映画感想・レビュー 148/2520ページ

妖怪の孫:P.N.「なんのきなし」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-11

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最初は妖怪ものかと思っていましたが、予想とは大違い。まさか妖怪が岸伸介で孫があの安倍晋三とは想定外の驚きもありついつい見入ってしまいました。
たんたんとした進行の中に安倍晋三による政治の私物化、国民をだます姑息さがここまで酷かったのかと思い知らされました。政権を取ったら政策なんかどうでも良く、国民にはやってる振りを見せていれば良いような発言もしていたり、国会答弁では野党を小ばかにする姿勢や嘘の答弁などなど呆れるばかりです。
安部が刺殺されてから統一教会の問題が大きく報道され始めましたが、それまでのメディアの姿勢などが問題視される中、安倍政権に対するメディアの忖度姿勢もまた大きな問題であることが入念な調査によりよく描かれていてとても良いドキュメンタリーだなと思います。
こんな自民党を支持し続けている方々に特に見て頂きたいと思います。

ジュリア:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-11

この映画「ジュリア」は、女流劇作家リリアン・ヘルマンの回顧録「ペンチメント」の映画化作品だ。

反ナチ運動の信念に生きる、親友ジュリアとの友情を中心に、共同生活をしていた作家ダシール・ハメットとの愛情を織り交ぜながら、親友を失ったリリアンの深い憤りが、静かに伝わってくる感動の一篇だ。

第二次世界大戦直前に、全てを賭けて抵抗運動にのめり込んでいくジュリア。
その凄まじい生き方が、劇作家リリアン・ヘルマンに物凄く大きな影響を与える。

力強くヒューマニズムを描くことで定評のあるフレッド・ジンネマン監督の厳しい映画で、国境を越えるところのサスペンスなど、とても面白かった。

しかも、ジェーン・フォンダとバネッサ・レッドグレープという、社会派女優の顔合わせが凄い。

エクソシスト 信じる者:P.N.「ロマンティックエロ爺」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-11

90才ぐらいのエレン.バ-ステンの登場は、リアルタイムで故フリ-ドキン監督のエクソシストを観てる爺には嬉しいのですが如何せんサ―ビス的面白味を惜しいところで超えられず!悪魔に乗り移られる女の子を2人にしたんだからアクションを恐ろしさを旧作の2倍にしてもらいたかったな~しかし、女の子2人はメッチャ頑張ってます!三部作と言うことなので次作に期待です!

ウェルター:P.N.「宝箱」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-11

 お金では得られない大切なものを出演者の1人、1人がはき出したそんな映画だった。少年院の友人役の人は「バカみたい」と女の子に言われ怒らずに「だろ」と返すセリフや、いい日旅立ちにこのひとが送られる時の表情を何度も映すのはこの人しか出来ない表情であり、それが光っているからだろう。 院長と課長のコンビの面白さ。 心震わすところは主人公が女の子に会いたくてしらじらしい時間つぶしをしまくるが、道を隔てたところには女の子の仲間3人がいる。まったく意識してないところ。又、試合中女の子が来てくれたかと何度も見るところ。 主人公の1度だけの笑顔の愛らしさ、性格の深み、女の子の「今の時刻に迎えに来て」を受け無表情なのにすごく喜びがあふれていて、カメラとか光のあて具合とか演出とかすごいなと思った。

 

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-11

タイムリープ系の映画ではかなり泣ける作品。
本年度ベスト!

福原遥さん目当て。
なかなか良い演技で女優としての成長を感じる作品だった(笑)

父が他界し母と二人暮らしの百合。
生活も苦しい中、亡くなった父を誉めるばかり母にうんざりする感じ。
大学の進学を諦め就職を選んだ百合が戦時中の日本にタイムリープする展開。

特攻隊に志願した彰と出会い、食堂で住み込みで働く事に。

父親が他界した事もあって百合が自ら命を絶つ特攻隊員に疑問を抱く姿に泣ける。
今更だけど特攻隊の是非を問う感じに考えさせられる。

彰が出撃する日が訪れ泣ける展開に期待するもあっさりと出撃してしまい泣ける作品と思いきやそうでもない(笑)

と、思ってから百合が現代に戻り、ある施設を訪れたシーンから涙腺が緩む感じに意表を突かれた。

そして彰が目指したかった道を百合が引き継ぐ展開にも泣ける。

あの花が咲いていた場所。
丘じゃなくて谷と感じたのは自分だけなのか?
気になります( ´∀`)

ウォンカとチョコレート工場のはじまり:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-11

ファンタジー要素が多目なメッチヤ面白いミュージカル映画。
本年度ベスト!!

元BiSHのチッチがチャーリーの相棒、ヌードルのCVと言う事で迷わず吹替版で鑑賞。
チッチの声がメッチヤ良い!
そしてチッチの歌声も聴くことが出来て最高な作品だった!

本作はオリジナル「チャリチョコ」のウォンカの若い頃のストーリー。
だけど「チャリチョコ」とは全くの別物って感じだった。
世界観も全く別物で関連性の無い映画だった感じ。
ウォンカの性格が全く違っていて、本作観賞後にオリジナルを見たら違和感あるかもしれない感じ。

母と夢見たチョコレート工場を作る為、ある街に訪れたウォンカ。
その街の悪徳ホテル経営者や悪徳チョコレート職人3人に立ち向かう感じのストーリー。

思ってもいないミュージカル要素が多目でとても良い!
吹替版だったので字幕版でティモシー・シャラメさんの歌声も聴きたい!

ウォンカのお母さんの手紙に泣け、その後のチョコレートのお裾分けのシーンも良かった。

字幕版で鑑賞した方は吹替版での再鑑賞を推奨。
自分は字幕版でもう一度観たいです( ´∀`)

市子:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-11

杉咲花さんの演技にメッチヤ引き込まれた作品。
本年度ベスト!!

ぶっちゃけストーリーは今一つだった感じだけど杉咲花さんが素晴らしかった!
個人的に主演女優賞を差し上げたい位の演技。
特にプロポーズのシーンで流す涙に自分も涙が流れてしまった(笑)

市子と名乗る女性の壮絶なストーリーの認識で鑑賞。
それより市子の周りの人達が彼女を支えている感じのシーンの比重が高かった感じ。

若葉竜也さん演じる長谷川が市子にプロポーズした翌日に彼女が失踪。

刑事の後藤と長谷川が市子の過去を究明しながら彼女を探すストーリー。

市子が失踪した理由に泣けるもののストーリーにはイマイチ乗れず。
杉咲花さんの演技だけを楽しんでしまった感じ。

お母さんが一番悪いと思うけど、なぜそうしてしまったのか?
もう少し詳しく描いて欲しかった印象。

よく解らないシーンもあり期待していただけに少し残念です( ´∀`)

忍ぶ川:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-10

この映画「忍ぶ川」を撮った熊井啓監督は、一般的には社会派の監督と言われているが、基本的には社会的なテーマを取り上げつつも、そこにメロドラマ性や抒情的な色彩を、うまく折り込む監督ということが言える。

この「忍ぶ川」も、そういった意味で、メロドラマ性が生きた、非常に爽やかな、青春物語に仕上がっていると思う。

特に、当時、俳優座の新人だった栗原小巻が、新鮮な演技をしていて、若々しさと美しさ、爽やかさという、栗原小巻のいい資質が、見事に結晶した作品だと思う。

ゴジラ-1.0:P.N.「ばらちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-10

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

自分が監督だったらを、、、言っても良いですか?ネタがバレてしまいますが、、、。

自分が監督だったら、ラストの敷島の脱出はストーリーでは伏せておいて、観客には自爆したと見せかけて、全てを失ったかに思わせておいて、実は最後の最後で脱出装置で生き伸びていた!というふうにもっていきます。そして、のり子さんとあきこちゃんと人知れず、どこかで暮らしている、というようなストーリーにもっていきます。

いかがでしょうか?

映画 窓ぎわのトットちゃん:P.N.「けろたろう」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-10

黒柳徹子さんの幼少期の出来事と戦前から戦中までの不穏な空気感が伝わってきます。当時の生活ぶりや暮らしぶりがとても丁寧に描かれています。そしてトットちゃんの少し変わったところを受け止めてくれたトモエ学園。生と死、大人と子ども、戦争と平和、対比が素晴らしい。とても細かい実写化と見間違うような美しい映像。トットちゃんの空想や夢のシーンでは特殊な技術を敢えて使うという演出も良かった。いろんな人に観てほしいと思う

トオイと正人:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-10

モノクロ写真が散りばめられた本篇原作を手に取った時,東京工芸大での上映会と監督本人とナレーターの鶴田真由のテーチインの記憶が蘇って来た。次回作に話は及び,彼女は音大生がいいのではと云う。音感と台詞廻し。またヨガに凝ってる非日常生活な話云々。
写真家・瀬戸正人と行くロードムービースタイルの映像化,原作を手に取った時記憶の迷宮が鮮明に甦って来る!アフターテーチインには監督とナレーターの鶴田真由の座談会。インドでのふたりのコラボした写真集や彼女の撮ったショートvideoも披露

首(2023):P.N.「bogi」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-10

日本史の一定の知識や各人物のステロタイプが分からないと面白くない作品。アウトレイジの積もりで観た人は低評価になるだろう。
海外で評判を取っても北野は「お前らに分かるか、バカヤロー」と内心毒づいているのでは。
その意味で飽きさせず、時々笑える佳作である。
重量級とは言えない加瀬亮を信長に据えたのは良いキャスティングだった。

ズートピア:P.N.「ルカ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-09

金曜ロードショーで一度観ただけなので、うろ覚えですが…お話は面白かったです。

しかし、主役キャラのウサギの声優を女優の上戸彩がやっていたせいもあってかあまり上手な吹き替えとは思えませんでした。

そのせいか上戸彩のウサギの台詞の全てが棒読みに聞こえてしまい、感情も感じられない演技だったので観ていて白けてしまいました。

キツネのニックの吹き替えをしていた森川智之さんは声優さんなので、当然上手でしたよ。

私が思うに最近の映画やアニメはどうして声優さんを本職にしている方を起用するのではなく、女優や俳優や芸人やアイドルや歌手ばかりをやたらと起用するのかが分かりません…そのせいか、最近のアニメや映画は声優ではない人の吹き替えが多いせいで全く観なくなりました。

だいたい声優ではない人が声優をすると必ず吹き替えで上手い下手が分かれますし、どうも声優さんのお仕事を奪っている気がしてなりません。

声優をお仕事に持っている方がいる以上は、きちんと声優さんにアニメや映画の吹き替えを担当して頂きたいですね。

雪道:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

他の映画サイトで従軍慰安婦問題に焦点を充てたドラマや映画の作品がヒットしている情報を知ったー。過去を見詰め過失を再発させない,戦争責任の所在ともリンクし

わが青春のフロレンス:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

「わが青春のフロレンス」は、19世紀末から20世紀初頭にかけての古都フロレンスを舞台に、一人の青年が恋と労働運動に情熱の炎を燃やす姿を描いた作品だ。

貧しさの中に育った若者が、次第に労働意識に目覚め、やがて階級闘争に身を投じる。

しかし一方では、年上の未亡人と初恋の交渉を持ち、死んだ仲間の女房と恋に落ちて結婚し、また隣家の細君の誘惑に負ける、というような多情多感な愛の遍歴をする。

古都のたたずまいが、静かに沈み切った雰囲気で、枯れた渋い味わいを醸し出している。

それだけに、この主人公の若い情念に燃えたぎった生き方が、田園と対比的に私の心に迫ってくるのだ。

ナポレオン(2023):P.N.「ロマンティックエロ爺」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

こりゃ~怒る人でるよな~英雄の側面よりお前は犬か~馬か~とゆうピストンセックス、マザコン野郎ナポレオン!政治家、天才戦略家としての側面は薄い!配信の4時間バ-ジョンを観ないとそこは観れないのかな~リドスコ先生だからもっとバカな愚かな側面を観れるかも~映画版で怒った人を更に怒らせる作品になれば~と期待!

灰とダイヤモンド:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

アンジェイ・ワイダ監督の代表作である「灰とダイヤモンド」は、ソ連軍によるポーランド解放に際して、レジスタンスの反主流派であった、自由主義派の失望と幻滅を背景に、テロ行為に走る青年を描いた作品だ。

ズビグニエフ・チブルスキーが演じたマチェックも、そうした若者のひとりで、ソ連からやって来る新政府要人の暗殺を計って、それを実行するが、やがて衛兵に発見されて、ゴミ捨て場で射殺されて死ぬ。

戦時中、必死になって抵抗運動に参加した若者が、なぜか戦後は時代の流れから外れ、ニヒルな脱力感を抱えて死んでいく姿が、観る者の胸を打つのだ。

主演のズビグニエフ・チブルスキーは、ポーランドのジェームズ・ディーンと言われて人気を博したが、ディーン同様に、その後、事故のため急死している。

彼は自らマチェックであったのかもしれない。

月(2023):P.N.「月のファン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

見たくないものを見ようとしないこの世の不条理を、繊細に微妙な距離感を保ちながら描き切った名作だと思います。
深く、重く、切なく、辛い映画だけど、2時間20分余りがとても短く感じた「面白い」映画でもありました。
人間観、社会観、人生観が変わるようなインパクトがあり、この時代に、一人でも多くの人に観てもらいたいと思えた内容でした。

最終更新日:2024-11-02 16:00:01

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