映画感想・レビュー 149/2520ページ

北極の基地 潜航大作戦:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-08

この映画はジョン・スタージェス監督が、アリステア・マクリーンの原作を映画化したスパイ・サスペンス映画。

北極の英国気象観測基地ゼブラから、SOSを受信し急行するロック・ハドソン率いる米国の原子力潜水艦タイガー・フィッシュ号。
だが、実はそこには、ソ連のスパイ衛星が墜落したのだ。

そして、出航寸前に英国諜報員のパトリック・マクグーハンが乗り込んでくる。
衛星の中には、米ソのミサイル基地を撮影したフィルムがあったのだ。

原潜内で起こる不審な事件も解決しないまま、北極に到着した一行だったが-------。

せっかくの北極圏のロケが、風景しか使われず、ほとんどのドラマ部は、セットで撮影されている。

クライマックスの原潜が、氷を突き破って浮上するスペクタクル・シーンは、セットだが、かなり迫力がある。

ロック・ハドソン、パトリック・マクグーハン、アーネスト・ボーグナイン、ジム・ブラウンとジョン・スタージェス監督の好みの俳優陣も、セブげとは勝手が違うのか、今ひとつ活かされていない。

パトリオット・ゲーム:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

人気小説家トム・クランシーが生み出した、最も有名なCIAエージェントがジャック・ライアンだ。

海兵隊員からキャリアをスタートさせ、証券マン、CIA分析官、大統領補佐官、副大統領、大統領といった具合にアメリカの危機を救いながら、アメリカンドリームを駆け上がっていく活躍を描いたのが、ジャック・ライアンシリーズだ。

そのシリーズ2作目の「パトリオット・ゲーム」は、「愛国者のゲーム」の映画化作品で、CIAを退官したライアンが、ロンドンでIRAのテロに巻き込まれ、テロリストを撃退する。

その戦いの中で、弟を殺されたIRAのリーダーの復讐の戦いを描いた作品だ。

この作品でのライアン役はハリソン・フォード。
前作の「レッド・オクドバーを追え!」と違って、完全にライアンが主人公の物語になり、完全無欠のライアンの活躍が堪能できる作品になっている。

荒鷲の要塞:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

「荒鷲の要塞」は、難攻不落の要塞に特殊部隊が挑むという、典型的な特攻作戦もので、見応えのある戦争アクション映画だ。

「ナバロンの要塞」に次ぐ、アリステア・マクリーンものの傑作だと思う。
しかも、この作品は、アリステア・マクリーン自身のオリジナル・シナリオによる作品なのだ。

リチャード・バートン扮する特殊部隊の隊長が、ナチス・ドイツ軍に寝返ってみせるあたりのサスペンスも堂に入っていて、アメリカのレンジャー部隊のクリント・イーストウッドとともに、驚き、ハラハラしながら見守ることになるのだ。

ストレンジャー・ザン・パラダイス:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は、不思議な魅力にあふれた、斬新な映画だ。

ニューヨークに住む二人の若者と、ハンガリーから来た若い娘の、3人の奇妙な日常と旅が淡々と綴られていく。

語るべきストーリーや意味はほとんど存在しない、殺風景で乾燥したモノクロの世界が、編集の不思議な効果によって、スナップ写真の連続のように流れていく。

そこにあるのは、ジム・ジャームッシュ監督の極めて音楽的な感性だけで、我々観る者はその独特の空間に身を委ね、ただ感じるのみだ。

特集:サタジット・レイ監督作品 『大地のうた』三部作:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

サタジット・レイ監督著作わが映画インドに始まるを読むと映画の論評でも優れた批評のテイストで語る監督の持ち味があることが判って興味を惹く。其れはフランソワ・トリュフォー監督の作品やヌーベルバーグにとっての映画の神様アルフレッド・ヒッチコック監督作品にも及んで居るんだ

ナポレオン(2023):P.N.「愛の力、言葉の力、人の力」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

史実を愛の側面からリアリティー豊かに壮大に描く作品。

ざっくり、ナポレオンの半生をたどれるから、歴史的なお復習にもなる。

映画なので、多少のはしょりや脚色はあるが、ナポレオンとは、改めて、知れる。

如何に、ナポレオンの強運さが解る、多くの死者、あの状況で生き抜いた彼の半生。

フランス、そして、ジョセフィーヌへの愛の力、こまめにしたためる文の側面と観察力と人を取り込める力。

愛の国、フランスと言われるのも、彼からかも知れない?

彼の遺志を継ぐ凱旋門は、太陽のように、放射状に、今も、フランスを見守る。

人として生きたナポレオンの活躍した半生をリアリティー豊かに感じられます。

日本の戦国時代などもそうですが、女性は世継を産むと言う重い責任があっての地位、正室、側室との括りはなくとも、そのような時代背景あっての、愛、友情に似たモノがジョセフィーヌと歴史を紡いだナポレオンの人の力を知れる。又、彼の言葉の力(思考力)あってこそ。

始めに言葉あり、神は言われた光あれ。

翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて:P.N.「ビール党」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

よく考えたら(よく考えなくても)具体的に何をやってるのかわからない話を二時間しっかり観せられたのは凄い、演出の力業です。教訓もとってつけた様なテーマも無くただただくだらない。個人的に一番笑えたのは行田タワー、「よく考えてみろ、ただ田んぼアートを見るためだけにあんなタワーを作るか?」←もう返す言葉もありません。難を言えば二階堂ふみをもっと見たかった。でも頭を空っぽにしたくて観た今作、完全に振り切ったGACKTを始め、見事でした。最後に、小さい役ですが堀田真由がカワイかった。何気にくっきーも良かった。

大河への道:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-07

コミカルにしたいのかシリアスにしたいのか噛み合ってない感じです。内容は面白いのに脚本が適当な感じ。出演者でなんとか観れてる感じです。立川志の輔師匠の原作なんですね、落語で聴いてみたいです。

パラダイム:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

このジョン・カーペンター監督の映画「パラダイム」は、全編、恐怖という緊張感に包み込まれた、人類の終末を描いた作品だ。

カプセルに封じられた暗黒の王子が、女性の体を操り、サタンの父を復活させようとするが、肝心の暗黒の王子も、サタンの父も姿を見せずに、壮大な終末的世界を感じさせる点が凄い。

周囲の恐怖部分を描くことから、邪悪な中心の存在を浮き彫りにする語り口は、ジョン・カーペンター監督の独壇場だ。

歓びの毒牙(きば):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

この映画「歓びの毒牙」は、ダリオ・アルジェント監督のデビュー作で、フレドリック・ブラウンの小説「通り魔」を下敷きにしたミステリー映画だ。

彼が、イタリアのヒッチコックと呼ばれる引き金となった作品でもある。

事件を目撃した作家が、連続殺人に巻き込まれていく。
その後のアルジェント監督の映画に、数多く登場する黒手袋の犯人が、この作品にすでに登場している。

殺人シーンは、「私が一番うまい」と自ら演じている。
尚、この映画の原題は、水晶の羽を持つ鳥だ。

ゴジラ-1.0:P.N.「てつさん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

ゴジラ映画史上最高の作品。
ハリウッドGODZILLAに押されて、メイドインJAPANは、ゴジラ史上最低のゴジラ作品、シン・ゴジラの影響もあり、それほど期待なく鑑賞しました。
ハリウッドさんごめんなさち。物語も緊迫感も音楽も、ハリウッド超えちゃいました。
最高でしま。

さすらいのカウボーイ:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

この映画は、いわば、"人間の情念"が、そのまま映像になった西部劇であり、映画で描かれる、その全てが素朴で、シンプルで、そして純粋なのです。

主人公のピーター・フォンダは、おのれの心のおもむくままに西部をさすらい、人生をさすらっていきます。
そして、ふと、7年前に出て来た家に帰りたくなると、まるで風のように、妻と子供のいるささやかな農場へ戻って行きます。

さすらい人の生きる姿勢とは、まさに、このようなものなんだという、監督のピーター・フォンダの思想がよく表現されていると思います。

これは、さすらい人の仲間のウォーレン・オーツが危機に陥った時も、やはり同じ姿勢なのです。
フォンダは、ただ黙々とオーツのもとにおもむき、そして、死ぬのです。

そこには、正義感などというものはなく、勇気というほど、おおげさなものもありません。
あるのは、西部の空や野や森を自由にさまよい、飛翔する"西部男の純粋な魂"だけがあるのです。

ぬくもりの内側:P.N.「ばんちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

もう一度観たい映画!!
もっと近くで見ることができるなら何度も通いたくなる心が温かくなる映画でした。
是非とも全国で上映して今温かい心を皆に取り戻してほしい!
余韻の残る映画です。
森山さんの歌声がよく合う~。
子供達も安心して見ることがてきて大切な事を学べる数少ない映画の一つ!

カムイのうた:P.N.「ペコちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-06

映像が素晴らしかった。又和人がアイヌにして来たことが、いかに残酷だったか、知ることが出来た。又知里幸恵さんがアイヌ神謡集を出すまでの事も分かり島田果穂さんの圧倒的なユカラの音楽も良かった。深刻な物語が兼田先生と夫人の登場で少しホッとした所があった😅

桜の代紋:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

「桜の代紋」は、刑事である若山富三郎が、その全存在を賭けて、悪徳暴力団と対峙した物語だ。

時代劇の職人監督である三隈研次の、アクション・シーンのド迫力は、現代劇でも全く遜色がない。

検問中の警官が射殺された。巨大暴力団若頭の石橋蓮司を、強引に締め上げて、解決の糸口を掴むが、石橋蓮司を乗せた護送車が襲撃されて炎上し、彼は死亡。

敵役は大滝秀治、渡辺文雄、草野大悟。
若山富三郎はひるまずに追及するが、後輩の関口宏が殺され、最愛の妻・松尾嘉代は、人質に取られた末に惨殺される。

憎しみと怒りに満ちた若山富三郎の拳銃が火を噴いて、敵を皆殺しにする。

ラストは、無期懲役の判決を受けた若山富三郎の晴れやかな表情で終わる。

ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛:P.N.「にゃみい。」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

なんだか物足りなかった。
わかりづらいし、四兄弟にスポットライトがあまり当たらない。
アスランは来るの遅いし、ルーが可哀想だった。
あんなに真っ直ぐに信じてくれていたのに。

魔女が出てきたのは嬉しかったけど、あっけなく出て来れなかったの可愛かった。あれは封印なのか殺されたのかわからない。
そういう部分の掘り下げが少ない。

加えてピーターとスーザンはもう来れないって…えー?という感じだった。

スーザンはいつのまにかカスピアンとくっついていて解せない。
もっとそこに掘り下げがあったら嬉しかったかもしれない、なんでそんなに仲が良くなったのかわからない。

傲慢なカスピアンが四兄弟を振り回すしルー以外の三兄弟が暴走してるし、なんなんだろうこれ……。もっと夢のあるものを見たかった。

シュレック:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

吹き替え版で視聴したのだが、吹き替え版の声については、かなり好みが別れるところだろう。
個人的には浜ちゃんの声は気にならなかったが、どうしてもあの関西弁が嫌だという人は、多数いると思う。

フィオナ姫の藤原紀香は、下手といえば下手だが、浜ちゃんやドンキー役の安心して聞ける山寺宏一の声にごまかされて、気にならなかったように思う。

ストーリーとしては、まずおとぎの国のキャラたちが可笑しい。
みんなが知っているピノキオや白雪姫、7人のこびとが出てくるのだが、どうみても「おとぎの国」というイメージではない。
つまり可愛くない。

シュレック自体も、食事が気持の悪いゲテモノばかりだし、美しい姫と信じていたフィオナ姫自体も変である。
綺麗な声で小鳥と一緒に歌うシーンがあるのだが、小鳥さんが、それも青い鳥が-------。

私としては、声に微妙な難点はあるかもしれないが、あまり気にならなかった。
全体的に皮肉っぽく出来上がっていて、面白かったと思う。
シュレック

最終更新日:2024-11-02 16:00:01

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