- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-04
人種や見た目で相手を決め付ける事が愚か。
と言う事を表現した作品。
本年度ベスト!
人間の姿となって普通に暮らしている地球外生物の難民X。
週刊誌記者がある情報を元にXと思われる人に張り込み正体を明かそうとするストーリー。
林遣都さん演じる記者の笹。
上野樹里さん演じるXと思われる柏木に近づくも柏木に恋してしまう感じ。
そして台湾留学生のリンとバイト仲間の野村周平さん演じる仁村のラブストーリーが同時進行して行く展開。
この2組のカップルの仲良くなって行くスピード感がハンパない(笑)
人間に危害を与えないXの設定。
これを上手い方法で表現している感じが良かった。
柏木が「人は心で見る」と言うセリフが印象に残る。
誰がXなのか?
あえて解り難くしている感じも良かった。
誰がXでも関係無い事を言いたかったと解釈。
ラブストーリーや親子愛も良かったけど、人を人種や見た目で決め付ける事はいけないと思わせる作品だった。
もう一回観て登場人物の表情や行動を観察したら面白さが倍増すると思います( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-04
サンフランシスコのチャイナタウンは、大陸横断鉄道建設に従事した中国人が、故国から妻子を呼び寄せて建設した街だ。
いわば白人にとっては、中国的なもののイメージの源泉となる場所だ。
この街を舞台にした「ゴーストハンターズ」の出だしは、主人公が、黒づくめの愚連隊"死の貴族"を追って、黄色い鉢巻きの"チャンシン"と、赤いターバンの"ウィンコン"なる戦う結社が対立する中華街にやって来る。
そして、乱闘が始まるや否や、雷鳴と共に編み笠姿の"嵐の3人組"が現れる。
トラックで逃げようとした主人公は、魔界の王"ローパン"を轢いてしまうのだった-------。
ジョン・カーペンター監督は、「今のうちに思い切り悪ふざけをしておきたかった」のだそうで、香港映画顔負けの羽目を外した演出が見ものだ。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-04
期待と、多少の尻すぼみも覚悟しならがらの鑑賞。
起承転結がはっきりしていて、本作で、完結しているのが、潔い。
最近鑑賞した、
『唄う六人の女』
『隣人X』
は、起承転、、、???
で、作品自体のクオリティは良かったけど、脚本の練り具合でしょう?
結末が、なんだか、腑に落ちない展開でした。
ちょっとそれらの作品の二の舞かなの危惧も、なく、良かったです。
人間は、最近、スマホばかり見て、表情が死んだ方を多く見かける。
目を見開き、無表情、一度固定した行動パターンを繰り返す。
まあ、スマホを提供する企業には有り難い存在。
頭の中のそれは、まるで、今の世界を映し出している。
前頭葉が何かで固定され、海馬は、記憶を繋げる無い。
まあ、選択は自由が丘、自由には、責任が伴う。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-04
この映画「ドク・ホリデイ」は、「荒野の決闘」など、何度も映画の中で描かれている、アメリカ西部の伝説的な人物、ドク・ホリデイとワイアット・アープの姿を忠実に描いた作品だ。
トゥームストーンを牛耳り、甘い汁を吸おうと考えているワイアット・アープは、ドク・ホリデイを呼び寄せ、保安官選挙を有利に進めようとするが、アープのことを快く思っていないアイク・クライトンとの戦いへと発展していく。
アメリカン・ニューシネマの影響を受けたストーリーや構図など、ステレオタイプの西部劇とは一線を画した、異色の西部劇だ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
「ゴジラVSモスラ」は、ゴジラシリーズの第19作目の作品だ。
大森一樹が脚本を担当し、大河原孝夫が監督し、スケールの大きい娯楽作に仕上げている。
この映画の見どころは、シリーズ中、1、2を争う、怪獣ファンに絶大な人気を誇るモスラの復活だ。
そして、そのモスラの宿敵となる新怪獣、黒いモスラ"バトラ"の登場だ。
この二大怪獣と甦ったゴジラが、名古屋と横浜を舞台に、三つ巴の壮絶な死闘を繰り広げる。
また、過去にザ・ピーナッツが演じて、人気を集めた小美人も、新人二人を起用して復活している。
そして、懐かしいあのモスラの歌も披露して、嬉しかったですね。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-03
フレッド・ジンネマン監督の「わが命つきるとも」は、1966年度のアカデミー賞で主要6部門を受賞した作品で、ロバート・ボルトの舞台劇を完璧な映像美で映画化した名作だ。
「ユートピア」の作者としても有名なトーマス・モアを主人公に、時の国王ヘンリー8世の離婚問題から起こった確執と権力闘争という、英国史上有名な史実を描いている。
特に、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した、トーマス・モア役のポール・スコフィールドを筆頭に、ずらりと顔を揃えた名優たちも見どころ十分で、ロバート・ショーがヘンリー8世を生き生きと好演している。
リアリズムで貫かれた、フレッド・ジンネマン監督の演出の格調の高さは、彼の最高作だと思います。
信念のためには、権力にも抵抗し、死をも厭わないという、トーマス・モアの人間像には驚嘆するばかりだ。
アメリカン・ニューシネマの台頭以前の弱体化したハリウッドが、意地を示した正統派歴史劇の秀作だと思います。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
亀梨くんのサイコパス演技は結構見応えあって良かった。怪物の木こりの正体にも納得できました。もっとグロな感じを想像していましたがモロに見せずに雰囲気で魅せるところがなかなかの出来だと思う
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
この映画「日曜はダメよ」は、1960年度カンヌ国際映画祭で、主演のメリナ・メルクーリが主演女優賞を受賞し、大ヒットした主題歌が、外国語映画初のアカデミー歌曲賞を受賞した作品だ。
港町ビレウスの娼婦イリヤは、日曜だけは古典悲劇の鑑賞のため、仕事を休むのだった。
だが彼女は、悲劇を全てハッピーエンドに受け取っていたのだ。
アメリカ人の旅行者ホーマーは、そんな彼女に正しい鑑賞法を教えようとする。
愛する女性を自分の望む姿に変えたいという、男の永遠の願望が描かれてているが、メリナ=ギリシャに安住の地を見つけた、ジュールス・ダッシン監督自身の喜びが、画面全体からあふれている。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-03
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「四谷怪談」の主演の長谷川一夫は、天下の二枚目だ。
その彼が伊衛門を演じるというので、厄介な問題が生じてしまった。
四谷怪談の主人公、民谷伊衛門はおのれの欲望のためなら、人殺しも平気な極悪人だ。
だが、いかに夏の定番とはいえ、天下の二枚目に悪役はさせられない。
そこで、このジレンマを解決するため、ストーリーの大改変が行われたのだ。
すなわち、伊衛門を上司の娘婿に仕立てて、出世の手蔓としたい周囲の陰謀で、彼は妻が不貞を働いていると信じ込み、死に追いやるが、遂にその真相を知り、悪人達と大立ち回りの末、これを討ち果たす。
もともと鶴屋南北の戯曲自体が長いので、映画化の際、かなりの脚色を行うのが常だったとはいえ、悪玉を善玉に変えてしまったのは、この作品くらいのものだろう。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-03
「セイント」は、バットマンやジム・モリソン、エルヴィス・プレスリーなどを演じてきたヴァル・キルマーが、12人の聖人の名を使い分ける怪盗に扮した冒険アクション映画だ。
暗い少年時代を経て、世界を股にかける大泥棒になったセイントこと、サイモン・テンプラー。
純粋な心を持つ科学者エマと恋に落ちた彼が、ロシア帝国の復活の野望に燃える大富豪トレティアックの陰謀を打ち砕くのだ。
この映画の元ネタは、ロジャー・ムーアが1960年代に主演した、TVシリーズ「天国野郎/セイント」。
野暮ったい親爺から謎めいた芸術家の青年まで、クルクルと変装してみせるヴァル・キルマーの演技が楽しい。
その軽いテイストの一方で、いかにも寒そうなロシアでのロケによる映像が、重厚なサスペンスを醸し出していると思う。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-03
🌊フィリピン地震に起因する日本沿岸地方の長引く津波注意報の今朝のニュースを聴くと壮絶な本篇映像がふと脳裏に過ぎり
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
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学生運動を歌った、♪ぼくたちの失敗
時が、なぜていく
大人が子供の頭を撫でるように、
君も、大人になり、時が来れば、そのなぜが?
頭を撫でる風のように、春風によって、氷解するだろう?
だから、なぜるである意味も納得するだろう?
学生運動によって、男は、女性蔑視、差別、
今、世界で起きている戦争も、男主導で、女性蔑視、女性差別が横行。
弱虫な男程、よく吠える。
変われない僕たちは、地下の喫茶室。
世界がこの歌を理解する時、世界中のなぜが?
頭を撫で
時がなぜるを理解する。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
エスプリが利いてると言うべきなのだろうが、現代の視聴者からすると冗長で評価しかねる出来栄え。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
このエリザベス・テイラーとウォーレン・ベイティ競演の「この愛にすべてを」は、「シェーン」「ジャイアンツ」などで知られる巨匠ジョージ・スティーヴンス監督の遺作となった、ブロードウェイの舞台劇の映画化作品だ。
ラスベガスを舞台に、コールガールと流れ者のピアニストが出会い、お互いを傷つけあいながらも、やがて確かな愛を取り戻していく姿を、切々と描き出していると思う。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
「クリムゾン・リバー」は、フランス映画ながら、セリフは全て英語、製作費20億円の巨費を投じて製作されたハリウッド色の強いアクション・スリラーだ。
ジャン・レノ、ヴァンサン・カッセルとフランスを代表する二大俳優の顔合わせは、新鮮味があり、迫力満点だ。
連続猟奇殺人事件と墓荒らしという、別々の事件を追っていた二人の刑事が、雪山で遭難する。
それぞれの事件が、一つに結び付いた時、田舎町に隠された驚愕の秘密が、彼らを襲うのだった----------。
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
当時、映画館で観た。映像の緻密さは凄い。ねぶた祭りのような音楽も印象的だったが、グロテスクなシーンも多く、登場人物にも感情移入出来ず、総じて苦手な作品。
ただ、海外に日本の映画の質の高さをアピール出来たのは良かった。
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
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個人的に1回目の方が面白かったです。
今回の琵琶湖より愛ーも面白かったといえばいえばそうなのですが、内容をぶっこみ過ぎて、流れを掴みにくかったです。
琵琶湖よりも周りの大阪を派手にし過ぎてた感じ。尺の問題もあると思うけど、琵琶湖の水を止める事によって、近畿がいかに困るかをもっとやればもっと面白かったのに。
登場人物が次から次に出てきて、言葉よりも、パフォーマンスが長いように感じた。ハイヒールモモコにもセリフはなかった?し。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-02
とにかく観てほしい。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-02
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この映画「オーメン2 ダミアン」は、「エクソシスト」と並ぶオカルト映画の金字塔とも言える「オーメン」の続編
この映画は、ダミアンの心情を描くのが主軸なので、恐怖の点では前作に遠く及ばないが、ドン・テイラー監督はアクティブな演出に挑んでいると思う。
例えば、女性記者の目を突いてつぶすなど、ダミアンの秘密を知った者を襲う、悪魔の使いのカラスが不気味だったり、エレベーターでの凄まじい胴体切断、氷の下に落ちて流されて溺死するなど、殺戮場面は前作以上にショッキングで見世物的な要素が強くなっている。
ただし、殺される女性が赤いコートを着ていたり、エレベーターが強烈なオレンジ色であったりと、何か思わせぶりで暗示的な演出が感じられてしまい、前作にあった"偶然の出来事による死"という印象が薄れてしまったのは残念だ。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-02
「蜘蛛女」は、意外と面白くて、興奮させられる映画だ。
レナ・オリン扮する女マフィアというのが、凄いのなんのって。
悪女なんていう生易しい言葉では追いつかない、ほとんどクリーチャー、モンスチー、フリークという域にまで達している。
口に書類を咥え、手錠をかけられた後ろ手でカバンをつかみ、タッタッタッタッとガニマタ状態で駆け出して行く、あの場面だけでも、この映画は傑作だ。
フィルム・ノワール好きの男たちのしみじみとした悪女幻想に蹴りを入れている。
こんな凄い女を考え出した、女性脚本家のヒラリー・ヘンキンは、只者ではない。