綾野剛「”FAMILIA”は私にとって永遠」『ヤクザと家族 The Family』主題歌は常田大希率いるmillennium paradeに決定

綾野剛「”FAMILIA”は私にとって永遠」『ヤクザと家族 The Family』主題歌は常田大希率いるmillennium paradeに決定

『MOTHER マザー』『新聞記者』など話題作を世に送り出すスターサンズと、日本アカデミー賞 6冠に輝いた『新聞記者』のスタッフが再集結して新たに描く映画『ヤクザと家族 The Family』が 2021年1月29日(金)より全国公開。

この度、King Gnu の常田大希率いる気鋭の音楽集団 millennium parade が主題歌を担当、本作の為に「FAMILIA」書き下ろし、その楽曲初お披露目となる最新の予告編映像が解禁。
本作の主題歌に millennium parade へ白羽の矢が立ったのは、主演を務める綾野が脚本を読んだイメージから藤井監督に提案したことから始まったとのこと。綾野は、「映画を観終わった後に、その世界を生きていない第三者の愛が、どうこの作品とお客様の懸け橋となってくれるのか、今自分たちが心の中に宿している静かなマグマを治癒してくれるのは、(常田)大希しかいなかった。」と直感で常田が思い浮かんだことを明かす。綾野から提案を受けた藤井監督は、「映画には主題歌が付きもの。この作品の話が立ち上がってすぐに企画を書いて、綾野さんに渡したんです。綾野さんも一俳優として、一スタッフとして、作品の全てに関わってくれて。この脚本を読んだイメージで常田さんが書く楽曲を主題歌にどうかなって提案してくださったんです。そんなにすばらしい機会があるんだったら、是非僕もオファーしたいですということで、綾野さんのおかげです。」とオファーの経緯を語ってくれた。
親友として、また共にクリエイティブな世界で生きる者同志でもある綾野と、日本アカデミー賞 6 冠に輝いた『新聞記者』のメガホンをとった藤井、2 人からの熱いラブコールを受けた常田は、『とにかくお前が思う最高のものを出してくれ』という気概あるオファーに気合い入れて向き合わなくてはと快諾。令和の時代を牽引する 3 人の夢のようなコラボレーションが実現することとなった。KingGnu、millennium parade と多忙を極める常田だが、オフライン(仮編集)状態の映像を観て楽曲の制作に取り掛かったとのこと。「“ヤクザ”を題材にしている作品ではあるけれども、かといってヤクザ映画というそういう印象は全く無くて、多かれ少なかれ誰しもが生きていれば起きえること、生きていれば感じるような普遍的な紡ぎ方がもうオフラインの時点で出来上がっていたので、のっかるだけだった。」と純粋な気持ちで一気に楽曲を書き上げた経緯を語った。映像を観て約 1 週間という短期間でデモを作り上げた常田は、「やばいのできた」と綾野に即報告したとのこと。あまりの早さにビックリし、楽曲を聞いた綾野は、「傑作、「FAMILIA」。恐ろしい曲が生まれた」と率直な気持ちを語り、監督も、「いつもどこか心残りに思いながら次こそと思って生きてきたけど、もう思い残すことはない」と主題歌の歌詞を引用して、観て直ぐに主題歌として返してくれた常田への感謝の気持ちを語った。2 人からの最大の賛辞をもらった常田は、「俺これ以上いい曲かけないんじゃないかなと・・・。(笑)」と最高傑作の主題歌の誕生を共に称えあった。
エンドロールに主題歌が入った完成した本編を観終った綾野は、「感想を表現するには言葉では足らない。魂がえぐられた。今日まで生きてきて出会った事のない感情です。エンドロールで歌詞が流れるのを観た時、体内から溢れ出るモノを必死に抑えた。私にとって人生最愛の作品が生まれました。」と感無量の様子。そして常田は「(完成版を観て)号泣しちゃいましたね。曲を作った過程とか関係なく、ただただ映画に持っていかれて。自分が作ったもので号泣を加速させられるとは思ってなかったなっていうぐらい凄いはまって。本当にこの相乗効果って、、、(ぐっと)きました。そして、作品に出ている役者の方々もみんな凄くて、誰一人欠けちゃいけないっていうぐらいしっくりきて。関わらせてくれてありがとうございます。本当に自分にとってとても重要な作品になりました。」と感謝の意を述べた。

綾野をはじめとする豪華キャストと、『新聞記者』のスタッフが再集結してつくりあげた映画のラストを飾る主題歌が初お披露目となる予告編が遂に完成。“組=家族“のために 14 年もの年月を犠牲にした山本(綾野剛)が出所後目の当たりにしたのは、暴対法の影響でかつての隆盛の影もなく、衰退し、存続していくのもギリギリな状態に一変していた柴咲組の姿。「お前らのやってきたことを考えたら当然の報いだろ。ヤクザの人権なんてとうの昔に無くなってんだよ」という刑事・大迫(岩松了)の言葉に憤りを感じながらも、「反社」として排除される現実は山本に重くのしかかり、かつて同じ時間を過ごした仲間からさえも避けられる始末。しかし時代が変わろうとも、彼の中で唯一変わらなかったものが、男としての矜持と由香への愛だったー。本当の父親の様に山本を慈しんできた組長・柴咲(舘ひろし)の「お前はまだやり直せる」という言葉に、ヤクザの世界から足を洗い、ようやく巡り会った愛する家族と共に生きる決意をする山本だったが、一度踏み入れた裏の世界のしがらみからはそう簡単には抜け出せない。両親を亡くし自暴自棄な少年時代を生きた 1999 年、ヤクザとして男をあげた 2005 年、ヤクザの世界から足を洗い、愛する自身の家族と生きていこうともがく 2019 年と、移りゆく時代の流れの中でヤクザとして生き、人として生きる権利を全て奪われた男が、大切なものの為に全てをかけて挑んだ運命の行方はー。

まるで讃美歌、レクイエムのように全てを優しく包み込み、この映画の情景がありありと浮かぶような歌詞とメロディが全てを浄化し、令和という新しい時代に生きる人々に生きる希望を感じさせてくれるこの楽曲に彩られた壮大なクロニクル(年代記)が、遂に誕生します。実力、人気を兼ね備えた 3 人がタッグを組み、映画というフィールドで生み出した相乗効果に是非ご期待下さい。

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ヤクザと家族 The Family
配給:スターサンズ/KADOKAWA
2021年1月29日 全国公開
(C)2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会

最終更新日
2020-10-26 08:00:00
提供
映画の時間編集部

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