『ローガン・ラッキー』スティーヴン・ソダーバーグ監督「西洋の伝統と日本の伝統を融合させようと努力」|第30回東京国際映画祭

『ローガン・ラッキー』スティーヴン・ソダーバーグ監督「西洋の伝統と日本の伝統を融合させようと努力」|第30回東京国際映画祭1
『ローガン・ラッキー』スティーヴン・ソダーバーグ監督「西洋の伝統と日本の伝統を融合させようと努力」|第30回東京国際映画祭2

 主演にチャニング・テイタム&アダム・ドライヴァー、さらにダニエル・クレイグ、ライリー・キーオ、ヒラリー・スワンクなど豪華キャストが集結!『オーシャンズ11』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ監督最新作『ローガン・ラッキー』が、11月18日(土)より全国公開となります。

そして日本公開に先立ち、第30回東京国際映画祭(TIFF)の特別招待作品として先行上映が行われ、さらにメガホンを取ったスティーヴン・ソダーバーグ監督が『コンテイジョン』以来6年振りに来日し、舞台挨拶も行われました!
 『サイド・エフェクト』を最後に映画監督から引退していた、スティーヴン・ソダーバーグ監督。ファン待望の長編映画への復帰作ということで、本作の上映と監督の登場を心待ちにする満員の観客の前に、MCの呼び込みによりソダーバーグ監督が登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました!

 登壇したソダーバーグ監督はまず、「まず日本に招待してくださったTFC(東北新社)に感謝したいです。そして東京国際映画祭、30周年おめでとうと言いたいです!」と祝いの言葉を向けました。今回が『コンテイジョン』以来、6年振りの来日となったソダーバーグ監督。「私が日本文化に触れたのは、日本映画を通してです」と口を開くと「私は当時10代。ティーンエイジャーでしたが、日本映画に魅せられました。私は非常に日本映画に通じていらっしゃる、ドナルド・リチーという方に連絡と取りました」と、当時を振り返り始めました。「彼の言葉を引用しますが、西洋のストーリーは、『何が起きるか』『何が見えるか』、そして『責任』。そういったものを重視するが、日本映画の伝統では、『流れ』『繋がり』『関係性』というものをストーリーの中では重視する」と語ると、「私はそういった日本映画の伝統に大変刺激を受けました。私はその西洋の伝統と日本の伝統を融合させようと、努力しました」と映画作りに対するこだわりを熱く語る場面も。さらに、「今回この映画で笑いが起きれば、私が今回試していることは成功したということになります」と明かしつつ、「今日はみなさんにぜひこの映画を楽しんでもらいたいと思います!」という言葉で締めくくると、会場からは再び大きな拍手が沸き起こりました!
 その後、本作でダニエル・クレイグ演じる“爆弾魔”ジョーの囚人服姿を披露していることにかけ、集まったマスコミたちに向け“囚人服姿”のスタッフたちとフォトセッションが行われる場面も見られるなど、短い時間ながら大いに盛り上がりを見せた舞台挨拶となりました。舞台挨拶の最後には、観客に向け再びメッセージを求められると、「人生短く感じられることがありますよね。逆に二時間が長く感じられることもありますが、今日(この映画を観て)短く感じてもらえたら嬉しいです」と語ると、観客たちからは盛大な拍手が贈られ、会場を後にしました。

 スティーヴン・ソダーバーグ監督最新作『ローガン・ラッキー』は11月18日(土)より全国公開です!

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最終更新日
2017-11-02 13:30:00
提供
映画の時間編集部

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