映画感想・レビュー 983/2577ページ

人間失格 太宰治と3人の女たち:P.N.「hiro」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-09-28

予告編みた時は期待してなかったのですが、本編はなかなか見応えがありました。尺も長いので途中若干疲れましたが、それも含めて文学っぽいのかなと。でも最後の人間失格が執筆されるまでの流れは中だるみを払拭するスカッとさがありました。
みなさん書かれてるように宮沢りえさんの演技素晴らしかったですが、小栗旬さんもけっこうハマってたのでは??
人としてすごくダメさをきわめた小説家が世紀に名を残す大作を生み出すギャップが、どこかコミカルにも感じられてすごくよかったです!

夢二:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-28

本篇でも沢田研二演じる竹久夢二が奇抜な着物を着て居てアッと云わせたが、東京根津の弥生・夢二美術館共通展示の〈アンテイック着物展〉にはハイカラ模様の着物が沢山集まって魅惑的だった…。夢二の絵画も着物に着目して見るのも又愉しい!

太陽を盗んだ男:P.N.「SKK」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-28

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

基本情報でなぜ公開日が2001年になっているの?
1979年の封切だったが、自分がこれまで無数に見てきた映画の中で一番印象に残っている。
当時、これほどの映画がなぜあまり話題にもならないのか不思議だった。
アクションシーンなどは荒唐無稽だが原爆製造のプロセスがリアルで引き込まれた。
理科教師の主人公が授業で原爆製造の解説をするのだがそこで板書する数式は本物だったそうで、プルトニウムさえ入手できれば理系の学生なら本当に原爆が作れてしまう思えるリアリティーがあった。
オウムが多くの兵器開発をしていた事実を知った時にこの映画が頭をよぎった。テロリストの目には触れてほしくない映画である。

カメラを止めるな!:P.N.「SKK」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2019-09-28

正直見ているのが苦痛だったが、そのうち面白くなるんだろうと期待して我慢した。しかし、結局面白いと思える要素が一つもなかった。
学生の自主制作映画のアベレージにも届いていない。

THE PROMISE/君への誓い:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-28

スター・チャンネルでトルコ映画〈リリー,戦火の愛〉2017に続いて本篇を視聴す。アルメニア人のジェノサイドの史実に触れた本篇の方はトルコでロケする事が禁じられた事等,関連監督インタビューに詳しい

記憶にございません!:P.N.「ブッタ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-28

声出して笑った!
有るようで、有るわけない世界だからこその面白さ、コメデイを見る時は、何も考えずリラックスして見ることが好きな私は最高の時間を過ごせたと思う✱
田中圭グッと🌟

アデライン、100年目の恋:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-28

本ミキール・ハースマンが戦火のトルコを舞台に看護婦役のヘラ・ヒルマーと恋に墜ちるイスラム教徒とクリスチャンとのラブ・ロマンスが映画〈リリー,戦火の愛〉だった。一寸ヘミングウエイ原作の「武器よさらば」見たいな雰囲気も在ったけど

アド・アストラ:P.N.「真浦塚真也」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-28

予告編や特報で受けた印象とあまりにも違く、それに面食らいましたが、脳内修正しやすい作りだったので、すぐに引き込まれて夢中で観てしまった。父と子の良質な映画でした。

やわらかい手:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-28

35年振りに見るマリアンヌ・フェイスフル女史の演技に感動する。一時でも印象に残った女優の年輪に、生き抜いてきた力強さを感じた。題材はキワモノでも中身は立派な人間ドラマ、そしてラストはフランス映画の「男と女」に負けない恋愛映画です。ゆったりした流れの展開に合ったフェイスフルの足どりがいい味出してます。日本の性風俗からヒントを得た商売が主人公を救う物語の根幹は、「フルモンティ」から連なるイギリス映画の人生応援歌の伝統スタイル。ただし、深刻さとユーモアの両面を描く表現者の大人度は高いが、演出の技巧の上手さと新しさはない。

パフューム ~ある人殺しの物語~:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-28

「プリンセス・アンド・ウォリアー」で才覚を発揮したトム・ティクバ監督のベストセラー小説の映画化。18世紀のフランスが舞台でも、主要スタッフはドイツ人が多く、音楽もサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルと徹している。これはフランスの香りよりドイツ・グロテスク美学の色彩が強い。”香り”を視覚化する映画史上初の試みだが、それまでの映画化にたどり着けるまでの困難さを想像すれば、作品完成だけで満足すべきかも知れない。
衣装デザインと美術は素晴らしい。
この題材なら映画ではなく、舞台のオペラなら成立するのではないか。この世のものとは思えぬ、まさに究極の”香り”に包まれた観客は、身も蕩け恍惚と化し、深い理解と同情を主人公に抱くであろう。

麦の穂をゆらす風:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-09-28

1920年のアイルランド独立戦争と条約の評価で二分した内戦を描いたケン・ローチの傑作。ローチの冷静で真摯な視点が、劇的事件に翻弄される人間を感情移入せず、また飾り気なく描いてリアリズム表現を貫徹する。「ライアンの娘」のデビット・リーン監督のような感情の振幅をドラマチックに描く演出ではなく、時代を伺わせるような、張り詰めた緊張感が勝る演出がローチらしい。
「バットマン」で注目したキリアン・マーフィーの演技が素晴らしい。日本語タイトルが昔の付け方みたいのと麦畑で振り向くマーフィーのスチールカットが印象的。

キンキーブーツ:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-28

倒産寸前の靴工場を相続した若社長と新規事業改革でサポートするドラッグクイーンの黒人歌手との友情を描いたコメディ映画。脚本、演技、演出とすべて丁寧に創られた佳作。登場人物の人としての温もりと演出のサラッとしたタッチのバランスがいい。イギリス映画らしい人生の応援歌の役割を全うした良心作。
ドラッグクイーンを演じるキウェテル・イジョホーのキャラクター表現が傑出して、彼の存在でこの映画の品格が出た。社長と従業員の関係、婚約者とのすれ違い、解雇した女性社員とのエピソード、そして黒人歌手に向ける男性社員の偏見と和解、脚本がやるべき事に不足はない。

SWEET SIXTEEN:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-28

スコットランドの地方都市を舞台に、麻薬組織に足を踏み入れてしまった15歳の少年を主人公にした青春残酷映画。特殊な家庭環境でも完全な不良になりきれない主人公への理解は、投獄された母へ対する純真な息子心で分かるが、それ以外は現実的で、ローチ監督の冷徹なリアリストの視点は終始一貫している。現実の世界を忠実に克明に描く徹底振りや生真面目さは十分理解します。ただ、ドラマ本来の人間を描くという点では物足りなさが残る。

やさしくキスをして:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-28

イギリス白人女性とパキスタン男性の宗教・文化の障害を乗り越えようとする恋愛映画。ケン・ローチは、単なる恋の駆け引きではなく、移民国家における恋人たちの家族の軋轢をリアリズムで描く。そして、通例のメロドラマに登場するヒロインにあるべき理想の女性像が微塵もない。なぜ男が家族の絆を犠牲にしてまでヒロインに惚れるのか、他者がまったく理解出来ないくらい魅力がないのだ。身勝手で我儘なヒロインの虜になったパキスタン男の苦悩をケン・ローチは冷静に客観的に描く。
本来ドキュメンタリーで扱うべきテーマを敢えて劇映画にした脚本家ラヴァティとローチの製作姿勢には感服するが、感動はない。

ROCK YOU![ロック・ユー!]:P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2019-09-28

14世紀の貴族の馬上槍試合(ジュースティング)を題材に、ひとりの平民出身の若者が”道を拓く”志を貫き成長する物語に、クィーンなど80年代のロック音楽を合わせた異色作。物語は勿論、衣装もダンスも時代考証したものではなく、現代風にアレンジしていてロック音楽との違和感がないのがいい。先が読めるストーリーが唯一勿体ないが、映画の骨格は確りした佳作。
演技開眼する前のヒース・レジャーの癖のない演技が観られます。

最終更新日:2025-06-24 16:00:02

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