「『THE W』優勝を信じてくれたのは大九監督だけ」と本音を暴露!?吉住&岡野陽一、爆笑トークを披露!『私をくいとめて』公開記念トークイベント

「『THE W』優勝を信じてくれたのは大九監督だけ」と本音を暴露!?吉住&岡野陽一、爆笑トークを披露!『私をくいとめて』公開記念トークイベント
提供:シネマクエスト

ロングランを記録した『勝手にふるえてろ』の、原作=綿矢りさ×監督・脚本=大九明子のゴールデンコンビで贈る、映画『私をくいとめて』が大ヒット公開中です!本作の主人公は、脳内に相談役「A」を持つ、31歳おひとりさま・みつ子。悠々自適におひとりさまライフを満喫していたみつ子が、年下営業マン・多田くんと出会い、うっかり恋をしてしまう物語。20代の頃のように勇敢に恋と向き合えなくなってしまったみつ子のもどかしい現実を描く。

みつ子に扮するのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』(16)で主人公・すずの声を演じ、YouTube Originalsドキュメンタリー「のんたれ」では『おちをつけなんせ』(19)の脚本・監督・編集・主演他を務めるなど、活動の幅を広げる女優・創作あーちすと のん。みつ子が恋する腹ペコ年下男子・多田くん役を演じるのは、この秋放送される「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・CX)出演のほか、映画でも多数公開待機作を控え、今最も熱視線が注がれる実力派俳優・林遣都。結婚しイタリアで暮らすみつ子の親友=皐月には、のんとは朝ドラ以来の待望の共演となる橋本愛。さらに臼田あさ美、片桐はいりといった実力派役者陣や、本作で映画初出演となる若林拓也も存在感を発揮!令和を生き抜く女性たちに容赦なく突き刺さる、わかりみが深すぎる崖っぷちのロマンスを彩る。

この度、<公開記念スペシャルトークイベント>が実施され、岡野陽一、吉住、監督が登壇した。
岡野はみつ子(のん)と多田くん(林)の恋を温かく見守るコロッケ屋の店主役で、吉住はみつ子が旅先でネタを披露する芸人として本人役で出演。二人の味わい深い名演に、SNSでも「吉住&岡野の絶妙な使い方!」「確実に存在感を示していたし、いい味が出ていた」「住吉さんとみつ子のシーンは刺さった」と絶賛の声が相次いでいる。

そんな二人に対し、まずは出来上がった本作を目にした感想を問われると、岡野は「めちゃくちゃ面白かったです!僕はギャンブルが好きで、“絶対に明日この馬買おう”と心に決めていても、よく脳内にいる“A”みたいな存在が出てきて心が惑わされることがあるので、すごい共感できましたね」と振り返り、会場の笑いを誘っていた。吉住も「作品を観させていただいたのが、『THE W』準決勝の前で。そんな状況も重なって、自分が出てくるシーンが心にぐさぐさ刺さりましたね。映画を観ながら思わず泣きそうになったんですが、隣に岡野さんもいて、絶対に涙を見られたくないので、歯をくいしばって耐えてました(笑)」と笑いを交えつつ魅力を熱弁する。

大九組への参加は、岡野は「時効警察はじめました」特別ドラマ 『時効警察とくべつへん 刑事課・ 彩雲真空』以来二度目、吉住は今回が初参加。もともと二人のファンだったという監督だが、岡野のキャスティングに関しては「コロッケ屋の店主役は元々女性を想定して脚本を書いていたんですが、岡野さんに出てほしいと考えているうちに、いつの間にか“ヒゲの男”という設定になって。徐々に“岡野色”が強くなっていきましたね」と告白。吉住に関しても「芸人さんにネタを披露してもらうシーンで、どなたに演じていただくのがいいか考えていたとき、真っ先に吉住さんが浮かびました」と回顧する。さらに、二人の出演シーンでは特別な演出はせずに、アドリブで自由に喋ってもらったものをそのまま使っていたという監督。そう明かす監督の言葉に、吉住が思わず「絶対いらないセリフありましたよね?!“おい坊主、散髪したのか?”って(笑)」とつっこむと会場からは大爆笑が!「元々、僕がコロッケを売るシーンだけ全然セリフがなかったんですよ!“九条ネギじゃないけど大丈夫?”っていうセリフしかなくて(笑)そんな中で子役の子がずっと僕を見つめてくるから、思わず(アドリブが)出ちゃいましたよね」と弁解する岡野の言葉に、監督は「あれがいいんです!”散髪“っていうフレーズは私からは出てこないので!(笑)」と語尾を強めて称賛していた。そんな監督の優しさに、吉住も「監督くらいなんですよ、私が『THE W』で優勝すると信じてくれていたのも!人力舎なんて誰も信じてくれなかったのに(笑)」と冗談交じりに本音をこぼしながらも、「私を起用してくださったのもタイミングが神がかっていて、本当にありがたかったです」と感謝を述べていた。さらに岡野と吉住が、想像以上に(自身の)出演シーンが多かったことについて触れると、監督は「尺が長くなってしまうので、それでも多少カットさせていただいたシーンはあるんですが…」と前置きしつつ、「お二人のシーンは多めに残していたんです。(岡野が)タバコを吸いながらニヤニヤしているシーンも本当はもうワンカットあったんですが、プロデューサーから“岡野さんのこと好きすぎません?ワンカット減らしませんか?”と言われてしまって。バレたか!と思いました(笑)」と“芸人愛”溢れる裏話を明かし、会場の笑いを誘っていた。

さらにイベントでは主人公・みつ子を演じたのんからサプライズで二人へのコメントが読み上げられる場面も!共演した感想について、まずは吉住に対し「吉住さんが披露されているネタをテレビで見たことがあったので、生で見られて感動しました!トイレから現場に戻るとき、人力舎の芸人さんたちとかけっこをされていて、こんなにエネルギッシュな方なんだと疾走感に感動しました。『THE W』優勝おめでとうございます!」とコメントが読み上げられると、「めちゃくちゃ痛いやつじゃないですか」と自身の行動にツッコミをいれつつも、「のんさんがいらっしゃったので、人力舎の芸人もみんな浮かれていたんだと思います」と当時を回顧。一方、岡野については「岡野さんのコロッケ屋さん、最高でした!なぜか温かみがあって、懐の深いコロッケ屋さんに見えました。テレビで拝見しているとどういう方なんだろうと思い緊張していたのですが、アドリブで男の子と戯れのお芝居をされていたのが、温かくて印象的でした」と好意的なコメントが読み上げられると、思わず岡野は「のんさんは僕に借金があること知らないんでしょうね」と自虐を炸裂し、会場は大爆笑!さらにのんとのエピソードを「現場でお会いした際、監督からのんさんへ“この人は鶏肉のネタをやる人だよ”と説明されて。僕がR-1でやった鶏肉を大空に飛ばすというネタのことを指しているんですが、監督がのんさんにそのネタを見てみてと伝えていて。それで監督がのんさんに“どうでした?”と聞いたら、苦笑いを浮かべてましたよ」と切ないエピソードも披露し、会場を大いに盛り上げていた。

イベントの最後には、「出歩くことが厳しい時期ではありますが、これだけのお客様に集まっていただいて感謝しかありません。皆さんの心に、この作品が届いてくれたら嬉しいです」(監督)、「この映画を観てたくさん力を貰ったおかげで、『THE W』で優勝できたと思います!これからも“馬鹿な男”たちを見下しながら強くなっていきましょう!」(吉住)、「この作品はおひとりさまもおふたりさまも楽しめる作品だと思います。パンフレットでは空気階段の水川がコメントを寄せていて、その時(パンフに寄稿した際)はおふたりさまだったんですが、途中で“おひとりさま”になりました。かたまり(水川)がもう一度観ても楽しめる映画だと思います。ぜひみなさんもたくさん観てください!」とそれぞれメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。

最終更新日
2021-01-01 11:00:52
提供
シネマクエスト(引用元

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