映画感想・レビュー 211/2573ページ

テキサスSWAT:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-19

この映画「テキサスSWAT」は、1980年代に一世を風靡した"肉体派アクションスター"の内のひとりで、ブルース・リー(李小龍)の「ドラゴンへの道」で最強の敵役として名を馳せたチャック・ノリスが、ブレークするきっかけとなった作品だ。

とにかく、史上最強のミドル級の空手チャンピオンからアクション映画スターへと華麗に変身したチャック・ノリスの魅力の原点に迫る、男気満点の作品なのだ。

武器密売組織と闘う一匹狼のテキサス・レンジャーを描いたアクション映画だが、そのテイストは、まさにマカロニ・ウエスタンだ。

主人公のマッケイド(チャック・ノリス)の小汚さと屈強さを絶妙にブレンドされた風貌は、マカロニ・ヒーローを彷彿とさせるし、フランチェスコ・デ・マージの音楽も、馬泥棒一味を殲滅するウエスタン的なオープニングから、クライマックスを飾る組織のボス(デヴィッド・キャラダイン)との格闘家俳優の面目躍如の対決まで、正調マカロニ節で、大いに盛り上げてくれる。

怒りの荒野:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-19

マカロニ・ウエスタンの貴公子ジュリアーノ・ジェンマ主演の「怒りの荒野」は、私生児の青年が、流れ者のガンマンに弟子入りし、腕を磨いていくというストーリー。

町で横暴を極めていく師に、不信感を抱き始め、遂には運命の"師弟対決"を迎えることになる。

公開当時、日本で人気のあったジェンマだが、本場アメリカの西部劇の悪役でならしたリー・ヴァン・クリーフの圧倒的な存在感にはかなわない。

青年は師から教わった"ガンマンの十戒"を唱えながら、敵を仕留めていくクライマックスは、リズ・オルトラーニのテーマ曲とも見事にマッチし、胸が躍りましたね。

オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-19

まだハイジャックを題材とした映画が珍しかった1974年の作品のため、展開はのんびりしているが、陰謀自体はいかにもイギリス人が考えそうなものになっている。

SASが突入したら、すぐ解決しそうな事件だが、もちろん、そんなに簡単にいかない事情があるのだ。

非情で官僚的なイギリスのやり方に反発を覚え、あくまでも警察官としての正義感で事件に取り組む、ショーン・コネリー演じるノルウェーの保安部長タルビック大佐の姿には、どうしても、ジェームズ・ボンド役に嫌気がさして、シリーズを降板したコネリーの姿がだぶってしまう。

今だったら、イギリス側のプランを肯定的に描くのだろうけれど、それを否定するのがコネリーというところが肝なのだ。
そういった事情で、コネリーの派手なアクションは一切なし。

監督は、フィンランド出身のキャスパー・リードだが、基本的にはイギリス映画なのだ。

ハイジャック犯には、曲者俳優のイアン・マクシェーン、音楽は大御所のジェリー・ゴールドスミスが担当している。

シャイロックの子供たち:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-19

池井戸潤氏原作の銀行物。銀行員も大変やなと観るたびに思います。結果は倍返しでスカッとさせてくれました。前半重要な役の役者さん達が後半出てこないのが気になりました。「ヴェニスの商人」を理解しないとダメかな。

コナン・ザ・グレート:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-19

「コナン・ザ・グレート」は、マッチョ志向のジョン・ミリアス監督が、当時まだ無名に近かったアーノルド・シュワルツェネッガーという格好の素材を得て、おのれの肉体のみを武器に闘う男の物語を作り上げた。

黒澤明監督に心酔して、映画監督を目指しただけあって、この作品にもその傾倒ぶりが、無邪気なほど見られる。

特に顕著なのが、終盤近くの戦闘場面。
数にまさる敵を迎え撃つため、古代人の墓所を要塞化して、騎馬武者を一人づつ隘路に誘い込んで倒すくだりは、まさしく「七人の侍」のクライマックスそのもの。

また、早坂文雄が作曲した「七人の侍」の音楽を、明らかに意識した場面もある。

血沸き肉躍る冒険ロマンだが、危機を克服する方法が、ひたすら剣と肉体だけというのが、いささか、この映画を単調なものにしていると思う。

母燈台:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-19

NHKラジオ深夜便で特集されたのが作詞家・丘灯至夫,昔のレコードの懐かしいような曲から本篇が観たく為って来たなあ♫

グリース:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-19

💃NHKラジオ深夜便で1978年のポップス特集で流れたオリビア・ニュートン・ジョンとジョン・トラボルタの愛のデユエット,クリクリした本篇ヒロインの大きな瞳

法廷遊戯:P.N.「ちゃこ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-18

友達につきあって見ました。アイドル主演なので全く期待していなかったのですが、すごくよかった。永瀬くん静かな演技がはまってたし、北村匠美も切ない役合うなあ。でも、一番は杉咲花。この人の演技は本当にすごい。まともに見たのははじめてなので、感動してしまった。最後の主題歌がザ・アイドルで違和感があったのでマイナス1でしたが、見て損はないと思います。

OUT(2023):P.N.「ペコ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-18

アウト狂犬と呼ばれる超不良の井口達也は少年院から出所したばかりで1年間ケンカしたら一発で即アウト!ケンカできない。顔はかわいいのにケンカが強いなんてスゴイ!斬人の副総長要君面白い。たばこの吸い方も様になってて良かった。ほんとヤンキーだった。斬人の総長のあっちゃんたばこ🚬じなくてアメ玉🍭くわえながら集会にでてきたりほんと総長と思えないくらい細いカラダになチャラいキャラなのにケンカの天才スゴイ強かった。東京卍會の総長のマイキー君みたい。あっちゃんみたいな総長いいなぁ斬人メンバーみんなから慕われまたあっちゃんも仲間を大事にしてて頼もしい。あと特攻隊長剣道使いの圭吾君と親衛隊長ボクシング使いの目黒修也君達も渋くて良かった。斬人グッズ欲しかったけど販売してなくて残念。パンフレットだけ買って帰りました。笑い、仲間絆ケンカバトルアクションありの飽きないすごく面白い映画でした。もう一回おかわりします。

ゴジラ-1.0:P.N.「bogi」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-18

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

⭐️10個
核実験の前にゴジラが出て来たときは前提を崩すのか、とがっかりしたが徐々に納得。
終盤は滂沱。
ハッピーエンドでも冷めなかった。

この子は邪悪:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2023-11-18

サスペンスなんかホラーなんか中途半端な作品。「世にも奇妙な物語」であるような内容。ラストの赤ちゃんの手の動きで笑ってしまいました。桜井ユキさん、南沙良さんが綺麗なので、それでいいです。

シャレード(1963):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-18

「シャレード」は、恋とスリルでいっぱいの洒落たミステリー映画だ。

ミュージカル映画の名手、スタンリー・ドーネン監督が、ヒッチコック調のサスペンスに挑戦した作品。

殺された夫が残したはずの遺産のために、命を狙われる人妻役には、オードリー・ヘップバーンが扮し、素敵なファッションに身を包み、キュートな魅力を振りまいている。

ヒッチコック作品で慣らした、ケーリー・グラントを配し、物語もサスペンスフルに展開し、スタンリー・ドーネン監督らしい、お洒落で楽しいロマンチックな作品になっていると思う。

共演者として、ウォルター・マッソー、ジエームズ・コバーンが出演しているのも、映画ファンとして嬉しくなりますね。

マッキントッシュの男:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-18

この映画「マッキントッシュの男」は、淡いブルーと薄明の霧が一面に淡く立ち込めているような、美しい色調が印象に残る映画だ。

監督のジョン・ヒューストンも、主演のポール・ニューマンもアメリカ人だが、アメリカ映画とは 一味違った感じのスパイ・スリラーなのは、イギリスの風景の印象によるものかもしれない。

かつての、米ソの東西冷戦下の西側と東側のスパイ合戦を描いた、ありきたりのストーリーだが、いいムードで最後まで飽きさせない。

とぼけた演技で、東側に潜り込むポール・ニューマンのスパイ役は、彼が出演した「逆転」や「引き裂かれたカーテン」以来、お得意のものだ。

大柄で、がっしりとしていて、ちょっとイングリッド・バーグマンを思わせる雰囲気を持った、ドミニク・サンダが美しく、最後に報復の銃弾を撃ち込むところも鮮烈だ。

海と毒薬:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-18

この「海と毒薬」の原作は、第二次世界大戦末期に、実際にあった米軍の捕虜に対する生体解剖実験をもとに書かれた、遠藤周作の問題作で、熊井啓監督は、企画から15年かけて、この作品の映画化を実現。

この原作の小説は、キリスト教的な問題意識で書かれた作品であったが、映画はそれよりも、非人間的な大学の内部の醜い権力闘争が、事件の引き金になっているということを焦点に描いている。

核心になっているのは、熊井啓監督の基本的な理念でもある、ヒューマニズムである。

非常に緊迫感のある社会派ドラマという実りを示した作品だと思う。

重厚なモノクロ映像で、話としては非常に重いが、見応えのある、いわゆる問題提起をした秀作だと思う。

ウィロー:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-18

製作総指揮がジョージ・ルーカス、監督がロン・ハワードという豪華なスタッフの映画です。
主演はワーウィック・デイヴィス。かの「スターウォーズ」シリーズのイウォーク族のウィケット役です。

ストーリーはいたって単純。世界を救う赤ん坊を拾った小人族のウィローが、囚われ人だった剣豪マッドマーディガン(なんとヴァル・キルマー!!)と共に邪悪な女王を滅ぼすために旅立つお話ですね。

さて、このヴァル・キルマーは、剣豪の役なので、豪快に剣を振り回すチャンバラシーンにはほんとにシビレました。
でも、女装するシーンがあって、ちょっと興覚めしてしまった。
おいおい、オテモヤンみたいな顔して(笑)。
でも、最後は勇ましく甲冑まで着込んで大活躍していて、拍車大喝采ものでした。

そして、ラストにはお決まりの、悪者との壮絶な戦いのシーンが登場する。
この映画の悪役は、バブモルダという悪い女王。
この魔法使いのお婆さんと戦うのは、やっぱり魔法使いのフィン・ラゼルで、この女の戦いのシーンは、なかなか凄かった。
全体的に見て、豪華なスタッフのわりには、イマイチの出来かなと思った。

ゴリラ(1986):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-18

田舎の警察にくすぶっていた元FBIのアーノルド・シュワルツェネッガーが、シカゴのギャング一味に捜査官の息子を殺された、元上司ダーレン・マクギャビンの依頼を受け、殺し屋に化けてギャング一味に潜り込む。

こういう潜入作戦は、昔からうんざりするほど多いが、この作品はシュワちゃんが暴れ回るのを見せる映画なので、お話などどうでもいいようなものだ。

例によって、鋼鉄製のロボットのごとき逞しさで、勇猛アクションぶりを見せ、彼と一味が爆破騒ぎを起こして、警察に保管されていた麻薬を奪い取る一幕など、バイオレンスの見せ場もいろいろ用意されているが、ジョン・アーヴィン監督はどうもパンチ力不足で、あまり盛り上がらない。

組織の本拠へ一人で殴り込むクライマックスも、ものものしい銃器をあれこれと揃えて持っていくのに、充分に活用できていない。

そして、敵の弾丸が一発も当たらないという不死身ぶりだけが目立つという、お約束の展開になって終幕を迎える。

青春の蹉跌:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-18

「青春の蹉跌」は、石川達三の同名小説の映画化だが、野望を軸に展開する原作に比べ、長谷川和彦の脚色、神代辰巳の演出は、1970年代前半の虚脱感が漂う、全く印象の違った作品になっている。

カットバックを多用し、説明を極力排した映像に、製作当時の時代背景が滲み出ていて、ディテール描写に独特な魅力があった。

例えば、主人公の萩原健一が、道を歩いている時、横にある鉄製の手摺をフーッと触っていくと、ガタガタガタと音がする。

そういう何気ない描写に現実感が出ていて、神代辰巳監督の映像感覚の鋭さを感じさせる。

青春のある図式というものを、上手く活かして、最後の結末も奇麗な収まりかたであったと思う。

最終更新日:2025-06-16 16:00:01

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