映画感想・レビュー 190/2562ページ

トオイと正人:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-10

モノクロ写真が散りばめられた本篇原作を手に取った時,東京工芸大での上映会と監督本人とナレーターの鶴田真由のテーチインの記憶が蘇って来た。次回作に話は及び,彼女は音大生がいいのではと云う。音感と台詞廻し。またヨガに凝ってる非日常生活な話云々。
写真家・瀬戸正人と行くロードムービースタイルの映像化,原作を手に取った時記憶の迷宮が鮮明に甦って来る!アフターテーチインには監督とナレーターの鶴田真由の座談会。インドでのふたりのコラボした写真集や彼女の撮ったショートvideoも披露

首(2023):P.N.「bogi」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-10

日本史の一定の知識や各人物のステロタイプが分からないと面白くない作品。アウトレイジの積もりで観た人は低評価になるだろう。
海外で評判を取っても北野は「お前らに分かるか、バカヤロー」と内心毒づいているのでは。
その意味で飽きさせず、時々笑える佳作である。
重量級とは言えない加瀬亮を信長に据えたのは良いキャスティングだった。

ズートピア:P.N.「ルカ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-09

金曜ロードショーで一度観ただけなので、うろ覚えですが…お話は面白かったです。

しかし、主役キャラのウサギの声優を女優の上戸彩がやっていたせいもあってかあまり上手な吹き替えとは思えませんでした。

そのせいか上戸彩のウサギの台詞の全てが棒読みに聞こえてしまい、感情も感じられない演技だったので観ていて白けてしまいました。

キツネのニックの吹き替えをしていた森川智之さんは声優さんなので、当然上手でしたよ。

私が思うに最近の映画やアニメはどうして声優さんを本職にしている方を起用するのではなく、女優や俳優や芸人やアイドルや歌手ばかりをやたらと起用するのかが分かりません…そのせいか、最近のアニメや映画は声優ではない人の吹き替えが多いせいで全く観なくなりました。

だいたい声優ではない人が声優をすると必ず吹き替えで上手い下手が分かれますし、どうも声優さんのお仕事を奪っている気がしてなりません。

声優をお仕事に持っている方がいる以上は、きちんと声優さんにアニメや映画の吹き替えを担当して頂きたいですね。

雪道:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

他の映画サイトで従軍慰安婦問題に焦点を充てたドラマや映画の作品がヒットしている情報を知ったー。過去を見詰め過失を再発させない,戦争責任の所在ともリンクし

わが青春のフロレンス:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

「わが青春のフロレンス」は、19世紀末から20世紀初頭にかけての古都フロレンスを舞台に、一人の青年が恋と労働運動に情熱の炎を燃やす姿を描いた作品だ。

貧しさの中に育った若者が、次第に労働意識に目覚め、やがて階級闘争に身を投じる。

しかし一方では、年上の未亡人と初恋の交渉を持ち、死んだ仲間の女房と恋に落ちて結婚し、また隣家の細君の誘惑に負ける、というような多情多感な愛の遍歴をする。

古都のたたずまいが、静かに沈み切った雰囲気で、枯れた渋い味わいを醸し出している。

それだけに、この主人公の若い情念に燃えたぎった生き方が、田園と対比的に私の心に迫ってくるのだ。

ナポレオン(2023):P.N.「ロマンティックエロ爺」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

こりゃ~怒る人でるよな~英雄の側面よりお前は犬か~馬か~とゆうピストンセックス、マザコン野郎ナポレオン!政治家、天才戦略家としての側面は薄い!配信の4時間バ-ジョンを観ないとそこは観れないのかな~リドスコ先生だからもっとバカな愚かな側面を観れるかも~映画版で怒った人を更に怒らせる作品になれば~と期待!

灰とダイヤモンド:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

アンジェイ・ワイダ監督の代表作である「灰とダイヤモンド」は、ソ連軍によるポーランド解放に際して、レジスタンスの反主流派であった、自由主義派の失望と幻滅を背景に、テロ行為に走る青年を描いた作品だ。

ズビグニエフ・チブルスキーが演じたマチェックも、そうした若者のひとりで、ソ連からやって来る新政府要人の暗殺を計って、それを実行するが、やがて衛兵に発見されて、ゴミ捨て場で射殺されて死ぬ。

戦時中、必死になって抵抗運動に参加した若者が、なぜか戦後は時代の流れから外れ、ニヒルな脱力感を抱えて死んでいく姿が、観る者の胸を打つのだ。

主演のズビグニエフ・チブルスキーは、ポーランドのジェームズ・ディーンと言われて人気を博したが、ディーン同様に、その後、事故のため急死している。

彼は自らマチェックであったのかもしれない。

月(2023):P.N.「月のファン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-09

見たくないものを見ようとしないこの世の不条理を、繊細に微妙な距離感を保ちながら描き切った名作だと思います。
深く、重く、切なく、辛い映画だけど、2時間20分余りがとても短く感じた「面白い」映画でもありました。
人間観、社会観、人生観が変わるようなインパクトがあり、この時代に、一人でも多くの人に観てもらいたいと思えた内容でした。

北極の基地 潜航大作戦:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-08

この映画はジョン・スタージェス監督が、アリステア・マクリーンの原作を映画化したスパイ・サスペンス映画。

北極の英国気象観測基地ゼブラから、SOSを受信し急行するロック・ハドソン率いる米国の原子力潜水艦タイガー・フィッシュ号。
だが、実はそこには、ソ連のスパイ衛星が墜落したのだ。

そして、出航寸前に英国諜報員のパトリック・マクグーハンが乗り込んでくる。
衛星の中には、米ソのミサイル基地を撮影したフィルムがあったのだ。

原潜内で起こる不審な事件も解決しないまま、北極に到着した一行だったが-------。

せっかくの北極圏のロケが、風景しか使われず、ほとんどのドラマ部は、セットで撮影されている。

クライマックスの原潜が、氷を突き破って浮上するスペクタクル・シーンは、セットだが、かなり迫力がある。

ロック・ハドソン、パトリック・マクグーハン、アーネスト・ボーグナイン、ジム・ブラウンとジョン・スタージェス監督の好みの俳優陣も、セブげとは勝手が違うのか、今ひとつ活かされていない。

パトリオット・ゲーム:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

人気小説家トム・クランシーが生み出した、最も有名なCIAエージェントがジャック・ライアンだ。

海兵隊員からキャリアをスタートさせ、証券マン、CIA分析官、大統領補佐官、副大統領、大統領といった具合にアメリカの危機を救いながら、アメリカンドリームを駆け上がっていく活躍を描いたのが、ジャック・ライアンシリーズだ。

そのシリーズ2作目の「パトリオット・ゲーム」は、「愛国者のゲーム」の映画化作品で、CIAを退官したライアンが、ロンドンでIRAのテロに巻き込まれ、テロリストを撃退する。

その戦いの中で、弟を殺されたIRAのリーダーの復讐の戦いを描いた作品だ。

この作品でのライアン役はハリソン・フォード。
前作の「レッド・オクドバーを追え!」と違って、完全にライアンが主人公の物語になり、完全無欠のライアンの活躍が堪能できる作品になっている。

荒鷲の要塞:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

「荒鷲の要塞」は、難攻不落の要塞に特殊部隊が挑むという、典型的な特攻作戦もので、見応えのある戦争アクション映画だ。

「ナバロンの要塞」に次ぐ、アリステア・マクリーンものの傑作だと思う。
しかも、この作品は、アリステア・マクリーン自身のオリジナル・シナリオによる作品なのだ。

リチャード・バートン扮する特殊部隊の隊長が、ナチス・ドイツ軍に寝返ってみせるあたりのサスペンスも堂に入っていて、アメリカのレンジャー部隊のクリント・イーストウッドとともに、驚き、ハラハラしながら見守ることになるのだ。

ストレンジャー・ザン・パラダイス:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は、不思議な魅力にあふれた、斬新な映画だ。

ニューヨークに住む二人の若者と、ハンガリーから来た若い娘の、3人の奇妙な日常と旅が淡々と綴られていく。

語るべきストーリーや意味はほとんど存在しない、殺風景で乾燥したモノクロの世界が、編集の不思議な効果によって、スナップ写真の連続のように流れていく。

そこにあるのは、ジム・ジャームッシュ監督の極めて音楽的な感性だけで、我々観る者はその独特の空間に身を委ね、ただ感じるのみだ。

特集:サタジット・レイ監督作品 『大地のうた』三部作:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

サタジット・レイ監督著作わが映画インドに始まるを読むと映画の論評でも優れた批評のテイストで語る監督の持ち味があることが判って興味を惹く。其れはフランソワ・トリュフォー監督の作品やヌーベルバーグにとっての映画の神様アルフレッド・ヒッチコック監督作品にも及んで居るんだ

ナポレオン(2023):P.N.「愛の力、言葉の力、人の力」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-08

史実を愛の側面からリアリティー豊かに壮大に描く作品。

ざっくり、ナポレオンの半生をたどれるから、歴史的なお復習にもなる。

映画なので、多少のはしょりや脚色はあるが、ナポレオンとは、改めて、知れる。

如何に、ナポレオンの強運さが解る、多くの死者、あの状況で生き抜いた彼の半生。

フランス、そして、ジョセフィーヌへの愛の力、こまめにしたためる文の側面と観察力と人を取り込める力。

愛の国、フランスと言われるのも、彼からかも知れない?

彼の遺志を継ぐ凱旋門は、太陽のように、放射状に、今も、フランスを見守る。

人として生きたナポレオンの活躍した半生をリアリティー豊かに感じられます。

日本の戦国時代などもそうですが、女性は世継を産むと言う重い責任があっての地位、正室、側室との括りはなくとも、そのような時代背景あっての、愛、友情に似たモノがジョセフィーヌと歴史を紡いだナポレオンの人の力を知れる。又、彼の言葉の力(思考力)あってこそ。

始めに言葉あり、神は言われた光あれ。

翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて:P.N.「ビール党」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

よく考えたら(よく考えなくても)具体的に何をやってるのかわからない話を二時間しっかり観せられたのは凄い、演出の力業です。教訓もとってつけた様なテーマも無くただただくだらない。個人的に一番笑えたのは行田タワー、「よく考えてみろ、ただ田んぼアートを見るためだけにあんなタワーを作るか?」←もう返す言葉もありません。難を言えば二階堂ふみをもっと見たかった。でも頭を空っぽにしたくて観た今作、完全に振り切ったGACKTを始め、見事でした。最後に、小さい役ですが堀田真由がカワイかった。何気にくっきーも良かった。

大河への道:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-07

コミカルにしたいのかシリアスにしたいのか噛み合ってない感じです。内容は面白いのに脚本が適当な感じ。出演者でなんとか観れてる感じです。立川志の輔師匠の原作なんですね、落語で聴いてみたいです。

パラダイム:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-07

このジョン・カーペンター監督の映画「パラダイム」は、全編、恐怖という緊張感に包み込まれた、人類の終末を描いた作品だ。

カプセルに封じられた暗黒の王子が、女性の体を操り、サタンの父を復活させようとするが、肝心の暗黒の王子も、サタンの父も姿を見せずに、壮大な終末的世界を感じさせる点が凄い。

周囲の恐怖部分を描くことから、邪悪な中心の存在を浮き彫りにする語り口は、ジョン・カーペンター監督の独壇場だ。

最終更新日:2025-04-26 16:00:02

広告を非表示にするには