映画感想・レビュー 1272/2573ページ

わたしは、ダニエル・ブレイク:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-08

先進管理社会の〈幻想と云う名の豊かさ〉の中で喘ぐ地獄の様な、斬り捨てられた庶民の怒りのスパークする瞬間を本編は垣間見せて呉れるんだ。ケン・ローチ監督は先に金銭の問題をコミカルにパロデイ化して演出したが、本編のシリアスで有りながら何処か愛嬌が感じられるタッチは矢張り、リベンジした自身の新境地と為ったんだねぇ🎵ー。✍️🎥🤠

劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~:P.N.「はな」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

ずっと2次元媒体の方で夏目ファンだったので正直、動くってどうなのかな?声がつくとどうなんだろう?と思っていました。が、拝見させて頂いてびっくり。すごく良かったです。
声優さんもみんな原作のイメージ通りで全く違和感を感じなかったし、音楽も素晴らしい。夏目達を取り囲む自然や建築物やインテリアの美しさにも感動しました。ストーリーも映画のための書き下ろし。ちゃんと夏目していてほっこり&切ないお話で。
全体的にとてもとても楽しませていただきました。作ってくださったスタッフの皆様、スポンサーの皆様に本当に感謝です。

single mom 優しい家族。 a sweet family:P.N.「緑の屋根」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

ニセコの美しい自然の中で緑の畑を歩く長谷川葉音さん演じる娘役エミリーなど母親視点でみた愛らしい娘の描写は美しいと感じた。
エジプト人とのハーフの長谷川さんの顔立ちもあり、まるで名作洋画だった。
しかし、自身がシングルマザーの家庭環境にもあり、家族の中で生じる問題は演技を越えたリアリティーは特筆できるポイントで、他の作品と確実に違う。

また、エミリーの母親の愛美役を演じた女優 内山理名と愛美の母親を演じた女優 西川可奈子の二人の苦しみと幸せの演技は、男性の私にも良くわかる名演技だった。
特に二人は長撮りのクローズアップシーンが多いが、どれも心臓を捕まれるようなシーンに仕上がっていた。

最後に四つ葉のクローバーの花言葉に重なる映画のメッセージが見終わった後に心を暖かくしてくれる。

なお、現在上映館が少ないのは、上映のための各映画館への宣伝費が足りていないことが原因と舞台挨拶などで監督が語っている。
映画の質は全国大規模上映をしても良い映画だ。

ただし、娯楽作品ではないヒューマンドラマなので、娯楽作品を望む方では評価が逆転するかも知れない。

ほたるの川のまもりびと:P.N.「栄華」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2018-10-07

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

ほたるが舞う小川、という一文をみて惹かれた。

夏の初め、奇しくも各地で大水害の起きる前に観た。ダムが被害を大きくしたケースが散見された。また本来あるべきもの、ごくありふれた日常の有り難さは、失ってから気づく、ということが身に沁みた。
この映画の舞台はダムは不要と50年以上建設を食い止めてきた里山。この夏の豪雨にも耐えた。むしろダムが無いことでたすかったらしい。タイトルにあるように、虚空像山の梺でほたるが舞う。ここでたくさんの標本やスケッチを遺したシーボルト博士も200年後の失われなかった奇跡を喜んでいるにちがいない。

なんと言う事か、今日もまた里山の村落を壊しにやってくる制服の集団の顔にはモザイク。彼らにもまた生活はあろうから身分と個人情報の尊重の為とは、涙が出る。誰が何を守るのか。
日本のドキュメンタリー映画は、進化している。

告白小説、その結末:P.N.「猫のクロ」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2018-10-07

この作品を見ながらエルの正体について色々と想像するだろうが、結末は想像出来る範囲内で、最も意外に見えて最もありきたりで最もつまらないものだった。はっきりいって平凡な作品である

海街diary:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

そしてドキュメントでフォトジェニックさでは、何処か谷崎潤一郎原作の市川崑監督映画化作品「細雪」見たいな雰囲気も在るんだ。爽やかなシットリ感は漫画原作の精神を活かしてるねぇ。小津安二郎監督の「東京物語」へのオマージュは原作にも本編の海街のロケ・シーンにも確と感じられて来るんだ。何度と無く登場する葬儀場のシーンや煙突のある風景、蝉の声、波の音、花火、櫻。

サタデー・ナイト・フィーバー:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

そして本ジョン・バダム監督の傑作映画「ショート・サーキット」はロボットに生命が宿るET見たいな面白さ溢れる作品。No.5君がジョン・トラボルタ主演の本編をテレビで観ながら深夜に彼女と踊るセルフ・パロデイシーンも、もう最高何だゼ!軍も機密を守ろうと必死だったが、ロボット君のインテリジェンスには、到底敵わないのだろう~💃🕺🤖

ザ・コンサルタント:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

ポーカー・フェイスなインテリジェンスなベン・アフレックの数字に向かうストイックな感情とアクションとがどう噛み合うのか、映画の醍醐味は此処に懸かってるんだねぇ~🌠

セッション:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

本デイミアン・チャゼル監督のミュージカル「LaLaLand」でエマ・ストーン嬢がオーデイションで本の数秒間でスポイルされる屈辱的なシーンやライアン・ゴズリングが写真撮りで老カメラマンに好きな様にポージングの注文をさせられる様な屈辱シーンで本編の地獄のレッスン・シーンが再び脳裏に甦って来た!そんなストレスを跳ね退けて行く若い力と或る種の運が重なってドラマは、陰影深いの人生模様を刻んでねぇ~🎵

ブルーバレンタイン:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

矢張り、本編に続いて同じくライアン・ゴズリングのミュージカル映画「LaLaランド」を視聴すると、男女の愛の物語に於いての男の諦念見たいな情感の、或る共通性がちょいと感じられて来たんだ。其れは敗北の美学の様な気もしたが悲劇では、勝者では無くて敗者こそが、とりを務めるのだから両作品とも主人公はライアンと云う事に為るのではないか

恐怖の報酬('52):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-07

連続ドラマ〈genius Picasso〉をTV視聴していたら風貌が佳く似ていて、本アンリ=ジョルジュ-クルーゾー監督のドキュメンタリー映画「ミステリアス・ピカソ天才の秘密」を思い出した。ドラ・マール嬢との件にはバルザックの小説『知られざる傑作』に登場したアトリエも出て来た。其れにしても本編のラスト、イブ・モンタンの笑顔は最高だった!

最終更新日:2025-06-18 11:00:01

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