映画感想・レビュー 199/2570ページ

大河への道:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-07

コミカルにしたいのかシリアスにしたいのか噛み合ってない感じです。内容は面白いのに脚本が適当な感じ。出演者でなんとか観れてる感じです。立川志の輔師匠の原作なんですね、落語で聴いてみたいです。

パラダイム:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

このジョン・カーペンター監督の映画「パラダイム」は、全編、恐怖という緊張感に包み込まれた、人類の終末を描いた作品だ。

カプセルに封じられた暗黒の王子が、女性の体を操り、サタンの父を復活させようとするが、肝心の暗黒の王子も、サタンの父も姿を見せずに、壮大な終末的世界を感じさせる点が凄い。

周囲の恐怖部分を描くことから、邪悪な中心の存在を浮き彫りにする語り口は、ジョン・カーペンター監督の独壇場だ。

歓びの毒牙(きば):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

この映画「歓びの毒牙」は、ダリオ・アルジェント監督のデビュー作で、フレドリック・ブラウンの小説「通り魔」を下敷きにしたミステリー映画だ。

彼が、イタリアのヒッチコックと呼ばれる引き金となった作品でもある。

事件を目撃した作家が、連続殺人に巻き込まれていく。
その後のアルジェント監督の映画に、数多く登場する黒手袋の犯人が、この作品にすでに登場している。

殺人シーンは、「私が一番うまい」と自ら演じている。
尚、この映画の原題は、水晶の羽を持つ鳥だ。

ゴジラ-1.0:P.N.「てつさん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

ゴジラ映画史上最高の作品。
ハリウッドGODZILLAに押されて、メイドインJAPANは、ゴジラ史上最低のゴジラ作品、シン・ゴジラの影響もあり、それほど期待なく鑑賞しました。
ハリウッドさんごめんなさち。物語も緊迫感も音楽も、ハリウッド超えちゃいました。
最高でしま。

さすらいのカウボーイ:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

この映画は、いわば、"人間の情念"が、そのまま映像になった西部劇であり、映画で描かれる、その全てが素朴で、シンプルで、そして純粋なのです。

主人公のピーター・フォンダは、おのれの心のおもむくままに西部をさすらい、人生をさすらっていきます。
そして、ふと、7年前に出て来た家に帰りたくなると、まるで風のように、妻と子供のいるささやかな農場へ戻って行きます。

さすらい人の生きる姿勢とは、まさに、このようなものなんだという、監督のピーター・フォンダの思想がよく表現されていると思います。

これは、さすらい人の仲間のウォーレン・オーツが危機に陥った時も、やはり同じ姿勢なのです。
フォンダは、ただ黙々とオーツのもとにおもむき、そして、死ぬのです。

そこには、正義感などというものはなく、勇気というほど、おおげさなものもありません。
あるのは、西部の空や野や森を自由にさまよい、飛翔する"西部男の純粋な魂"だけがあるのです。

ぬくもりの内側:P.N.「ばんちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

もう一度観たい映画!!
もっと近くで見ることができるなら何度も通いたくなる心が温かくなる映画でした。
是非とも全国で上映して今温かい心を皆に取り戻してほしい!
余韻の残る映画です。
森山さんの歌声がよく合う~。
子供達も安心して見ることがてきて大切な事を学べる数少ない映画の一つ!

カムイのうた:P.N.「ペコちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

映像が素晴らしかった。又和人がアイヌにして来たことが、いかに残酷だったか、知ることが出来た。又知里幸恵さんがアイヌ神謡集を出すまでの事も分かり島田果穂さんの圧倒的なユカラの音楽も良かった。深刻な物語が兼田先生と夫人の登場で少しホッとした所があった😅

桜の代紋:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

「桜の代紋」は、刑事である若山富三郎が、その全存在を賭けて、悪徳暴力団と対峙した物語だ。

時代劇の職人監督である三隈研次の、アクション・シーンのド迫力は、現代劇でも全く遜色がない。

検問中の警官が射殺された。巨大暴力団若頭の石橋蓮司を、強引に締め上げて、解決の糸口を掴むが、石橋蓮司を乗せた護送車が襲撃されて炎上し、彼は死亡。

敵役は大滝秀治、渡辺文雄、草野大悟。
若山富三郎はひるまずに追及するが、後輩の関口宏が殺され、最愛の妻・松尾嘉代は、人質に取られた末に惨殺される。

憎しみと怒りに満ちた若山富三郎の拳銃が火を噴いて、敵を皆殺しにする。

ラストは、無期懲役の判決を受けた若山富三郎の晴れやかな表情で終わる。

ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛:P.N.「にゃみい。」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

なんだか物足りなかった。
わかりづらいし、四兄弟にスポットライトがあまり当たらない。
アスランは来るの遅いし、ルーが可哀想だった。
あんなに真っ直ぐに信じてくれていたのに。

魔女が出てきたのは嬉しかったけど、あっけなく出て来れなかったの可愛かった。あれは封印なのか殺されたのかわからない。
そういう部分の掘り下げが少ない。

加えてピーターとスーザンはもう来れないって…えー?という感じだった。

スーザンはいつのまにかカスピアンとくっついていて解せない。
もっとそこに掘り下げがあったら嬉しかったかもしれない、なんでそんなに仲が良くなったのかわからない。

傲慢なカスピアンが四兄弟を振り回すしルー以外の三兄弟が暴走してるし、なんなんだろうこれ……。もっと夢のあるものを見たかった。

シュレック:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

吹き替え版で視聴したのだが、吹き替え版の声については、かなり好みが別れるところだろう。
個人的には浜ちゃんの声は気にならなかったが、どうしてもあの関西弁が嫌だという人は、多数いると思う。

フィオナ姫の藤原紀香は、下手といえば下手だが、浜ちゃんやドンキー役の安心して聞ける山寺宏一の声にごまかされて、気にならなかったように思う。

ストーリーとしては、まずおとぎの国のキャラたちが可笑しい。
みんなが知っているピノキオや白雪姫、7人のこびとが出てくるのだが、どうみても「おとぎの国」というイメージではない。
つまり可愛くない。

シュレック自体も、食事が気持の悪いゲテモノばかりだし、美しい姫と信じていたフィオナ姫自体も変である。
綺麗な声で小鳥と一緒に歌うシーンがあるのだが、小鳥さんが、それも青い鳥が-------。

私としては、声に微妙な難点はあるかもしれないが、あまり気にならなかった。
全体的に皮肉っぽく出来上がっていて、面白かったと思う。
シュレック

八月の鯨:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

リビーとセーラの老姉妹は、毎年夏になると、小さな島の別荘に滞在していた。
夏にだけ、その入り江にやってくる鯨を見たいのだ。

少女の頃からずっと、それが夏の楽しみだった。
しかし、今年はまだ鯨が現れない。
代わりに現れたのは、亡命ロシア貴族のマラノフ老人や大工のジョシュアだった。

この物語は、きらめく夏の太陽の日差しの中で、静かに老いていく人々を、温かく見詰めている。

老いてなお、少女の頃から胸に抱きしめている憧れを、八月の鯨に象徴させ、老人たちの細やかな仕草のひとつひとつが、限りなく美しく輝く名作だと思う。

慕情(1955):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

この映画「慕情」は、かつてハリウッドの大スターだったウィリアム・ホールデンの代表作の1本だ。

浜辺の二人が、2本の煙草に同時に火をつける、名ラブシーンをはじめ、アメリカ映画らしい、徹底したロマンの味わいを堪能できる。

ファースト・シーンで、画面いっぱいに広がる香港の街や、当時まだ残っていた古い中国の風俗の、どこかのんびりとしたユーモラスな風情。

そして、ヒロインのジェニファー・ジョーンズの美しくスリムなチャイナ・ドレス姿。

そうしたエキゾチックな香りが、この愛の物語にひとしおの趣を添えていると思う。

不夜城:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-05

怪しげなネオン、狭い路地、得体の知れない店に破れたポスター、路上のゴミや空気に至るまで、危険な裏社会の野望とパワーを感じさせ、この映画の歌舞伎町は、まさに超歌舞伎町。

「不夜城」の歌舞伎町は、あくまでも治外法権的な裏世界として描かれている。
そんな中、金城武扮する一匹狼の故買屋・健一は、上海、北京、台湾の各マフィアの抗争に巻き込まれる。

抗争の火種となる中国残留孤児二世役の椎名桔平の演技が大袈裟なのが、この映画のリズムを壊していましたね。
でも「不夜城」は、やっぱりスリリングで、そして美しい。

アルゴ探検隊の大冒険:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-05

「アルゴ探検隊の大冒険」は、骸骨と生身の人間との壮絶なチャンバラ・シーンを観るだけでも心が躍ります。

もちろん、ぬいぐるみの骸骨なんかではない。
正真正銘の骸骨が、剣を持って立ち向かってくる。
その動きが実にリアルで、時には俳優のアクションを凌ぐ機敏さを見せる。

人形アニメの錬金術師と呼ばれるレイ・ハリーハウゼンのまさに魔術としか言いようのない、華麗な特撮のテクニックに、たっぷりと酔える娯楽スペクタクル巨編だ。

この世の悪を滅ぼして、幸せをもたらすという、金羊毛を求めて冒険の旅に出た、アルゴ号の遠征隊が様々な危険や謎に遭遇する。

青銅の巨神タロスに追いかけられるかと思えば、残忍な鳥身女面の怪物と戦い、また、黒海の入り口では、迫りくる両岸壁を半人半魚の海神が、押しとどめて一行の命を救ってくれる。

そして、また、骸骨の軍団との死闘-----もう面白くてたまりません。

勝手にしやがれ(1959):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-05

🪽1965年に刊行された立木義浩写真集舌出し天使を開くとウイリアム・クラインのストレート写真さながらのポエジックなショットと共に本篇の様なアナーキなヌーベルバーグの同時代の息吹が犇犇と感じらる

花腐し:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-04

ピンク映画に綿密なストーリーが組み込まれた様な作品。
本年度ベスト!

まさか、こんなにエロい映画とは知らずに鑑賞(笑)
お目当てだった、さとうほなみサンの脱ぎっぷりに驚くも引き込まれる(笑)
そして綾野剛&柄本佑さんの会話劇にも引き込まれた!

綾野剛さん演じる映画監督の栩⾕と柄本佑さん演じる脚本家志望の伊関。
この2人の会話劇がメイン。

アパートから立ち退かない伊関。
ひょんな事から立ち退きの交渉人となった栩⾕。
この2人を中心に展開するストーリー。

立ち退きの交渉をするものの2人が意気投合。
酒を飲み交わしながら昔付き合っていた彼女の話で盛り上がる展開。
実は2人の彼女がさとうほなみサン演じる同一人物の女優の祥⼦。

お互いそれに気が付かず彼女との出来事を語り合う感じ。
回想シーンはかなりエロい(笑)

終盤、脚本家の伊関が書いた本作のタイトル「花腐し(ハナクタシ)」の脚本がパソコンに映され、栩⾕が脚本の一部を書き直そうとするけど時既に遅しって感じ。

エンドロールの歌。
まさかのカラオケでした( ´∀`)

最終更新日:2025-06-01 16:00:01

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