ミセス・ハリス、パリへ行く 感想・レビュー 1件

みせすはりすぱりへいく

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P.N.「家政婦はパリを夢に変える!!!」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-01

タイトル通りの正に、その名の通りのお話し。

けれど、エスプリの効いた、余すことなく、完璧に仕上げるオートクチュールのように、完璧な仕上がりの作品。

人生に、大切なバラ(愛)を失った彼女に、ドレスが、明かりを灯す。

また、パリ、そしてディオールも、大切な何かを失いかけていた。

彼女の縁起(魔法)によって、消えかけていた世界に、明かりが、灯り始める。

働き者こそ、地の塩と言います。

怠け者は、怠け者の臭いがするように、

働き者は、バラの芳香のように、香りさえ漂う存在。

ラ・ビィアン・ローズ、幸せ色を振り撒き、人々に、十人十色の幸せ色のバラを咲かせる存在。

ハリス、家を支配するものが、世界を支配する。

正に、働き者、時に、透明人間かもしれないが、働き者こそ、人生に、手間暇かけて咲かす、バラのような存在として、香しくもあり、人々の心に、消えかけていた、明かりを灯す。

バラの栽培しかり、ディオールの工房しかり、あなたの人生しかり、働き者こそ、地の塩。その場所で、高貴なバラを咲かせる存在。

最終更新日:2024-04-30 18:13:28

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