幻の光:P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-17
そして妻と今日観て来た本篇,処女作品にして韓国のポン・ジュノ監督作品母なる証明見たいな心象風景を見事に描き出すとは
そして妻と今日観て来た本篇,処女作品にして韓国のポン・ジュノ監督作品母なる証明見たいな心象風景を見事に描き出すとは
映画館を廻るの作シーリーンはニュース報道で知ったアッパド・キアロスタミ監督作品だが此の度,名画座でビクトル・エリセ作品・瞳を閉じてのラストシーン,閉館に為った映画館での上映会でスクリーンを見上げる顔のクローズアップでキアロスタミ監督へのオマージュだと感じた。往復書簡での監督同志の交流が有ったことを知った
さらに最近観たビクトル・エリセ監督の映画瞳を閉じてに関して他の映画サイトの読み解き解説文を読むと本篇で宮崎駿監督がやったような過去の自作への回帰が多々秘められて居ることが断然,分かって来る。パズル如き重層的な構成はシンボリックなギリシア神話のヤヌスの石像の背反する図像と為ってエンドロールを飾って居るんだ
先日名画座老舗・早稲田松竹でビクトル・エリセ監督の映画瞳を閉じてを観て居て劇中劇で父親と娘の別れのシーンで本篇父親役の渥美清が映画館で亡くなり瞳を閉じて仕舞うシーンとちょいとオーバーラップした。フェデリコ・フェリーニ監督のサーカスにもサーカス好きの老人がサーカス小屋で観賞中に命を終える名シーンが有ったが
早稲田松竹の映画瞳を閉じてとファースト・カウの二本立てには本篇のモーニング特別上映がプログラミングされていた。一体どう云う意図か謎だったけれども,2作を見終えてからラストシーンにヒントが在る様に想え,二人の監督が敬愛する溝口健二監督の本作に観られる幻想性だと気付いた。何だかモヤモヤ感が残る両作は牛=カウのキーワードと共に現実の瞳で見えない世界の真実を求めて居たんではないかとと
完成披露上映会にて鑑賞。
序盤の現在の横田の「よーいスタート」のセリフから一気に物語の世界に引き込まれたのが印象的。
舞台の脚本家が主人公なこともあり、話のほぼ全てが舞台上で展開していき、普通の映画とは違う舞台の映像化に近いような作品。
俯瞰の映像と寄りの映像が上手い具合に使い分けられていて、自分が作品の中の世界に入り込んだような、自分が追想体験をしているかのような不思議な感覚があった。
俳優さんの演技も他の映画・ドラマ作品で拝見していたものとは違い、舞台に合せた演技でより熱量が込められているのを感じた。
特に樋口幸平くん演じる峯井と渡辺いっけいさん演じる横田のシーンは過去と現在が交錯し、ストーリーが一気に展開していく重要なシーンなので注目してほしい。
また、エンディングに流れる主題歌も作品にとてもよく合っていて、特に歌詞に注目してエンディングを見てもらいたい。
ビクトル・エリセ監督の映画・瞳を閉じてには本篇からの唄が引用される。酒に溺れて廃人に為った親友のエピソードの伏線で
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
さいごなすごい
全員集合
画家アントニオ・ロペスが熟した果実を見つめ続ける様に映画瞳を閉じては人間そのものを凝視した作品,ガルシア・マルケスの小説百年の孤独風なマジックリアリズム
ラジオで映画等の聖域を廻る話題が出て,今、都営荒川線の通る箕輪駅の商店街が一際人気だと。本篇等の映画ロケ地である為
NHKラジオ深夜便ロマンチック・コンサート,シュープリームスの恋は儚くも素敵だ
そして,ラジオから流されたサム&デイヴのソウルマンも本篇の素敵なサウンド哉
ビクトル・エリセ監督最新作映画の瞳を閉じてもまた,モノクロームの写真をコラージュしたショートな本篇作風の延長線上に在る。劇中劇為らぬ映画中映画のラッシュフィルムの断篇と女の子のポートレートが
今朝のNHKラジオ深夜便戦争と平和を語り継ぐのシリーズは本篇同様の満州開拓団に父親と一緒に参加した少年の記憶。死が日常化する逃避行で父を亡くしても怖いとか哀しいとかの感覚が全く麻痺して仕舞って。番組のラストで,今もプーチンを盾にウクライナ侵攻を繰り返す戦の絶えないロシアの現実,今の世を一際,憂いて嘆いた
同じくスペイン映画界の巨匠ビクトル・エリセ監督の最新作瞳を閉じてを視聴して感じたのは本篇の主題でも在る。或いはラストシーンの振り返った強い眼差しではロベルト・ロッセリーニ監督作品ロベレ将軍哉
濱口竜介監督や三宅唱監督作品見たいな珠玉の親密性,非ドラマ性なドライなtouchも併せ持つ豊かな感性ー。名画座の老舗早稲田松竹でビクトル・エリセ監督の瞳を閉じて観賞後に見た。真の友情とは何か?武者小路実篤の小説見たいな主題でも在って
本篇のストーリーには眼を開閉する如き虚実混交のきらいが在って,サスペンスドラマとしての整合性から観ると,入れ子状の構成が興味深くもあり,謎或いはMysteryか。ラスト,映画館で見て居る観客そのものへの監督ビクトル・エリセの瞳=眼差しが感じられるスペイン版ニュー・シネマ・パラダイス,フィルムの記憶装置の集大成
ユーロスペースでのビクトル・エリセ監督特集で見逃していたが,写真を焦点にした構成は短篇映画にも見られたが映画館を舞台にした作りでは映画監督の集大成何だろう!本監督版ニュー・シネマ・パラダイス
見る前までは、終始コメディーな映画なのかなと思っていたのですが、現代社会の負の側面を批判したような感じであり、考えさせられるものがありました。SNSやマスコミに流されがちな現代人へのアンチテーゼのようで良い作品だと思いました。
秀吉を竹中直人さんが演じていたのは、昔大河ドラマを見ていた私にとってキャスティングが面白いなと思いました。
あと、浜辺美海さんは、やはり可愛いですね。浜辺さんがスクリーンに映る度、見とれてしまうといいますか(笑)。あの役が浜辺さんで良かったなとも思いました。
🛩NHKラジオFM音楽遊覧紀行で流されたエルビス・コステロの曲は本篇から。ロマンチックムード漂う愛すべき作品何だなあ