チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2:P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-10
悪霊との目眩く抗争劇が魅せるエンターテイメント,アクションなレスリー・チャン
悪霊との目眩く抗争劇が魅せるエンターテイメント,アクションなレスリー・チャン
交通ラッシュのハイウェイを、撮影隊のトラックが、撮影しながら走る。
雨が降ってくる。日が暮れる。
ロケ現場の現実の時間を、生々しく感じさせる素晴らしいシーンだ。
これが、すべてセットだという。
映像の魔術師フェデリコ・フェリーニ監督のめくるめくイメージの洪水に、思わず心地よく溺れてしまう、幻想と瞑想の宇宙。
映画のタイトルに、監督本人の名前を入れた、初めての偉大な私映画の作家、フェデリコ・フェリーニ。
この映画は、まさにフェリーニの都市論、文明論とも言えるだろう。
貧しさゆえに忍びの世界に入ったカムイだったが、明け暮れる殺戮の日々に嫌気がさした彼は、この世界から抜け、裏切り者として追われる身となる。
そんな中、偶然、命を救った漁師の半兵衛一家のもとに身を寄せることになるが、そこには半兵衛の妻として身を潜めるかつての仲間スガルもいた--------。
CGを駆使しないと映像化の難しい映画だったかもしれないが、そのCGの多用が却ってリアル感をなくし、さらにはしつこい感じと残忍な映像シーンを強調するだけの作品になってしまったのではないかと思われる。
その割りに、たとえば伊藤英明が乗っていた船などは、作り物アリアリのCGで、最近のCGとしていかがなものだろうか?
ストーリーも大して内容のないものが、ダラダラと続き、イマイチ印象に残りにくいし、結末も後味が悪い。
白土三平の原作の良さを本当に出しているのか疑問の作品。
氣、水、土、火の4つの王国が均衡を保っていた世界で、火の国が他国を侵略する。
人々は4つのエレメントを操ることができる救世主・アバターの出現を待ちわびていた。
そんなある日、水の国の少女・カタラは氷に閉じ込められた少年アンを助ける。
彼こそアバターだと確信したカタラはアンとともに北の水の国へと向かうのだった------。
壮大な世界観を予想されるような物語の設定だが、ストーリーにしろ世界観にしろ、安っぽく貧弱な感じは否めなかった。
またハリウッド映画のイメージは薄く、どちらかというと香港映画(カンフー映画)あるいはタイ映画の「マッハ!」などを観ているような感じだった。
またシャマラン監督だったというのも驚き。
実はラストのエンディングを観るまで知らなかったが、「シックス・センス」で衝撃を与えておきながら、その後、期待を裏切り続けているシャマランが監督だったとは!!
またしてもという感じだったが、知らなかった分、裏切られ感は感じずに済んだ。
それにしてもラストから、ありありと続編を予告していたが、大丈夫------?という映画だ。
怖くて危険な絵画の様なイリュージョン🎦
本篇撮影ピーター・サシツキーはあの恋愛劇映画小さな恋のメロディも撮ってるんだ
ながい髪のキャサリン・ロスの魅力の在るミステリアスば作品,イヴ・モンタン共演
ダニー・コーエンの撮影はモチーフの画家の絵画の如き秀逸な構図,そして生き生きしたportraitでも在って魅せられたんだね
マイアミでマフィアの借金の取り立て屋をしているチリ(ジョン・トラヴォルタ)は、大の映画好き。
対抗するヤクザの幹部と喧嘩をした後、取り立てに行った洗濯屋が、実は飛行機事故で死んだと思われたのを幸いに多額の保険金をせしめ、ラスベガスにいることをつきとめる。
その後、舞台はロサンゼルスに移り、B級映画のプロデューサーのハリー(ジーン・ハックマン)と知り合い意気投合、新作をめぐって、麻薬ギャングやマフィアの親分まで割り込んできてのトラブルとなってしまう。
犯罪小説で有名な作家エルモア・レナードが書き上げたコメディの映画化で、洒落た味わいの粋な作品に仕上がっていると思う。
憧れのスターと同じコートを着たり、好きな映画をまた再上映で観に行って、セリフを先取りして口ずさんだり、ハリーと昔懐かしい名作映画の話をしたりという、トラヴォルタの映画オタクぶりは面白いのだが、映画界の内幕の面白さというところまではいっていない。
そして、登場人物がやたらに多いのもコメディの効果になるより、わずらわしい感じになってしまっているような気がします。
場末の酒場のピアノ弾き、シャルリを演じるシャルル・アズナヴールが絶妙だ。
絶望しながらも生きていく人生の味といったものが、映画を観終わった後、胸の奥にソッと残される、そんな感じの映画なのです。
随所にフランス映画的なエスプリが散りばめられていて、楽しませてくれます。
特に、シャルリの幼い弟を誘拐する、二人の悪漢の憎めない好人物ぶりが愉快です。
ラストの雪の中の一軒家をめぐる銃撃シーンは、殺し合いなのに、なぜか牧歌的でのんびりしたものがあります。
暴力は大嫌いだという、フランソワ・トリュフォー監督の面目躍如といったところで、犯罪映画の形を借りた”愛の映画”になっているのです。
二枚目でも、タフガイでもない主人公のシャルリが、この犯罪映画でもあり、恋愛映画でもある、この映画にピッタリで、特に彼のシャイな雰囲気の描写は、つっぱらない映画の楽しさを満喫させてくれます。
それは、いかにも”フランス的洒脱さ”と言ってもいいのですが、粋に昇華しないのは、そこに人生への”苦い絶望”が込められているからだと思うのです。
篠田正浩監督の「卑弥呼」は、日本の古代史について、一つの奇抜な幻想を展開してみせた映画だ。
脚本を書いた富岡多恵子と篠田正浩は、有名なヤマタイ国の女王・卑弥呼を手掛かりとして、古代日本を、アマツカミをまつる国と、クニツカミをまつる国との対立抗争という局面で捉えている。
卑弥呼(岩下志麻)は、このアマツカミをまつる国の巫女であり、物語はこの国の内部の政権争いと、クニツカミをまつる国を征服することとが、ないまざった形で進行するが、実のところ、その政治的な葛藤は、卑弥呼とオオキミやその息子たち、宰相のような立場にある老人(三國連太郎)、卑弥呼の弟のタケヒコ(草刈正雄)などの複雑に入り組んだ関係が、かなりわかりにくい。
古代日本の政治とシャーマニズム、それとエロスとの関わり合いなど、発想はたいへん奔放に思われるが、印象に残るのは主として、視覚的な奇抜なアィディアだ。
篠田正浩監督は、次々と風変わりな映像を打ち出してみせているが、いささかとりとめがなかったような印象を持ちましたね。
1970年代の初頭のアメリカ映画界は、いわゆる”アメリカン・ニューシネマ”ブームで、体制批判的なテーマの映画が横溢している中にあって、この映画「大空港」は、ハリウッドらしいスペクタクルとドラマを蘇らせた作品だ。
アーサー・ヘイリーの原作の小説「AIRPORT」は、1968年から1969年にかけて、アメリカだけでも400万部を売り尽くした大ベストセラーの映画化作品だ。
オールスター・キャストで描かれる、スペクタクルと赤裸々な人間模様。
この映画の面白さが、スリルと抜群のスペクタクルだけにとどまらないのは、そういった名優たちの演技を通して、一人一人の人物を克明に描き上げ、見事な存在感を持たせているからだ。
しかも、カメラは一人の俳優だけを追うのではなく、画面には常に二重三重の人物が描き込まれていく。
1940年代から活躍するハリウッドの巨匠、ジョージ・シートン監督の実に厚みのある名演出が、この映画の粋を味わわせてくれる。
このアラン・J・パクラ監督の「ソフィーの選択」の男女の主人公たちは、若き日に大きな心の傷を受けて、生涯その痛みに耐えて生き抜いた人たちだ。
ポーランド女性のメリル・ストリープが演じるソフィーは、ナチスの脅威を説いていた、大学教授の父親とその弟子の夫とを、ドイツ軍に連れ去られて、殺された過去を持つ女性だ。
彼女自身も、闇のハムを買った為に逮捕され、ユダヤ人でもないのに、難民収容所行きとなった。
その時、腕に刻みこまれた囚人ナンバーと、愛する者を奪っていった、キリストへの抗議から、自ら手首を切った傷あとは、彼女の身体から永久に消える事がなかった。
底知れぬ痛みに耐えて、戦後を生きるソフィーには、救いのない結末が待っている。
十字架を背負った女性の悲劇を描いて、アラン・J・パクラ監督は、観る者を深い思いにふけらせる。
代表曲♪ You've Got a Friend
を知ったのは約25年前、散髪をしている時、有線のBGMかラジオから、数人の
構成のカヴァーかな?とっても良く、心に響いた。
その後、ジェームス・ティラーにたどり着き、
オリジナルのキャロル・キングへ、
どちらも最高なのですが、
この映画自体が、まるで、この曲に出会った流れに似ているなぁなんて思いました。
本人の特別ファンではないが、
プレイリストの定番の曲を生演奏のコンサート版で、鑑賞できる機会が巡っ来るとは、
また、本当、お気に入りの曲を歌唱する彼女の人と成りは、イメージどおりでした。
それと、この作品も、普段は気にしない前売り券のコーナーに自然と視線が向かい、思わず購入。
深まる秋の巡り合わせがなければ見逃していたかも知れません?
深まる秋のご縁、25年越しのご縁も秋、なんだか、感慨深い。
この曲の誕生秘話、そのエピソードも感慨深い。
♪私の名を呼んで、
その意味も、秋の様に、深まる。
なぜか、日本を起点に、物語は始まりますが、かなり強引なこじつけ、CGもゲーム仕様な感じだったが、
日本へのリップ・サービスくらいと受け取っておきます。
タイトルは、終盤で、真の意味が明らかになりますが、三時間の見応えある作品ですが、なんと、前編なので、驚き。
おそらく、本国では、通しの上映だったのでしょう?
まあ、半分しか鑑賞していないが、三時間、飽きることなく楽しめました。
後編は、何時だろか、期待を込めてこの評価。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
ゴジラはとても良かったです!ただ銀座での側面から見て足の付け根の可動がソフビに見えてたのはご愛嬌。 脚本は残念賞!?あんな大被害の中、政府・行政を完全遮断して有志で立ち向かう設定は無理がある。GHQが動かないとか自衛隊がまだ存在しないのは分かるけど… 典子との離れ離れももうひと工夫が欲しい。どれだけ探す努力をしたのか。つまり説得力が不足してる気がする。
もののけ姫の世界?
終始よくわからないなりに、映像が美しいのと役者さんの演技が上手くて引き込まれます。水川さんはカエルだと思ってましたが、刺す女だから、、、そうかぁ、、、みたいな。マムシ良かったな。
山田孝之さんの最低っぷりも良かった。
エンドロールでしっかり見てください(笑)
この映画「アウトロー」は、南北戦争中に、北軍のゲリラに妻子を虐殺された農夫が、鍬を捨てて銃を握り、復讐の旅に出るという、クリント・イーストウッド監督・主演の西部劇だ。
西部劇のファンならば、「七人の無頼漢」や「必殺の一弾」といった、忘れ難い映画の記憶が、この映画に刻み込まれていることを、ある種の感動を持って、思い出すのではないかと思う。
復讐を終えた男は、最後は死ぬのだが、それは単にヒーローの死といったことではなく、むしろ、ヒーローの夢よりも、普通の人間の生活を選んだアメリカの男たちの決意、「西部魂」や「シェーン」などにも共通する心のような気がする。
追跡隊のジョン・ヴァーノンが、主人公の死を確認する幕切れに、ジョン・フォード監督の「リバティ・バランスを射った男」の中で、新聞記者が言った、「事実よりも伝説をとって世に伝えます」という有名なセリフを思い出しましたね。
このシリーズ第3弾の「網走番外地 望郷篇」は、網走帰りの高倉健が、故郷の長崎へ帰って来たことから物語が始まる。
”八人殺しの鬼寅”こと、嵐寛寿郎は、この作品のみ、旭組の親分役で登場している。
田中邦衛や由利徹、砂塚秀夫、”番外地ファミリー”の妙味。
林田マーガレット演じるハーフの生意気さも微笑ましい。
何よりこの「望郷篇」が、シリーズ屈指の傑作とされる最大の要因は、高倉健が悪玉の安部徹らを斬殺した後のシークエンスに集約されている。
「七つの子」を口笛で吹きながら、静寂の中、現われる杉浦直樹。
肺病の殺し屋という特異なキャラクターも、エキセントリックなら、高倉健が「よく逃げねえでいたな」と言うのに対し、杉浦直樹が「飯食っちまったんでな」と交わされる会話も、可笑しみを誘い出す。
そして互いに、長匕首を向けて、一対一で斬り合う一瞬を、再生&停止の連続で見せる、石井輝男監督の映像感性と、演技者の阿吽の呼吸が素晴らしい。
ゴジラの登場シーン、映像が美しかった。
そして、あのBGMの流れるタイミングが秀悦!
迫力あります。
役者さんの熱演、「生きて、抗え」というテーマも良かったと思います。
いろいろなご意見もあると思いますが、私はとても感動いたしました。
皆さん、ぜひ見てください!