マグニフィセント・セブン:P.N.「ビール党」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2017-02-08
リメイクの場合に大事なのはスピリッツだと思いますがその意味では百点です(星は遠慮)。闘う動機への疑問の声も聞こえましたが、ラストが証明してくれています、間違っていません。そして「活劇を描きドラマを」、僕は楽しみました、そして活劇に興奮しました。僕にとって第三の「七人の侍」になりました。
リメイクの場合に大事なのはスピリッツだと思いますがその意味では百点です(星は遠慮)。闘う動機への疑問の声も聞こえましたが、ラストが証明してくれています、間違っていません。そして「活劇を描きドラマを」、僕は楽しみました、そして活劇に興奮しました。僕にとって第三の「七人の侍」になりました。
非常に理智的な映画だった!ニコール・キッドマンは映画グレース・ケリーに続いて見事な伝記ものをこなした…。ヘエウツウオーク監督の3D の太古の洞窟ドキュメントの興味と本編の考古学への関心がオーバーラップした。
昭和世代の父親。子供の気持ちを大事に暖かく見守る母。夢を追い続ける兄。兄の姿と父の思いの間で自分の気持ちに悩む弟。才能と努力。生業として夢の実現の難しさ。自分以上の才能を目の当たりにしたときの行動。GReeeeNの歌詞の厚み、曲の味わいの原点。その一部を垣間見ることができた気がしました。年を重ねることで培った父の価値観と若く勢いのある息子の価値観の違いの中で、息子が伝えた言葉。GReeeeNの詩が言霊として人に語りかけていると感じました。子を持つ親の眼からも観てもらいたい作品でした。
出てくる人物それぞれの表情表現が巧みで観ていて飽きない。
手前だけでなく奥まで細やかに描かれており、凄く丁寧な作品だなという印象。
物語自体も、原作が小説ということもありかなり深くまで作り込まれていてよかった。
長い映画だが、アジアへの欧州列国の搾取が開始され、宗教を介して他国民を扇動し、内乱を誘い、戦争を仕掛け、入植を仕掛けた時代背景がしっかりと描かれている。一神教の他文化を良しとせず同化することのない傲慢さ、当てつけがましさ、よく描けてます。誰も幸せになれない映画ですが、素晴らしい出来です。
時代は変わる 。とても素晴らしいお話です。偏見はありました。正直、同性愛者と障がい者の話なので、人に勧められていなかったら見ようとは思わなかったです。後から知った事ですが、監督は17歳のカルテと同じ監督でした。精神障がい者を題材にした類の映画かと思いました。ぽっかりと開いた心の穴が愛で満たされていきました。生きる希望がもらえます。ハッピーエンドではないけれど、幸せはたくさん描かれてあります。寂しさがあるから幸せの引き立つ素晴らしい映画でした。
面白い作品でした。何度も見たくなる作品で3回見ました。続編期待します。
映画を見終わり帰路に就く道すがら徐々に体中に感動が染み渡ってきます。
戦争をこの視点から見つめる映画は今まで無かったでしょう。
戦争の影が忍び寄りそれが現実となってからも今日、明日を生き、笑顔を忘れない素晴らしさ!
喜び、楽しみ、微笑み、感情…その描き方、本当に素晴らしい映画です!
そして、すずさん=のんさんと思えるほどのはまり方!
自分の好きなものを人に勧めるのは主観が強くなりすぎてあまり好きではないのですが、
この世界に片隅に
だけは胸を張って人にも勧めたいと思います。
新藤兼人監督の戦争諷刺の眼は本編でも貫かれる…。先日、名画座で田宮寅彦原作の銀心中を観ましたがそこでも帰って来て欲しいと言う女心がー、その純情さが戦後復員の混乱から夫の死亡通知となって悲劇に…。銀心中でも東京大空襲で阿佐ヶ谷付近が、丸焼けにー。そのシーンの怖さったら無い!今回の(一枚のハガキ)では大御所監督のユーモラスさも交えて、戦争の猛々しい狂気と長閑に種蒔き働く人々とが活写される…。
今回の連続上映の特集番組には無いが(トリュフォーの思春期)は高校の校友のI 君のお薦めでそれ以来トリュフォー監督作品を観て来ました…。アデルの恋の物語はスバル座ロードショーで丸一日!だから当時の僕のマドンナはイザベル・アジャーニと相成った。音楽はモーリス・ジョベールでサントラ版レコードを良く聴いたものだ。(大人は判ってくれない)のアントワーヌ・ドワネル役のジャン・ピエールレオが来日してそのサインを貰った時は、無神論者の僕でさえ神の恩寵を感じてしまった♪
銀心中をシネマベーラ渋谷で観ました。音羽信子の妄執振りが凄い!!此はもう、ビクトル・ユゴーの娘の愛狂気を描いたトリュフォー監督の映画(アデルの恋の物語)ではないか!モーリス・ジョベールの音楽では無くて伊福部昭のモンスター級の音楽なのだが…。小津安二郎監督の(東京物語)では戦争未亡人の原節子の貞操観が美しくも有ったのだが、現実には死亡通知が誤りで復員後に本編の様な事も多かったのだろう…。このテーマは形を変えればテネシー・ウイリアムズの芝居にも見られるのだろう…。本編は田宮寅彦原作だったが…。
以前、琵琶湖周遊の旅で湖畔の十一面観音を御寺で観ました。その時確か本編のスチール写真が貼られていてロケ現場である表示が有った様に記憶していた。その事を名画座で鮮明に想い出した…。田坂監督作品はフイルムセンターの特集等でも観ていましたが、この異色作品は見逃していた。琴の師匠の妄想シーンはまるで表現主義ではないか!ブラックスワンを先取りした様にも見える…。官能的な美の佐久間良子もお見事!
クリーチャーの造形が、雑。
とくに、肝心の、ペレグリンが変身する隼が、作り物のようで子供騙しのレベル。
劇場で金払って迄観なくてもよかったかもな。
松坂君と菅田君、そしてグリーンボーイズ凄く良かったです(*^o^*)
見終わった時、今年のアカデミー賞外国語映画賞部門で、本命のドイツ代表『ありがとう、トニ・エルドマン』(まだ未見だけれど)に勝ってもらいたいと思った。
今のオーヴァと若き日のオーヴァよく似ている人をキャスティングしたよな(感心)。近所のライバルとの話も笑わせてくれる。脚本がいいんだろうなあ…。
都内ロードショー館で二回観た作品!冒頭の移民船のシーンから思わず引き込まれた…。マリオン・コテヤールの大きな瞳が新大陸で見たものはー。ミッドナイト・イン・パリで見せた華麗な令嬢とは、凡そ対照的な苦難の連続…。娼婦とジゴロの愛の関係と言う要素では昨日、見たばかりの中村登監督の(夜の片鱗)とも通じ会うテーマだったがー。マリオン・コテヤールも桑野みゆきも美しかった♪
スター・チャンネル吹替版で観ました。ニューシネマ・パラダイスの様に懐かしい建築物への嗜好は本編では美術品と言う骨董品オークションで活かされた…。美の鑑定士の眼力が彼女の愛を射止める眼力となり得るのか…凝ったミステリー♪エンリオ・モリコーネの音楽、一級の美術品、フレスコ壁画の屋敷、消えた美女…と御膳立ては揃った訳だが…。
千葉泰樹監督の映画(みれん)は池内淳子が二人の男の間で揺れる…。東大赤門前や坂道等叙情的なシーンも、ヒロインの池内淳子さん自身も素敵だ!小津、成瀬、千葉泰樹、中村登監督と言う女心を描かせたら唸らずには要られない邦画の黄金時代の作品。渋谷の名画座では中村監督の夜の片鱗と併映。
新人ということもあり良い音聴けたらと思いいってみtました。
佐渡裕さんが辻井伸行のピアノで泣いたと云われてましたがこのピアニストは期待以上でしたよ。
のだめのピアノ 以上と言ったらランランに失礼かな。
シネマベーラ渋谷での愛と宿命の映画特集で千葉泰樹監督の(みれん)と併せて観ました。中村登監督の冴えた演出、桑野みゆきと平幹二朗のその息の合ったコンビネーション!!ヤクザな紐(ジゴロ)への究極の愛のメロドラマ♪トリュフォー監督のウイリアム・アイリッシュ原作の(暗くなるまでこの恋を)も連想させた。駄目男への母性愛が身の破滅へと…。(みれん)も又、二人の男の間で揺れ動く女心がいじましい!!