沈黙 サイレンス:P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-15
原作者は転向者に視点を充てたので資料探しに苦心したと云う本篇
原作者は転向者に視点を充てたので資料探しに苦心したと云う本篇
そして遠藤周作著作・人生の踏絵にも沈黙や本篇原作の構想等の話が出て来る!事件そのものでは無く取り巻く人間の弱さを凝視する作者の眼差しが
しようがなく子供を託されて、その親捜しをして行く、そんな映画が「神様のくれた赤ん坊」だ。
尋ねて行くうちに、いろんな人生が見えてくる。
そこでの人間の面白さみたいなものが、この映画の良さだろう。
そういう事をやって行くうちに、結局、子供というのは、血の繋がりではない、という結論になって行くのも納得出来る。
一種の人情喜劇のスタイルだが、それをべとつかない形の辛口のタッチで描いたのは、前田陽一監督の手腕だろう。
この「犯罪都市」シリーズは、本当にマ・ドンソクの魅力をたっぷり堪能できますね。
強気をくじき、弱気を助ける、しかも愛嬌があって、本当にマ・ドンソクは素晴らしいですよね。
我々が求める理想的なヒーロー像を体現していますよね。
こういうタイプの映画では、悪役の存在がとても重要で、悪役が凄ければ、凄いほど、主役が引き立って、映画的緊張感が増しますよね。
シリーズ1作目で、強烈な悪役を演じて、我々観る者を震撼させたユン・ゲサン。
このユン・ゲサンという俳優は、もともと主役を張れる演技派の個性的な大物俳優で、そんな彼がこの映画では残忍で凶暴な悪役を、実に憎々しげに演じていましたね。
そして、クライマックスでの、マ・ドンソクとユン・ゲサンの空港でのトイレでの格闘シーンは、本当に息を飲むほどの迫力に満ちていて、アクションシーンの素晴らしさを堪能できましたね。
それにしても、ユン・ゲサン、相手が悪かった。何しろ超ド迫力のマ・ドンソクですからね。
最後は、やっぱりボコボコに叩きのめされてしまいましたよね(笑)。
この「007は二度死ぬ」は、長期の日本ロケを敢行、1967年度の日本での興行収入No.1の大ヒットとなった作品だ。
007シリーズ5作目の作品で、原作通り日本ロケを敢行し、日本中が007に沸いた。
しかし、その中身は奇々怪々で、日本人の漁師に化けたジェームズ・ボンドが、海女と結婚したり、忍者の登場など奇怪な場面が続出する。
いわゆる"国辱映画"としての楽しみ方もできる一方で、ソニー製の超小型ビデオやトヨタ2000GTなど、日本の高度経済成長期が生んだ逸品の数々が、画面狭しと活躍するのは救いだ。
日本からは丹波哲郎の他、ボンドガールとして若林映子と浜美枝が出演。
初めて素顔を見せる、ボンドの宿敵ブロフェルドをドナルド・プレザンスが演じている。
この映画「ブリット」は、スティーヴ・マックィーンが大活躍する刑事アクション映画の傑作で、ダイナミックなカー・チェイスがスリル満点だ。
タイトルバックから見事な切れ味で見せる、英国出身のピーター・イエーツ監督のハリウッド・デビュー作。
サンフランシスコ市警の刑事ブリットは、護衛していた裁判の重要証人を殺され、その犯人を大追跡、意外な真相を暴き出す。
何と言っても、マックィーンのカッコ良さが売りの映画で、特にラストの飛行場での追っかけが爽快だ。
犯人にズドンと一発ぶち込むクライマックスの胸のすくこと。
サンフランシスコの急坂を、車が跳ね上がるスピード感あふれるカー・チェイスも見ものだ。
ただ、ジャクリーン・ビセットは、見せ場が少なくお飾り程度でしたね。
作品の出来としては、手塚治虫氏を超える事は出来ませんでしたが、手塚治虫氏を讃えての評価。
ちょっと驚いたのは、何の前触れもなかったけど、半年くらい前、図書コーナーのライブラリーの漫画のこの作品をむさぼる様に、読んでいて、改めて凄いなぁと思っていたので、より驚きをもって映画鑑賞。
最新技術で映像も格段によくなっていますが、手塚治虫氏の画力に敵うエナジーが足りない。
『ワンピース』『ドラゴンボール』『スパイファミリー』などあげれはきりがない、手塚治虫氏の子供たち、
もっと、日本のアニメーターは、手塚治虫氏を勉強すべきです。
本物に触れないと、井の中の蛙のまま、つまらないアニメほど、思い込みが、自ら自身で、折角の発展を閉ざしている。
復活する命の象徴、火の鳥。
火の鳥の認識が浅く、単なるアダムとイブ的な世界観は、租借力不足だと思います。
もう一度、手塚治虫氏作品をすべて勉強し直した方が近道だと思います。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
沈黙は金
言い換えると、沈黙は神と言える。
沈黙できる人間が少ない様に、沈黙の時間、あらゆる事象の明らかな浮上が、
約40年のアイドル事務所、女の苑、政治家等、様々な事象の浮上が、沈黙の艦隊の様に、衝撃的な駆逐が実行される。
おとなしい、無口と思われる人間も、つつけば、よく喋る。
頭の中は余計な雑念で一杯。
沈黙は、実行できれば、内容を精査する神の叡智である。
沈黙する事ができれば、相手の嘘を見抜けるし、何が最善かが、奥底から、
不思議な感覚として返答がある。
すぐにアドバイスや返答する人物は、話を聞いていなし、沈黙する事ができない。
沈黙は、金であり、神であり、真実を明らかにする破壊力である。
私は歴史は素人ですが、織田信長は戦国時代におけるカリスマ武将、時代のキーマンとして描かれることが多く、彼を扱ったメディアのおよそが軍事面、経済面、歴史的な存在意義などの面からスポットを当てているものが多い印象でした。
しかし、今回の作品はいつもと違う切り口から信長を観ることができました。
信長と帰蝶にスポットを当てることで、信長という一人の男が生々しく描かれていたと思います。
帰蝶も同様です。帰蝶の文献は少なく、人物像に根拠が無いと言われる方もいるかもしれませんが、不器用な男のところに嫁ぐことになった、これまた不器用な女。
この物語は、不器用な男女が様々な人生の荒波をともに過ごすなかで、彼らだけの夫婦のカタチを作っていく素直になりきれない二人の愛を描いた作品だったと思います。
私も最近、結婚しました。この作品を観ていると、「好き」と言葉にするって意外とできてないこと、伝えるのって難しいこと、この人(妻)と一緒にいる時間って限られてるんだってこと、たくさん頂いた気づきをこれからも大切にしていきたいなと思います。久しぶりに感動しました。
チャールズ・ブロンソンが絶頂期にテレンス・ヤング監督と組んで主演したサスペンス・アクション「夜の訪問者」。
この映画「夜の訪問者」は、チャールズ・ブロンソンがフランスに渡り、ルネ・クレマン監督と組んで大ヒットさせた「雨の訪問者」、次いでイタリアで主演した「狼の挽歌」の後に、「007シリーズ」のテレンス・ヤング監督と組んで主演したサスペンス・アクション。
ブロンソンのトレードマークの"口ひげ"、黒いTシャツに青いズボン、白いスポーツ・シューズというラフなスタイルと、身軽な体のこなしなど、まさにブロンソンの魅力がいっぱい詰まっています。
ブロンソンが最も脂が乗りきって、快調にスター街道を突っ走っていた頃の作品だけに精彩があり、生き生きとしたアクション演技を見せていたと思います。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
設定とストーリーは、かなり無理がある…しかし、映像の美しさと音楽が良い。特に、ラストに流れる「新銀河誕生」はヤマトのBGMで一番好き。
それだけに、もう少し設定とストーリーを考えて欲しかった。
個人的には、亡き父と小学生の時に見に行った思い出の作品。
NHKのcultureラジオ歴史再発見で扱われて居る宮廷料理や食文化に関する講座を聴いて北欧の本篇等のことが脳裏にふと蘇る
ゴジラ映画でもあり、ヒューマンドラマでもあり、戦争映画でもある
間違いなく山崎貴にしか描けない作品。
キャストも主演の神木隆之介はもちろん、佐々木蔵之介、吉岡秀隆、安藤サクラと実力派で周りを固めており、ヒロインが浜辺美波というところも華がある
この「テロリスト・ゲーム」は、ピアース・ブロスナンが、特殊部隊の一員に扮したアクション・サスペンスで、この作品の後に、007の主人公ジェームズ・ボンドを演じることになる。
プルトニウム爆弾を所持し、貨物列車をハイジャックしたテロ集団との死闘に、ボンドの原型が見え隠れする。
アクションも小気味良く、列車テロの後に、もうひとつ見せ場が待っている。
ただ、事態の解決のオチには、ちょっと拍子抜けしてしまった。
この「軍用列車」は、男気ヒーロー、チャールズ・ブロンソンが、史上初の100万ドルスターになった全盛期に主演した、痛快西部劇アクションだ。
1873年、疫病が発生した山岳砦に、救援物資を運ぶため、雪原を激走する機関車内で、連続殺人が発生する。
途中で、保安官に連行され乗り込んだ賭博師ディーキンが、見事な推理で名探偵ぶりを見せ、屋根の上で死闘を繰り広げ、タフガイ・ヒーローぶりを見せてくれる。
やがて、彼の正体が明らかになり、謀略を暴いてからは、列車爆破、騎兵隊と無法者が入り乱れての大乱闘になる。
監督は、「ブレイクアウト」でもコンビを組んだトム・グライスで、紅一点はいつものように、ブロンソンの愛妻ジル・アイアランド。
悪党がリチャード・クレンナで、盟友のエド・ローターも活躍する。
そして、ジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲も勇壮でなかなかいい。
「座頭市あばれ火祭り」は、ほとんどセリフなしで、ミエを切りまくりの仲代達矢の演技が、とにかく凄い。
加えて007の悪役級の貫禄を見せる、名優の森雅之の闇公方の素晴らしさ。
勝新太郎が脚本に参加し、盲人同士の囲碁にサイコロ勝負、自然の音や匂いを強調した、三隈研次監督の演出など、長年、座頭市を演じた男でしか知り得ない"市のセンス"が充填された傑作だ。
名匠・宮川一夫カメラマンによる、意外にも若々しい撮影で、大原麗子とピーターが美貌を競っているのも微笑ましい。
この「太平洋の地獄」は、鬼才ジョン・ブアマン監督が、日米を代表する三船敏郎とリー・マービンのタフガイ二人だけの競演で、パワフルに描いた文明批判映画だ。
太平洋戦争末期、南海の孤島に漂着した米兵と日本兵の対立。
先に漂着した三船敏郎は、貯めた水を守るため徹底抗戦し、煙でジャングル燻し出し作戦と、流石、世界のミフネ、やってくれますね。
一方の豪快なリー・マービンも、策を弄して、手製の原始的な武器で、サバイバル肉弾戦にうって出るのだ。
言葉が通じない二人は、敵対するばかりだが、やがて互いに捕まえ合う無益な戦いに疲れ、協力して筏を作り、島から脱出を図るのだった。
二人は酒を酌み交わして別れるのだが----------。
100点満点の何度でも観たくなる作品!
今年観た日本映画の中で、一番好きです。
廉くんの演技、100点満点!
花ちゃんの演技、とても凄かったです。
主題歌、映画にとても合っています。
映画館で観て、先日南海放送テレビで見た。観るほどに違った発見と感動がある作品。家族の時間に限りがあると、有難みに気付く。身近なことなのに、非日常に演出している。なるほどのタイトルです。全国で多くの人に観てもらいたい。そして私も、もう一度観たい。
「眼下の敵」は、"潜水艦ものにハズレなし"を代表する、傑作アクション映画だ。
第二次世界大戦下の南太平洋で出会った、アメリカの駆逐艦とドイツのUボートとの息詰まる戦いが描かれている。
海底で息を潜める潜水艦が、魚雷を発射するタイミングを計って、寸前にかわしたり、見えない相手の逃亡コースを読んだりと、ジリジリと持久戦に持ち込んだりと、互いの手の内を読みながら展開する、プロフェッショナル同士の一騎打ちがスリリングだ。
民間出身の新任艦長ロバート・ミッチャムとベテラン軍人のクルト・ユルゲンス。
互いに好敵手だと認め合う二人の対照的なキャラも際立っている。