イッツ・ア・ニューデイ 作品情報

いっつあにゅーでい

商社に勤める甲斐智成(時津真人)はお人よしで要領も悪く、いつもミスばかり。東大卒にもかかわらず完全にエリートコースから外れてしまった冴えないオトコ。同期で同じく東大出身、ビシッときめた森下(赤塚篤紀)とは大違い。今日も上司、大槻課長(武田義晴)からいつものように小言が。しかし、ふと課長の声が聞こえていないことに気がつく甲斐。あわてて書類を抱えたままオフィスを飛び出すとエレベーター前で一人の女性とぶつかってしまう。落とした書類を一緒に拾ってくれた彼女に甲斐はおもわず見とれてしまう。駆け込んだ病院の医師(小川岳男)からは「心因性の難聴、つまり心の病です」と診断され、薬代わりにアメをひとつ渡された。そんな甲斐のもとに派遣社員の柚月沙織(青山倫子)が配属されてきた。なんと彼女はエレベーター前でぶつかった女性だった。「柚月沙織と申します。よろしくお願いします」。「聞こえる!」。ほかの人の声は聞こえないのに、沙織の声だけは聞こえた。感激のあまり迫る甲斐に驚いた沙織は書類で殴ってしまう。沙織はフランスの大学を卒業し、MBAを取得したスーパーウーマン。しかしどんなに忙しくても定時にはさっさと帰宅してしまう。「なぜ彼女が派遣なのか?」どこか謎めいているだけに同じ部署の奈津美(益子梨恵)、裕子(宮田真帆)、歩美(岡明子)もあれこれと詮索する。奈津美は「所詮オトコを探しに会社へ来てるのよ」と冷やかだ。ある日、甲斐がデパートで趣味のミニチュアSLを眺めていると、沙織と遭遇する。彼女は男の子を連れていた。実は、彼女はシングルマザーだったのだ。甲斐は耳が聞こえないのを、周囲に言えず適当な返事を繰り返しているため、オフィスではアクシデントが続出。できもしない中国語の通訳を頼まれたり、女子社員を怒らせてしまったり。それをいつも救ってくれたのは沙織だった。そしてふたりの距離は少しずつ縮まり…と思えた矢先、甲斐にとっては緊急事態が発生する。いつものように上司の問いかけを理解しないまま適当な返事をしたばかりに、沙織は森下の下で働くことに。すべては沙織を狙う森下の差し金だった。彼女がいなくては何もできないのに。果たして、甲斐は沙織を取り戻せるのか?

「イッツ・ア・ニューデイ」の解説

商社マンと派遣社員の女性の心の交流を描くヒューマンドラマ。主人公沙織を演じるのはTVドラマ『逃亡者おりん』の青山倫子。相手役の商社マン甲斐を演じるのは北区つかこうへい劇団の若手俳優、時津真人。監督は『介護番長』など数多くのTVドラマを手がけてきた梅沢利之。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年12月15日
キャスト 監督梅沢利之
出演青山倫子 時津真人 武田義晴 赤塚篤紀 岩崎雄一 小川岳男 益子梨恵 宮田真帆 岡明子 佐原弘起 ホウウェイ 箭内恵理子 長野裕明 岡村英 蔀祐太郎
配給 スペースクラフト・エンタテインメント
制作国 日本(2007)
上映時間 70分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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