もみの家 作品情報
もみのいえ
富山の四季を背景に、ひとりの少女の成長を描く
心に不安を抱えた若者を受け入れる施設「もみの家」に、16歳の少女・彩佳がやってくる。そこは、不登校や引きこもりの若者たちを優しく受け止めてくれる共同生活の場だ。不登校になって半年、母親に促されてやってきた彩佳を、主宰者の佐藤泰利は笑顔で招き入れる。その日から彩佳は、慣れない生活に苦労しながらも大自然に囲まれた環境の中で、早寝早起きと農作業を励行しながらさまざまな人たちとの関わりを通じて、変化を見せ始める。
「もみの家」の解説
心に悩みを抱え不登校になってしまった少女が、支援施設での出会いや経験を通して成長していく姿を描いた本作は、春夏秋冬すべての季節の移り変わりを撮りたいという製作サイドの意思のもと、まる一年をかけて撮影されたという。メガホンをとったのは、長編デビュー作『真白の恋』が評価された坂本欣弘監督。「自分だからこそ撮れる美しい富山」との思いから、出身地の富山県に根ざした映画作りを行っており、本作も全編にわたり同県でロケされた。ヒロインの彩佳をみずみずしく演じたのは、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で数々の新人賞を受賞した南沙良。少しずつ心を開いていき、自分の殻を破り始めるく様子に注目して見て欲しい。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2020年3月20日 |
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キャスト |
監督:坂本欣弘
出演:南沙良 緒方直人 田中美里 |
配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | 日本(2020) |
上映時間 | 105分 |
公式サイト | http://www.mominoie.jp/ |
(C)「もみの家」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「チヌーク」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-03-01
『もみの家』静かで、でもとても丁寧に、リアルな日常が淡々と綴られています。それが心の奥にある何かを動かし眠っていた事など沸々とわき出て涙が流れました。また、散居村の夕陽、稲穂、小屋の農機具、もみの家の家具など、全てが自然で ずっとそこにあったような良い味だしています。