紅顔の若武者 織田信長 作品情報

こうがんのわかむしゃおだのぶなが

美濃の城主斎藤道三は、娘濃姫を、隣国尾張国那古野城の織田信長と縁組させることにした。そして、指図があったら信長を刺せと短刀を渡した。濃姫は那古之城へ輿入れしたが、その日信長は現われなかった。冬は去り春が来た。信長と濃姫は夫婦の契りをするでもなく過ぎた。信長の父信秀は、末森城で側室の岩室と日夜たわむれていたが、これが気に入らなかった信長と激しく口論した。ある朝、信長等の数騎は、清洲城下を敵襲の様に見せかけてまた風のように去って行った。尾張一族は結束して、信長の廃嫡を信秀に迫った。信秀も苦しい心だったが、突如攻めてきた信清の軍勢のため怒りの余り倒れた。信秀の葬儀に、遅れてやって来た信長は、香をつかむや位牌めがけて投げつけた。信長の重なる乱行に胸を痛めた平手政秀は自刃して果てた。信長は、爺、何故死んだと狂ったように叫ぶのだった。やがて信長は道三と初めて婿舅の対面をした。濃姫は父道三の尾張攻略の計画だと、信長を引きとめた。濃姫は信長を愛しはじめていたのだ。正徳寺はこの会見の当日、折あらばと信長を狙う道三の軍勢で満たされていた。だが信長も、堂堂たる軍勢の中に馬上の勇姿を現わし、道三は手も足も出なかった。那古野城の濃姫は、白装束で吉凶の知らせを待っていた。信長が無事に帰城し、濃姫に微笑みかけると、濃姫の黒い瞳から熱い涙がこぼれた。星がきらめく末森城の天守で信長は濃姫に云った。今こそ起つべくして起ったのだ、見ろ平手の爺が聞いている--信長の手がら大盃が星空に飛び、二人はいつまでもそれを眺めていた。

「紅顔の若武者 織田信長」の解説

山岡荘八の原作を「天兵童子」の結束信二が脚色、「虚無僧系図」の河野寿一が監督する。撮影は「ふり袖侠艶録」の坪井誠、音楽は「虚無僧系図」の高橋半の担当である。出演者は「あばれ纏千両肌」の中村錦之助、高千穂ひづる、「虚無僧系図」の月形竜之介、柳永二郎、「喧嘩奉行」の浦里はるみ、「怪談 牡丹燈籠」の鳳衣子などである。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督河野寿一
原作山岡荘八
出演中村錦之助 高千穂ひづる 月形龍之介 柳永二郎 東宮秀樹 楠本健二 中村時十郎 進藤英太郎 浦里はるみ 凰衣子 松浦築枝 片岡栄二郎 月形哲之介 中野雅晴 水野浩 小田部通麿 原健策 吉田義夫 高松錦之助 堀正夫 有馬宏治 尾上華丈
配給 東映
制作国 日本(1955)
上映時間 92分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:48

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