名優たちも見どころ十分で、ロバート・ショーがヘンリー8世を生き生きと好演している。
リアリズムで貫かれた、フレッド・ジンネマン監督の演出の格調の高さは、彼の最高作だと思います。
信念のためには、権力にも抵抗し、死をも厭わないという、トーマス・モアの人間像には驚嘆するばかりだ。
アメリカン・ニューシネマの台頭以前の弱体化したハリウッドが、意地を示した正統派歴史劇の秀作だと思います。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
亀梨くんのサイコパス演技は結構見応えあって良かった。怪物の木こりの正体にも納得できました。もっとグロな感じを想像していましたがモロに見せずに雰囲気で魅せるところがなかなかの出来だと思う
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
この映画「日曜はダメよ」は、1960年度カンヌ国際映画祭で、主演のメリナ・メルクーリが主演女優賞を受賞し、大ヒットした主題歌が、外国語映画初のアカデミー歌曲賞を受賞した作品だ。
港町ビレウスの娼婦イリヤは、日曜だけは古典悲劇の鑑賞のため、仕事を休むのだった。
だが彼女は、悲劇を全てハッピーエンドに受け取っていたのだ。
アメリカ人の旅行者ホーマーは、そんな彼女に正しい鑑賞法を教えようとする。
愛する女性を自分の望む姿に変えたいという、男の永遠の願望が描かれてているが、メリナ=ギリシャに安住の地を見つけた、ジュールス・ダッシン監督自身の喜びが、画面全体からあふれている。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-03
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「四谷怪談」の主演の長谷川一夫は、天下の二枚目だ。
その彼が伊衛門を演じるというので、厄介な問題が生じてしまった。
四谷怪談の主人公、民谷伊衛門はおのれの欲望のためなら、人殺しも平気な極悪人だ。
だが、いかに夏の定番とはいえ、天下の二枚目に悪役はさせられない。
そこで、このジレンマを解決するため、ストーリーの大改変が行われたのだ。
すなわち、伊衛門を上司の娘婿に仕立てて、出世の手蔓としたい周囲の陰謀で、彼は妻が不貞を働いていると信じ込み、死に追いやるが、遂にその真相を知り、悪人達と大立ち回りの末、これを討ち果たす。
もともと鶴屋南北の戯曲自体が長いので、映画化の際、かなりの脚色を行うのが常だったとはいえ、悪玉を善玉に変えてしまったのは、この作品くらいのものだろう。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
「セイント」は、バットマンやジム・モリソン、エルヴィス・プレスリーなどを演じてきたヴァル・キルマーが、12人の聖人の名を使い分ける怪盗に扮した冒険アクション映画だ。
暗い少年時代を経て、世界を股にかける大泥棒になったセイントこと、サイモン・テンプラー。
純粋な心を持つ科学者エマと恋に落ちた彼が、ロシア帝国の復活の野望に燃える大富豪トレティアックの陰謀を打ち砕くのだ。
この映画の元ネタは、ロジャー・ムーアが1960年代に主演した、TVシリーズ「天国野郎/セイント」。
野暮ったい親爺から謎めいた芸術家の青年まで、クルクルと変装してみせるヴァル・キルマーの演技が楽しい。
その軽いテイストの一方で、いかにも寒そうなロシアでのロケによる映像が、重厚なサスペンスを醸し出していると思う。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-03
🌊フィリピン地震に起因する日本沿岸地方の長引く津波注意報の今朝のニュースを聴くと壮絶な本篇映像がふと脳裏に過ぎり
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
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学生運動を歌った、♪ぼくたちの失敗
時が、なぜていく
大人が子供の頭を撫でるように、
君も、大人になり、時が来れば、そのなぜが?
頭を撫でる風のように、春風によって、氷解するだろう?
だから、なぜるである意味も納得するだろう?
学生運動によって、男は、女性蔑視、差別、
今、世界で起きている戦争も、男主導で、女性蔑視、女性差別が横行。
弱虫な男程、よく吠える。
変われない僕たちは、地下の喫茶室。
世界がこの歌を理解する時、世界中のなぜが?
頭を撫で
時がなぜるを理解する。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
エスプリが利いてると言うべきなのだろうが、現代の視聴者からすると冗長で評価しかねる出来栄え。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
このエリザベス・テイラーとウォーレン・ベイティ競演の「この愛にすべてを」は、「シェーン」「ジャイアンツ」などで知られる巨匠ジョージ・スティーヴンス監督の遺作となった、ブロードウェイの舞台劇の映画化作品だ。
ラスベガスを舞台に、コールガールと流れ者のピアニストが出会い、お互いを傷つけあいながらも、やがて確かな愛を取り戻していく姿を、切々と描き出していると思う。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
「クリムゾン・リバー」は、フランス映画ながら、セリフは全て英語、製作費20億円の巨費を投じて製作されたハリウッド色の強いアクション・スリラーだ。
ジャン・レノ、ヴァンサン・カッセルとフランスを代表する二大俳優の顔合わせは、新鮮味があり、迫力満点だ。
連続猟奇殺人事件と墓荒らしという、別々の事件を追っていた二人の刑事が、雪山で遭難する。
それぞれの事件が、一つに結び付いた時、田舎町に隠された驚愕の秘密が、彼らを襲うのだった----------。
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
当時、映画館で観た。映像の緻密さは凄い。ねぶた祭りのような音楽も印象的だったが、グロテスクなシーンも多く、登場人物にも感情移入出来ず、総じて苦手な作品。
ただ、海外に日本の映画の質の高さをアピール出来たのは良かった。
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
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個人的に1回目の方が面白かったです。
今回の琵琶湖より愛ーも面白かったといえばいえばそうなのですが、内容をぶっこみ過ぎて、流れを掴みにくかったです。
琵琶湖よりも周りの大阪を派手にし過ぎてた感じ。尺の問題もあると思うけど、琵琶湖の水を止める事によって、近畿がいかに困るかをもっとやればもっと面白かったのに。
登場人物が次から次に出てきて、言葉よりも、パフォーマンスが長いように感じた。ハイヒールモモコにもセリフはなかった?し。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-02
とにかく観てほしい。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
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この映画「オーメン2 ダミアン」は、「エクソシスト」と並ぶオカルト映画の金字塔とも言える「オーメン」の続編
この映画は、ダミアンの心情を描くのが主軸なので、恐怖の点では前作に遠く及ばないが、ドン・テイラー監督はアクティブな演出に挑んでいると思う。
例えば、女性記者の目を突いてつぶすなど、ダミアンの秘密を知った者を襲う、悪魔の使いのカラスが不気味だったり、エレベーターでの凄まじい胴体切断、氷の下に落ちて流されて溺死するなど、殺戮場面は前作以上にショッキングで見世物的な要素が強くなっている。
ただし、殺される女性が赤いコートを着ていたり、エレベーターが強烈なオレンジ色であったりと、何か思わせぶりで暗示的な演出が感じられてしまい、前作にあった"偶然の出来事による死"という印象が薄れてしまったのは残念だ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
「蜘蛛女」は、意外と面白くて、興奮させられる映画だ。
レナ・オリン扮する女マフィアというのが、凄いのなんのって。
悪女なんていう生易しい言葉では追いつかない、ほとんどクリーチャー、モンスチー、フリークという域にまで達している。
口に書類を咥え、手錠をかけられた後ろ手でカバンをつかみ、タッタッタッタッとガニマタ状態で駆け出して行く、あの場面だけでも、この映画は傑作だ。
フィルム・ノワール好きの男たちのしみじみとした悪女幻想に蹴りを入れている。
こんな凄い女を考え出した、女性脚本家のヒラリー・ヘンキンは、只者ではない。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-02
ケルト系のサウンドを聴いて居ると本篇の波乱万丈の物語の映像が甦って来るんだね
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2023-12-01
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平日昼で客席70%いかないくらい。滋賀件で見たが、笑いはちらほら。
鮒寿司とか、赤こんにゃくとか安易。ちゃんと取材したのかな?すごいネタが表面的で深堀りしてない。琵琶湖だったら1/6を即答とか、カロムとか、京都に対する憧れとか。色々面白そうなネタあるのに。埼玉は東京に憧れがあって地名出てたけど、滋賀の地名も彦根とか少しだけ。滋賀奈良和歌山兵庫京都大阪と色々出過ぎで、それぞれの特産言うだけで、浅い。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-01
この映画「ロストボーイ」は、恐怖とお笑いとロマンティシズム----全部欲張りすぎて、若干、消化不良の感じもするが、私は欲張り映画は、基本的に好きなので、楽しく観れましたね。
バンパイアたちの逆さ吊りになって眠るとかの寝姿とか、フィンガークロスとかのとぼけたお笑い感覚も捨てがたい。
遊園地のジェットコースター、鉄橋でのキモ試し、バンパイアとの決闘シーンなど、飛翔と落下の垂直的なイメージが、全編に漂っているのも面白い。
また、衣裳も実に神経がいきとどいていて、楽しかったですね。