翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて:P.N.「ボス」さんからの投稿
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2023-12-15
前作が、馬鹿馬鹿しいストーリーながら
思わず爆笑してしまった私です。
今回も爆笑する覚悟で観に行きましたが…
大げさすぎる演技の割に、
たまにクスッと笑う場面が少しあったくらいで、ガッカリ。
観客も、1割ほどでした。
館内は、盛り上がる事も無く静まりかえっていました。
最後のお姫様の本当の姿には笑ってしまいましたが。
前作が、馬鹿馬鹿しいストーリーながら
思わず爆笑してしまった私です。
今回も爆笑する覚悟で観に行きましたが…
大げさすぎる演技の割に、
たまにクスッと笑う場面が少しあったくらいで、ガッカリ。
観客も、1割ほどでした。
館内は、盛り上がる事も無く静まりかえっていました。
最後のお姫様の本当の姿には笑ってしまいましたが。
戦争は肉弾を必要とした。十代半ばの子供も兵隊になって行った。
年少兵と呼ばれた彼らは、都市や村から応募してきて、速成の訓練を受ける。
そのような子供が、兵隊になっていく様をカメラはリアルに捉えていく。
軍隊教育というのは、人間らしさを消し去っていくのだろうか。
教官役の地井武男が、自分の感情を抑えつつ、彼らを鍛えなくてはならないジレンマを好演している。
あどけなさを残した子供が、敵兵を殺しても、びくともしない面構えになって、硫黄島の守備につく。
年端もいかぬ子供たちのしごきと、死を見つめ続ける姿を、今井正監督が祈りを込めた視点で描いていると思う。
劇場もいいですが、wowowで配信された古いライブを全て放送してほしかった!さらにはDVD📀かをお願いします🙏
この映画「越前竹人形」は、主演の若尾文子の、なんともけだるく、妖しい魅力に圧倒される作品だ。
着物の着こなし、帯、首すじ、柔らかなおくれ毛、裾からはみ出た脚、白い足袋-----何もかもまぶしいくらいの美しさだ。
遊女上がりの妻の所在なさと官能的な悶えが、モノクロの画面に漂う感じさえしてくる。
水上勉の原作、吉村公三郎監督で、薄幸のヒロインと竹細工に打ち込む青年の狂気の愛を描き、胸に切々と迫るような悲劇が綴られていく。
若尾文子の淫らなと言いたいくらいの身のこなし方、そのエロティックな風情に、すべてのドラマが吸い込まれていくような印象すら受けてしまう。
長い白い道をさまよい、川べりに出て、小舟の中に倒れ込むまでの、彼女の苦悶の身振りが、痛ましく美しい。
この映画「吼えろ鉄拳」は、「忍者武芸帖 百地三太夫」に続く、真田広之主演2作目の作品。
テキサスで育った空手の使い手の若者(真田広之)が、いろいろあって神戸や香港をまたにかけ、プロレスラー、ボクサー、剣術使い、力持ち、ナチ・マニアなどと闘う痛快娯楽アクション映画だ。
監督は前作に引き続き、カルト映画の職人派、鈴木則文。
そういうわけで、真田広之の肉体の酷使は、前作以上に炸裂して凄まじい。
自殺の名所、東尋坊の崖からダイブするわ、大海原を飛ぶヘリからダイブするなど、本当にジャッキー・チェンも顔負けの物凄いスタントに自ら果敢に挑んでいる。
更に驚くべきことに、高層ビルをスパイダーマンのように自力で登ったりしているのだ。
果ては、香港市街を走る二階建てバスの上で大乱闘を繰り広げるなど、もう命知らずのアクションが満載なのだ。
また、この作品には鈴木則文監督ならではの愛すべき、おバカギャグが随所に盛り込まれていて、大いに楽しませてくれる。
中南米のジャングルでアーノルド・シュワルツェネッガーと対決した”人間狩り”を最大の喜びとする地球外生物プレデターが、今度は1997年のロサンゼルスに出現し、アクション・シーン満載のノンストップで展開する「プレデター2」。
映画の冒頭は、麻薬組織の一味対警官隊の拳銃乱射の大銃撃戦。
それを色彩フィルムのネガみたいな映像で眺めているのが、見えざる地球外生物ブレデター。
麻薬一味が退却して籠城したビルの階上へ、部長刑事のダニー・グローヴァーがコンビのルーベン・ブラベスや女刑事のマリア・コンチータ・アロンゾと突入してみると、一味はみんな惨殺されていたのだった。
プレデターは例によって、容易に姿を見せず、最後になってワニみたいな奇怪な頭の正体をチラリと見せるのだが、アクション場面の全てが暗がりでのSFXでの目くらまし戦法で処理されているので、おどろおどろしいムードだけで、具体的なことはよくわからずじまいとなり、安っぽいという印象だけが残ってしまいましたね。
以前、かなり鑑賞出来ていたと思っていたが、
改めて、鑑賞すると、ハリウッド・マジックが解けて、
日本のベテラン俳優陣の演技が見応えあります。
今まで、海外の作品を鑑賞して来て、如何に、『ブラックレイン』が、お手本になっているかが解ります。
だから、このブランクは、無駄ではなかった。
ブラックレインの意味は、若山冨三郎さんが、映画で明かしてくれます。
高倉健さんの自然な演技は、凄い、普通にハリウッドスターとこなしている。
監督の遊び心、アンディ・ガルシアとのお茶目なデュエット、ゴルゴ13張りの演出。
気が付けば、たくさんのシーン、阪急の教会のような
演出は、以前なら、身近すぎて見落としていました。
わぁ、凄い、盛り沢山の発見、盛り沢山の内容。
松田優作さんも、凄い努力家で、かなり疲れたのかも知れません?
鬼籍の方々に感謝と敬意をはらいたいと思います。
東京&大阪だけじゃ勿体無い!名古屋、福岡、仙台、札幌、、、全国で上映して欲しい!
事情があり家族には看取られない人達が次々と現れる。
それぞれの人達の人生を思うと涙無しには見れない。
だけど映画全体を見て、ラストは何故か心が温かくなった。
渡辺裕之さんの力強い演技を見たら、現実が信じ難いという気持ちになった。
日本人の優しさ、謙虚さ、奥ゆかしさ、礼儀正しさがよく出ています。料理がおいしそうでお腹がすく映画です。なんでガッチャマンなのかとトンミ、ちょっとは遠慮せえと思いました。
1960年代末から数年間、優れた活劇映画を生んだ”東宝ニューアクション”の隠れた傑作が、この大藪春彦原作の映画化「野獣都市」だ。
工学部の大学生の有間は、銃砲店でアルバイト中に偶然、製薬会社社長の石浜を恐喝した男を殺してしまうが、石浜から銃器と車の腕前を買われてボディガードを務めることになる-------。
大藪春彦の原作と異なり、2人の主人公の父子にも似た関係が印象的だ。重厚かつ不気味な存在感の名優・三國連太郎と破滅に向かって突き進む黒沢年男の温度差の対比が、実にいい。
リンチを受け廃人になった三國は、黒沢ならずとも驚愕の衝撃映像だ。
また、三國の娘役の高橋紀子の小悪魔ぶりもキュートだ。
ゴミ埋立地を舞台にした決闘シーンや暗闇でのクライマックスなど、職人監督・福田純のシャープなハードボイルド演出が光っている。
そして、音楽の佐藤勝は「アクション映画ではこれがベスト」だと語っており、ブルーベル・シンガーズの主題歌「疎外者の子守唄」もひりひりと身にしみる。
バミューダにハネムーンで訪れたカップル(ニック・ノルティとジャクリーン・ビセット)は、ある日スキン・ダイビングを楽しんでいる途中、海底で黄色い液体入りのアンプルと古いスペイン銀貨を発見した。
戦時中、一千万ドルに及ぶ麻薬を積んだまま沈没した貨物船の残骸から流れ出たものらしい。
この麻薬をめぐって正邪入り乱れ、灯台守(ロバート・ショウ)の活躍で悪は滅びる。
全編の70パーセントが水中撮影という涼味満点の娯楽映画で、ジャクリーン・ビセットの肢体が存分に楽しめるのはもちろん、サメの襲来やら巨大なウツボの出現やらの仕掛けも面白く、黄金に輝くスペインの財宝を手に、ロバート・ショウが水面に踊り上がるストップ・モーションのラストまで飽かせない。
職人技のプロが作ったと実感させるピーター・イエーツ監督の腕の冴えは、ロケ撮影の美しさとともに爽快な後味を残してくれる。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
のりこの家に押しかけるくだりで一気に冷めた。さわは、自分さえ良ければいいとしか見えない。事故の後、警察から連絡行くのもおかしいし。まだ離婚してないんだし。
梅宮辰夫扮する、不良グループのカポネ団が、暴力組織を相手に、ゲリラ戦で対抗するというのが、基本パターンの映画で、まさしく、当時の東映の岡田茂社長お得意の、”東映不良性感度”抜群のシリーズ物なのだ。
野田幸男が監督した初期の作品は、シリアスなアクション物に仕上がっていたが、シリーズ第4作目の「不良番長・送り狼」から加わった内藤誠監督が、コメディタッチを強調したのをきっかけにして、野田、内藤のコメディ合戦となっていく。
そして、最後には、梅宮辰夫以下の出演者の個人芸の合戦へと横滑りしていくことになる。
山城新伍、谷隼人、安岡力也、鈴木やすしなど、脇を固める俳優陣が、カポネ団の一員として、それぞれ個性的な演技を披露して笑わせてくれるのも、楽しいシリーズだ。
このシリーズ第1作目の「不良番長」は、新宿を根城に、いかなる組織にも属さず、恐喝、婦女暴行は朝飯前の極悪不良グループ・カポネ団の私闘を描いた、長寿シリーズの記念すべき作品だ。
1879年、イギリスの支配下だった、南アフリカのナタール州。
宣教師(ジャック・ホーキンス)とその娘が、ズール族が虐殺を開始し、イギリス軍の砦を襲撃しようとしている事を知って、砦に急報する。
砦で指揮をとる二人の将校(マイケル・ケインとスタンリー・ベイカー)は、撤退を拒否、わずか百余名の守備兵で、四千ものズール族を迎え撃つ。
敵は波状攻撃を繰り返し、ここに、アラモ砦の攻防戦もかくやとばかりの壮烈な戦闘スペクタクルが、物凄い数のエキストラの人海作戦で、盛大に繰り広げられ、当時の軍服姿がぴったりのマイケル・ケインとスタンリー・ベーカーが奮戦する。
生き残った将兵に、ヴィクトリア勲章が授けられたという実話の映画化で、ロケーションもインドが舞台で、イギリス軍の武勇伝としては、一風変わった味の映画になっていると思う。
この映画「バトルクリーク・ブロー」は、製作総指揮レイモンド・チョウ、監督ロバート・クローズ、音楽がラロ・シフリンという「燃えよドラゴン」の黄金トリオが手掛けた、ジャッキー・チェンのアメリカ進出第1作目の作品だ。
お話そのものは「燃えよドラゴン」に比べて、全く面白くない。
アメリカ映画では、何度も描かれている”ストリート・ファイト”が中心だからだ。
相手を抱きしめてキスして、背骨を砕いて殺すという残忍な元全米プロレス・チャンピオンのH・Bハガティとテキサスでの選手権大会で対戦するクラスマックスまで、恋人役のクリスティン・ド・ベルをお相手にのんびりと、おトボケの場面を展開していくのは、なかなか楽しめる。
ローラー・スケートレースなんてドタバタのお笑い場面も盛り込んであるし、場面の展開も演出も、香港映画の作品に比べれば遥かにまともな作品なので、アメリカ進出第1作目としては、まずまずだろう。
しかし、ある面では、香港映画的な風土なるがゆえに生かされていた、ジャッキーのユーモラスな魅力が半減していることも確かだ。
帝釈天の柴又界隈を舞台にした,山田洋次監督の映画男はつらいよ,寅次郎の人気のシリーズで寅さんは暫しイエスにも譬えられるけれども,洋画のリメイクの本篇も美と快の儚さに対する時と悟りの勝利と云う古楽のオラトリオ歌曲などを聴いて居るとそんな理念の発露とも想えて来る。よく監督小津安二郎の諦念と評されるが調和の世界観としての共通性があるのかも知れない
アメリカでの評価がこれまでに無く高いという記事を読んで、久しぶりに映画館に行きました。意外なことに、女性客が結構多かったですね。映画の方は、VFXの凄さはもちろんですが、泣けるストーリーに感動しました。ゴジラ映画でこんなに泣けるとは,,,,,アメリカでも受けてるのも納得ですね。見に行って良かったと思います。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
VFXは素晴らしく、ゴジラも迫力有るけど、立ち向かう人間達のストーリーが薄く、先が読めてしまい、入れない。
出来れば、現代とは違う貧しくて活気が有ったも戦後の人の考え方や泥臭い生活を見させた上で、人間の生き方と、原爆により産みだされたゴジラの生き方を見せて欲しかった。
又、死んでいった特攻隊員がいる中での、生き残りとしての葛藤は分かり難い。銀座で放射能を撒かれたら、銀座だけでなく、山手線内側は立ち入り出来ないはずですね。
細かいところで突っ込み処満載ですが、迫力はあったので星一つですね。
この映画「エスピオナージ」は、1960年に起きた、ソ連と米偵察機U-2パイロット交換事件を基にした、東西冷戦下での多国籍スパイ戦を描いた作品だ。
ソ連のKGB高官の大佐ユル・ブリンナーが、パリで西側に亡命する。
フランスのSCE部長のフィリップ・ノワレは、外務大臣の命令で、米国のCIA局長ヘンリー・フォンダに引き渡す。
イギリスのMI-6の連絡員ダーク・ボガードとの取り調べに対し、ユル・ブリンナーは二重スパイのリストを渡すが、嘘発見器に激しく反応する。
裏付け調査中、リストに記された人物が、次々と謎の死を遂げ、陰謀が明らかになっていく--------。
米ソの冷戦下、KGBが薬物催眠で洗脳した、50人のスパイを米国に送り込み、破壊活動を行なわせたテレフォン作戦。
だが、冷戦終結間近、忘れ去られたこの作戦を、再び決行しようとする、過激なスターリン主義者がいた。
この映画「テレフォン」は、その男の抹殺に、KGBの少佐チャールズ・ブロンソンが挑むという作品だ。
職人監督のドン・シーゲルの歯切れのいい演出が冴える、アクション・スリラーの傑作で、睡眠と完全記憶を取り入れたプロットが、実に秀逸だ。
ピーター・ハイアムズが脚本に参加していて、ラストのオチも観る者を鮮やかに裏切ってくれる。