- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-25
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
元々知っていた情報は僅かでしたが、何故はぐれてしまったのか、幼い飼い主の心情や大人の対応と「誰も悪く無い」理由が、時代背景と共に無理な演出や再構成することなく素直に表現されていると思います。
そして、タローが17年に及ぶ亡くなる直前まで駅に通った想いは、その分だけ飼い主の愛情と健気なタロー(コロ)の強い絆だったからに他ならず、演じた3頭がタレント犬でなく、またうち2頭が保護犬だった経験からか身を持って行動したタローそのものの様に見事に演じていて、すんなり心に入り込みました。
ラストの場面では温かいコロと飼い主に堪えていた涙が「どーっ」と溢れてしまいました。
是非、観てもらいたい映画だと思います。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-25
女性市長の命令で、警察官の採用基準を全て撤発した、ポリスアカデミーに入学してきた、史上最悪の新入生たちが巻き起こす大騒動を描いたコメディ映画のシリーズ1作目の作品だ。
懐かしの警察コメディで、今観てもお腹を抱えて十分楽しめる。
マホニーを中心に、このアカデミーに個性的な面々が入校してくる。
音まね名人のジョーンズやミリタリーマニアのタックルベリー、2メートルはあろうかという大男のハイタワーなど、個性的な面々が織りなす不思議な世界が展開していく。
現在の感覚で観れば、かなりベタなギャグだけど、久しぶりに観るとやっぱり笑えてしまう。
一人でも多くの者を退学させようと張り切るハリス教官と、その一味の悪戯に、マホニーたちがしょうがなく張り合うという構図で笑わせる。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-24
目には目を。整形には整形を!!
十分美しい顔を、恋人に飽きられるからとの理由で整形し、別人になるヒロインは極端だが、究極の純愛と考えると奇妙に愛おしい。
時の流れに抵抗してでも、愛情をつなぎとめたい女心が泣かせるのと同時に滑稽だ。
鬼才キム・ギドク監督らしい韓国の整形事情批判の映画だ。
名前や顔が変わっても、愛する人が判るだろうか?!
恋人同士で見るには、ちょっと危険な映画かもしれない。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-24
この映画をまた観た。やはり素晴らしいと思った。私はこの映画を観ながら、親鸞聖人の正信偈のことを思い出さずにはいられなかった。正信偈の冒頭に叫ばれるのが帰命無量寿如来、南無不可思議光だ。この二句が本願の教えによって、大きな仏様の世界に眼を開いた親鸞聖人の感動だ。私たちの分別を超えた大きな仏様の無量のいのちに、命を帰します、ということだ。素晴らしいの一言に尽きると思う。私はこのような映画を観て、あらためて親鸞聖人のことを思い、無量寿に生きようと考えることはとても大切だと信じている。これからもこの映画を大切に何度も観たいと思う。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-24
今日のNHKのcultureラジオで放送されたスメタナの生涯を聴いて居て,4才児の子どもを喪失した以降の名曲の泣き叫ぶ様な旋律が大きなショックとして感じられた。19世紀半ばの此の出来事は矢張りカール・マルクス家にも起こったことを想起して本篇などの伝記作品への興味を誘った次第
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-24
新宿の紀伊國屋ホールで観た本篇,浦山桐郎監督の記念公演付きだったと云う記憶も。ソビエト映画の名画アーカイブで育った世代でも在るのでポーランドの置かれた立場,国民作家としてのアンジェイ・ワイダ作品のインパクトは忘れ難い。本篇は亡き男優への追悼の念から創造されたんだね
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-24
フランソワ・トリュフォー監督が映画大人は判ってくれないでオマージュを捧げて居ると云う本篇は,トリュフォー作のその有名なラストシーンでもイングマール・ベルイマン監督の本作とオーバーラップするね
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-24
私は内山理名さんの大ファンだ。内山理名さんが嫌われ松子の一生で松子を演じておられたことがある。私は内山理名さんを観て、震えるような感動を覚えた。こんなに素敵な女優さんがおられるのかとつくづく思ったものだ。だからこの映画を観たのだ。素晴らしいと思った。これはとてもホットな気持ちにさせてくれたからだ。このような映画はほんとに様々な問題を投げかけていて、心地よく、素晴らしい時間を過ごされてもらったと思うものだ。内山理名さんの演技は抜群だ。これからも内山理名さんの映画をもっと観たいと思う。がんばって欲しいと心から祈っている。一見の価値がある作品だ。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-24
この映画を観て、とても感動した。これは長崎被爆者の証言を集めたものだが、あまりにもインパクトがあったからだ。私はこれまで戦争に強い関心があったが、あらためて戦争とは何かについて考えさせられた。素晴らしい作品だと思う。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-01-24
てっきり、最近の映画のパッションの無さを皮肉った作品かと思いきや、コメディなラブロマンス?
温故知新って言葉は、常に、どんな物事の中にも新しいモノを発見できる気が付き。
懐古主義者が、気難しく解釈する一方、若者が、SNSなどでただ新しいだけで直ぐに忘れてしまうモノに飛び付く様に、どちらも一方通行。
いくら、仕事、学校、家庭と言えど、毎日、変化しているが、何年下手すると死ぬ間際まで、何も変わらないと勘違いしているのが人間。
世界は、あなたを映す鏡だ!
あなたが変わらないと勘違いしているから変わらないが、
けれど、着実に変化している。
過去、現在も過去。
そこに、あなたは新しい未来を発見できただろうか?
予想外に静か目な展開なのは、コロナ渦の作品のようで、ちょっと懐古主義的な作品でした。
日本の映画作品がエピソードに出て来ましたが、あの映画は、古いのではなく、古きをたずね新しきを知らしめた作品なんですよ!!
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-24
人間は、ついつい、余計なお節介をする生き物。
自分の価値観が正しいと、いっさい、他人の意見に耳を貸さず、突き進む。
が、しかし、そんな言動も何時しか、行き詰まる。
我力、つまり、エゴで生きていても、暫くは、順調に推移するが、やがて、判決の時を迎える。
只中思想と言うものがあり、人間、只中、あるがままに生きていないとエゴで生きてしまう生き物。
正直者は馬鹿を観るは、視点を変えると、
正直者(只中を生きる者)
は、ありのままに世の中を観るから、愚か者をそれと認識できるが、エゴで生きる人間は、あるがまま、正しく認識できない。
あなたが、ありのままに生きれるなら、それが、世界にとっての救い。
あなたのエゴが止む時、正に、世界は救われる。
どうしても、余計なお節介、余計な一言、余計な行動を無意識にしてしまう人間。
時に、立ち止まり、やらないこと、言わないこと、沈黙することが、あなたの世界を救う。
そっとして置けば、上手く行くことも、つい余計な言動をしたがる人間の悲劇を喜劇に仕立てた作品。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-23
この「フランドル」は、カンヌ映画祭グランプリ(現在のパルムドール賞)受賞作で、暗くて貧乏くさくて悲惨な話なのに、観終わると荘厳な気持ちなってしまうから不思議な映画だ。
地方に生きる若い男女の愛を、戦場での悲劇と対比させながら描いている。
ブリュノ・デュモン監督お得意の暴力と性がテーマで、人間の罪と業を赦し、愛を与えるヒロインは、マグダラのマリアと重なって見える。
かなり衝撃的な場面もあるので覚悟して観る必要がある。
音楽を一切排除するなど、決して万人向けの作品ではないが、深みがある映画だ。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-23
今朝のNHKラジオ深夜便は作曲家・馬飼野康二特集,流されたのは小泉今日子の歌,渚のはいから人魚。ミュージカルな本篇のエネルギッシュな資質が想い浮かび上がる
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-23
雄大な北海道のロケーションを活かし、ハリウッド映画にも負けない迫力ある作品。
内容は、かなりドロドロとしたモノですが、不死身の杉元とアシリパが、吹き出しの大見得のようなセリフも違和感なく、オリジナルのコミックテイストの良さも残しつつ映画として完成しています。
明治期には、豪傑が活躍して時代、
この様な人物も架空とも言い切れない。
啓蒙活動家の中村天風氏は、断言を推奨していた。アフォーメーションが流行る遥か昔。大英断も意味的には断言、内面で決意したと言う点では同じ。又、神は言と言いますから、あなたが語る言葉、決意こそ神の意、カムイと成る。
俺は不死身の杉元だ!
決意、確信は、真の信仰、神の意と成る。
あなたは、あなたが語る言そのものである。
山﨑 賢人さんが見事に七変化の姿にも驚きです。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-23
今朝のNHKラジオ深夜便は本篇音楽担当の葉加瀬太郎特集,情熱大陸,エトピリカや中島美嘉の朧月夜祈りなども
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- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-23
NHKラジオ深夜便認知症カフェのコーナーで紹介された若年性認知症の方の活躍振り。話の中で認知症に向かう人生,八十代では三人に一人,九十代では二人に一人,高齢化社会の中で生きる鍵が此処に在った!ユーモラスな本篇の映像にも又希望が
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-22
東京新聞夕刊で大きく取り上げられた本篇,田中絹代監督の繊細な演出の機微を是非とも味わいたいと記事を読み思った次第
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-22
UFO侵略を観た。とても感動した。私はUFOと言うと学生時代の思い出が甦ってくる。当時、私は英語が大好きで大阪外国語大学を受験したが、その時、UFOの英語の問題が出たのだ。その問題が難しくて解くのにとても苦労したことがある。私の中でUFOという言葉はいつまでも脳裏に焼きついて離れなかった。だからこの映画のタイトルも私はひじょうに関心があった。この映画はSFアクションだが、とてもパワーを与えてくれたと思う。私はこの映画を観て、私の心をとらえて離さないUFOと出会って、ひじょうに心地よさを感じた。素晴らしい作品だと思う。
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2024-01-22
これはホラーコメディですか?チョイチョイ笑いをぶっ込んでくる。画面は薄暗いし不気味な音楽が流れてるのでホラーなんでしょう。おばあちゃんはわざとヘタな物言いをしてるのですかね。終わり方も「ええっ!」と叫びかけました。期待はずれでした。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-22
🌍岩波書店刊行の世界誌のバックナンバー2023年5月号に本篇の兄弟監督Interviewが掲載されて居てサブタイトルに,友情というたった一つのホームと在った。話しはイマニュエル・カントの平和論にまで及ぶ