- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
この「新・ポリス・ストーリー」は、ジャッキー・チェンの人気シリーズの第4作だが、前3作とは設定も異なり、香港を震撼させた、不動産王誘拐事件の実話を基にした、シリアスな刑事ドラマだ。
だが、ジャッキーならではのノンストップ・アクションは健在で、この作品でもダイナミックな活躍を見せてくれる。
誘拐予告を突き付けられた、不動産王の護衛の任務に就いた、特捜刑事のジャッキーだが、狡猾な犯人は、不動産王を簡単に拉致し、ジャッキー自身も罠にはまってしまうのだ。
ジャッキーは、怒りと悔しさに燃え、身の危険を顧みず、必死の捜査に乗り出すんですね。
相変わらずのアクションの醍醐味を見せてくれたジャッキー。
彼のアクションに賭ける情熱には、頭の下がる思いだ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
この映画「モンタルボと少年」は、フランスのモダン・ダンス界をリードする、ダンサー兼振付師のジャン=クロード・ガロッタの世界を映像化した作品だ。
大人の世界を垣間見た少年が、やがて愛や暴力といった現実に飲み込まれていく様を、イメージ・フィルム風に綴った作品なのだ。
監督のクロード・ムリエラスは、それまでビデオ作品や短編映画で注目された映像作家で、この作品が長編デビュー作。
セリフやストーリーは、ほとんどなく、列車の音や鳴き声などを効果的に使用していて、実に見事だ。
そこに、ダンス・シーンを盛り込み、幻想的な味わいを醸し出していると思う。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-11-20
「続・猿の惑星」は、大ヒットした「猿の惑星」の続篇で、監督はフランクリン・J・シャフナーから「ダーティハリー2」等のテッド・ポストになっている。
前作で白人の娘と一緒に、猿の世界を去ったヘストンは、禁断地帯でパッと消え、新しく遭難した宇宙船のフランシスカスが、白人の娘と二人で猿族に捕まったりした後、地下の世界に入り込む。
その地下の世界は、ニューヨークの地下鉄を中心に、有名な建物が埋没した地区で、住民は放射能の影響でミュータント化しているという設定になっている。
彼らの武器は、テレパシーと一種の幻術で、フランシスカスやすでに捕まっていたヘストンを悩ますのだった。
そして、彼らは核ミサイルを神様と仰いでいるというのも、定石通りで新味がない。
しかも、お話の焦点は猿の軍隊との攻防戦だから、前作ほどの独創性がなく、これも型どおりでつまらない。
もっと奇抜なイマジネーションが必要だったのではないかと思う。
しいて言えば、地下の住民が普通の顏のマスクをとると、いずれも坊主頭でオペラの怪人みたいな顔、というショックぐらいなもの。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-20
起承転結がはっきりしており、ストーリーも面白く、アニメで毀滅よりラストの展開にうるっとくるものがあり秀逸さを感じた。年間10本程度しか映画館に通わず映画お宅ではありませんが、WOWOWでも年間5~60本見ている中でも3本の指に入る楽しい映画でした。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-11-20
バイオレンスが得意のビートたけしさん原作のラブストーリーに興味がありクスッと笑えるボケツッコミはたけしさんらしいなと思いましたが、よくある話でした。泣ける事を期待したけどエンドロールになってました。二宮和也さん、波瑠さんはよかったと思います。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
この映画「バンク・ジョブ」は、1971年にロンドンで起こった、"ウォーキートーキー"強奪事件をベースにしている。
ベイカー街の銀行の地下にある貸金庫に、強盗団が侵入し、金品を強奪。
だが、事件は政府によって報道規制が敷かれ、遂には英国王室のスキャンダルへと発展していく。
金庫内に隠されていた危険なブツを巡って、7人の実行犯、政府の高官、マフィア、警察の二転三転する駆け引きが、この映画の大きな見どころだ。
穴掘りやトランシーバーを使った、IT時代ではない、アナログな強奪シーンなど、クライム映画本来の魅力が、たっぷり味わえる作品だ。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-20
ポップコーンを食べる間もなく引き込まれていました。それぞれの持ってる正義が交錯して一つの物語となるのですが、段々と真相は分かるのに、正解が分からなくなると言う不思議な感情に陥りました。 人生のまさかはこうやって訪れるかの様ですね。 主演の永瀬廉さんが普段のアイドルとは違い役に見事にはまっていて、心がぎゅっとなりました。 エンディング曲『愛し生きること』の世界観もマッチしていて最後は優しさに包まれ余韻に浸りながらの終演となりました。 迷ってる方がいましたら、ぜひおすすめの作品です。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
フランソワ・トリュフォー監督の「終電車」は、カトリーヌ・ドヌーヴの熟れた魅力が、全面開花した作品で、彼女の美しさがこの映画を支配している。
舞台女優という役もよく似合って、トリュフォーの映画にしては、異例な程、大人の官能に満ちている。
「突然炎のごとく」のような複雑な三角関係が描かれるのだが、大人の演技が出来る三人の俳優が組んでいるので、リアリティが感じられるのが、とてもいい。
舞台での恋人同士が、現実でも惹かれあい、この二人は実は地下の男に演出されているという、現実と芝居が交錯する二重三重のトリックが、実に面白い。
とりわけ、この三角関係の結末を演じるシーンが、実は舞台の上だったというオチに至っては、え?という感じなのだ。
トリュフォーは、いつもながらの映画のスタイルや技法を弄びすぎるきらいはあるものの、やはりフランス映画きっての技巧派である事を、この映画でも証明している
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-20
NHKラジオハングル講座を聴くとアン・ソンギが主演した小栗康平監督作品の瞑想的なシーンのかずかずがが蘇って来たんだな
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-20
大切なものは眼に見えないと云う人間性の本質を探求した原作者の視座は日本のノーベル賞作家の大江健三郎にも未来への希望として究極の楽観主義として語り継がれて
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-20
今日のNHKcultureラジオの大江健三郎インタビューのアーカイブを聴いて居ると本篇のように大江文學が海外で翻訳・受容され映像化までされたんだなあと気付かされ
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-11-20
風采のあがらないジェリー・ルイス扮する大学教授が、変身薬の研究に没頭。
遂に完成した薬を飲み干すや、手からモジャモジャと剛毛が生えてきて----------。
この後、カメラは一人称、つまりジェリー・ルイスの目となり、彼の姿を目にした者は、一様に驚きもあらわに後ずさりする。
すると、次の瞬間、カメラが切り返され、ピカピカの超二枚目に変身したルイスを映し出す。
喜劇俳優としても、監督としても一流とは言い難かったルイスだが、このあたりの演出は、なかなか鮮やかだ。
そして、これまた1932年版「ジキル博士とハイド氏」の有名な冒頭の場面の見事なパロディともなっている。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
この映画「ライトスタッフ」は、米国の最初の宇宙飛行士たちの、正しい資質とは何かを問いかけた作品だ。
トム・ウルフのベストセラー・ノンフィクションの映画化作品で、1950年代末、米国有人宇宙飛行計画に選ばれた飛行士7人と、孤高のテスト・パイロットの姿を対比させながら、責務遂行に求められる、正しい資質をドラマチックに描いている。
初めて音速を超えたパイロット、チャック・イエガーを中心に、彼を超えられなかったものの、宇宙という新フロンティアに挑戦する7人の生き方が、鮮烈に描かれている。
当時のリンドン・ジョンソン副大統領を含む、大物たちをコミック・リリーフにしてしまうところに、フィリップ・カウフマン監督の心意気が感じられて痛快だ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
最初に雑誌記者が鬼太郎と猫娘に出会うところとラストは現代版でしたがメインはまるで墓場鬼太郎的でややグロなシーンも多くて哀しいストーリー展開もあり、ダークな感じでした。鬼太郎の父親と水木さんの活躍が見どころですね。幽霊族の怨念まで利用とする一族の因縁には胸糞悪くなってきますがラストで救われるのが良かった。チャンチャンコの秘密やエンドロールでの劇メーション風なところで原作に繋がり鬼太郎誕生の秘密が分かる。良くできた作品だと思う
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-20
この映画「キリング・フィールド」は、カンボジア内戦の悲惨な実態を描いた、人間ドラマの秀作だ。
戦乱のカンボジアで、ニューヨーク・タイムズの特派員として、命懸けの取材を続け、帰国後にピュリッツァー賞を受賞した、シドニー・シャンバーグの体験記事の映画化だ。
シャンバーグと彼の通訳兼助手として働いていた、カンボジア人記者との友情、混乱の中での別れ、そして劇的な再会までが描かれる。
監督は英国のテレビ界出身の新人だが、アクションあり、サスペンスあり、感動ありの社会派エンターテインメント大作を、手際よくまとめていると思う。
国境なき世界を歌ったジョン・レノンの「イマジン」がラストに流れ、感動をもたらしてくれる。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
色鮮やかな映像とノリの良い音楽が最高な作品。
本年度ベスト!
ぶっちゃけB級臭が漂う作品だったけど自分好みの映像と音楽で満足度は高め!
これに加えモナ・リザを演じたチョン・ゾョンソさんがとても美しかった!
拘束衣を着て街を歩く姿が何だかセクシー(笑)
12年間精神病院に隔離されていたモナ・リザ。
満月の夜に覚醒し、人を操る事が出来る能力を手に入れる感じ。
理由は全く不明(笑)
そのモナ・リザが精神病院を抜け出しニューオリンズの街でポールダンサーのボニーと人を操りお金を手に入れ警察に追われるストーリー。
ボニーがダンスしている時のチップの額がハンパない(笑)
とにかく鮮やかな映像が美しい。
ニューオリンズの街の光や看板。
店内のパッケージなど全てがカラフル。
これに加え広角レンズで映される街並みの迫力も凄かった!
ボニーの息子やDJのファズがモナ・リザに協力し街から逃げ出るシーンのスリル感に引き込まれる。
空港でボニーの息子の思ってもいなかった行動に泣ける。
次作がある事を期待します( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
幻のウイスキーを復活させる感動のお仕事ムービー。
本年度ベスト!!
お仕事ムービーに加え、人間の成長ドラマが組み込まれた感動作って感じ!
ウイスキーの蒸留所が被災しウイスキーが作れなくなり社長が他界。
ある理由で息子も家を出て、美大の娘が中退して蒸留所を継いで苦難に立ち向かうストーリー。
数々の困難に立ち向かう姿が胸熱。
これからって時にも新たな災害に見舞われ、そこから立ち上がる姿に感動する感じ。
そんな蒸留所をネットニュースの記者の高橋が取材する中、仕事を辞めようと考えるものの、登場人物達の言葉に記者として成長する姿も素晴らしかった!
蒸留所を経営する駒田琉生(ルイ)。
従業員を守る為、ある企業からの買収の話に悩みある決断をしようとする中、従業員達の言葉に泣ける。
そこから家を出た兄も加わり幻のウイスキーを作る姿が熱い!
ラストシーンは出だしの記者の高橋の姿が弱々しく見えるシーンが映されるけど、たくましくなった今の姿との対比も良かった!
幻のウイスキーが飲みたくなりました( ´∀`)
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-11-20
アパート住人達のちょっと笑えて軽めの人間ドラマが満載の作品。
本年度ベスト級。
あらすじが良さげで鑑賞。
良作の予感がしたけど自分には全くハマらなかった。
大阪のアパートの住人達を中心にした人間ドラマ。
それぞれのドラマの内容が薄め。
そのドラマが繋がって行くかと思えばそうでも無く。
感動も泣くことも無かった感じ。
雨の中でのシーンが多目。
そのシーンに意味があるのか考えるものの意味は無さそう(笑)
この先、何かあると集中して鑑賞していたので飽きる事は無かったです(笑)
馬場ふみかサン目当てもあったけど、美しいのか?そうで無いのか?
判断に悩みました( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
愛とは何かを明らかにする作品。
本映画は、イタリアの閉鎖性を象徴する事件とも言われているが、
よく観察すれは、愛に生きる女性が、強く逞しく、キリスト教の影響を垣間見るベースラインがあり、閉鎖性もその為だろう?
けっこう拝金主義な場面が多く、カトリックと言うより、プロテスタントで現実的な生き方に重点が置かれているように思える。
何はともあれ、他を思いやる気持ちが強い女性たちが、しっかり、自立している。
マザコンなイタリアにあり、母なる女性は、わざわざ男女平等を謳わなくともしっかり、自立している。
アルドも、エットレの存在により、愛とは何かを知り、目覚める。
今まで、多くの若者を傷つけた因果応報により、罪を償うが、
エットレは、愛とは自然に体現し、愛に生きるが故に、事件後も強く生きて行く。
その愛が本物なら、人は強く成れる。
どんな形の愛であれ、本物なら、エゴで生きないあなたは、強く成れるはずである本物ならば、それを明らかにした事件である。
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2023-11-19
この映画「タイムライン」は、マイケル・クライトンの原作の小説もいまひとつだし、映画はもっとダメな失敗作であったと思う。
原作の小説を読んだ時は、マイケル・クライトンお得意の歴史ネタに、時間SFが融合するというので期待したのだが、時間旅行の概念と方法に関しては、マイケル・クライトンらしいテクノロジー・アイディアを駆使しているものの、総じて物語にご都合主義な展開が目立ち、ガッカリしてしまった。
ベテラン監督のリチャード・ドナーも往年の冴えがなく、詰めの甘さが目立っている。時間旅行のシーンもあっさりしていて、肝心の時間理論のくだりも、バッサリとカットされていた。
これではタイム・トラベル物としてもつまらないし、もっと言えば、作り手たちに"SFマインド"がまったく欠落していると思う。