カクテル 作品情報

かくてる

野望を胸にニューヨークへやってきたブライアン・フラナガン(トム・クルーズ)は、学歴の低さが災いして、目指す大企業入社がままならず、すっかり落胆していた。そんな折ブライアンは、ふとマンハッタンのカクテル・バーの求人広告を目にし、昼間は大学に通いながら、夜はオーナーのダグ(ブライアン・ブラウン)から踊るようなリズミカルなバーテンダー・テクニックを教わり働くようになると、たちまち界隈きっての人気バーテンダー2人組になる。しかし、ブライアンのガールフレンドにダグが手を出したことから2人は大喧嘩、コンビは解散を余儀なくされる。2年後ジャマイカの浜辺でシェイカーを振るブライアンは、そこで画家志望の娘ジョーダン(エリザベス・シュー)と出会い、やがて恋におちるが、そんな彼のもとに大富豪の娘と結婚し、悠々自適の生活を送るダグが現われ、ブライアンは彼への見栄からニューヨークの女実業家ボニー(リサ・ベインズ)と情事を持ってしまう。ところがその現場をジョーダンに目撃され、彼女はブライアンの前から姿を消した。ニューヨークに戻ったブライアンは、ジョーダンの勤めるレストランを訪ねるが、彼女から冷たくあしらわれ、失った恋の重さを知るのだった。そしてボニーとのニューヨークの生活に次第に焦燥を募らせるブライアンは、あるパーティの席でそれを爆発させてしまい、2人の関係は壊れた。ブライアンはジョーダンとの真実の愛に生きるため彼女の家を訪ねるが、実は彼女は資産家の娘で、ブライアンは門前払い同然追い返される。そんな彼に追いうちをかけるかのようにダグが自殺する。愛のない金だけの空虚な生活に疲れたというのだ。ショックをうけるブライアン、しかし今、ジョーダンを手放せば自分が駄目になってしまうと悟った彼は、再びジョーダンの家に押しかけ、やがてブライアンの真実にほだされたジョーダンは、彼との愛に生きる決意をするのだった。(ワーナー・ブラザース配給*1時間42分)

「カクテル」の解説

野心を抱く青年が体験する喪失と再生、そして真実の愛にめぐりあうまでを描く。製作はテッド・フィールドとロバート・W・コート、監督は「追いつめられて(1987)」のロジャー・ドナルドソン、原作・脚本はヘイウッド・グールド、撮影はディーン・セムラー、音楽はピーター・ロビンソンが担当。出演は「ハスラー2」のトム・クルーズ、「普通の女」のブライアン・ブラウン、エリザベス・シューほか。日本版字幕は戸田奈津子。ドルビーステレオ。カラー、ビスタサイズ。1988年作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1989年3月25日
配給 ワーナー・ブラザース映画
制作国 アメリカ(1988)

ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2022-11-03

若いトムクルーズがかっこいい。音楽も良かった。もう少しカクテルを作る場面が観たかった。

最終更新日:2024-03-12 15:48:52

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