愚か者のブルース 作品情報

おろかもののぶるーす

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30年前、伝説の映画を監督したが、今や過去の人となっている男・大根(加藤雅也)。大根は、ピンサロ嬢として働くタマコ(熊切あさ美)のヒモとなり空虚な生活を送っている。 そんなある日、タマコの昔の男が「俺から離れられると思うなよ」と現れる。大根とタマコは大学時代の後輩が館長を務める広島のストリップ劇場に逃げ込んだ。そして二人を温かく迎え入れる館長(横山雄二)の計らいで、大根と劇場タマコはストリップ劇場の楽屋に住み込むことになる。二人の人柄に惹かれ、歓楽街に住まう仲間たちも歓迎ムード。温かく満ち足りた時間が続いていたが、大根がストリッパー(小原春香)に手を出したことで、それぞれの関係性が崩れ始める。「あんた、格好悪すぎるよ」大根を叱責する館長の言葉にも上手く対峙できない大根。そしてヒモに成り下がった映画監督・大根の心の葛藤を優しく見守るタマコにもまた、人には言えない凄惨な過去があった。果たして、不器用に生きる愚か者たちの未来は……。

「愚か者のブルース」の解説

2015年公開の「浮気なストリッパー」、2作目の「彼女は夢で踊る」に続く、広島発のストリップ劇場3部作の最終章。前作では劇場の社長役で主演した加藤雅也が、本作では共同企画・主演を務め、30年前に伝説の映画を撮ったものの今は落ちぶれている映画監督を哀歓深く演じた。「ヒモ」のような映画監督を健気に支えるピンサロ嬢・タマコ役に熊切あさ美。加藤に女を寝取られたチンピラ役に実力派・仁科貴。加藤と熊切が逃げ込むストリップ劇場の館長に、3部作の企画者であり、本作で監督・脚本を務めた横山雄二。広島の歓楽街に息づく風変わりな仲間たちには筒井真理子、お笑いコンビ・デンジャラスのノッチ、タマコの母親役に39年ぶりの映画出演となる、ピンク・レディーの未唯mie、ストリッパー役に元AKB48の小原春香、佐々木心音、矢沢ようこ。中国地方に唯一残っていたが、2021年に惜しまれながら幕を閉じた広島第一劇場の最後の貴重な姿が収められている。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2022年11月18日
キャスト 監督横山雄二
原作横山雄二
出演加藤雅也 熊切あさ美 横山雄二 佐々木心音 小原春香 矢沢ようこ さいねい龍二 ノッチ 仁科貴 筒井真理子
配給 アークエンタテインメント
制作国 日本(2022)
年齢制限 PG-12
上映時間 95分
公式サイト https://www.orokamono.net/

(C) 2022 by Yokonandes Film

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-02

愚か者のブルースを観て、とても感動した。私は過去を振り返れば、20年近く新聞記者として昼間の世界にいた。だが40代の頃は正確に言うと8年ほどだが、夜の世界にいた。この時代に私は夜の世界の様々な経験をしている。またある大手の芸能プロダクションに入ったのもこの頃である。それだけにこの映画はあまりにも共感できるところが多かった。私はこの映画を観ながら、ストーリーの世界に魅了されてしまった。また私は熊切あさ美さんの大ファンなのだ。熊切あさ美さんは演技もほんとに素晴らしい。大好きだ。この映画は最高のエンターテイメントだと思う。

最終更新日:2024-02-12 16:00:01

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