卒業(1967):P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-16
今朝のNHKラジオ深夜便はウエディングSONGS特集,加山雄三の君といつまでも,小柳ルミ子の瀬戸の花嫁,中島みゆきの糸ほか,シュガーやサザンオールスターズの楽曲も。因みに結婚式場或いはチャペルのシーンで想出される名画と云ったらマイク・ニコルズ監督の本篇ではないかな。邦画では祝辞と云う名作や虎さん映画等
今朝のNHKラジオ深夜便はウエディングSONGS特集,加山雄三の君といつまでも,小柳ルミ子の瀬戸の花嫁,中島みゆきの糸ほか,シュガーやサザンオールスターズの楽曲も。因みに結婚式場或いはチャペルのシーンで想出される名画と云ったらマイク・ニコルズ監督の本篇ではないかな。邦画では祝辞と云う名作や虎さん映画等
今朝のNHKラジオ深夜便はヘンリー・マンシーニ特集,本篇シリーズからテーマ曲,同じくエドワーズ作品映画テンからも。刑事コロンボ,映画ハタリ!から子象の行進,映画テファニーで朝食を,映画暗くなるまで待って,映画ひまわり等も懐かしく
今朝のNHKラジオ深夜便話芸百選は講談の牡丹燈記,三遊亭円朝の怪談・牡丹燈籠の元に為った噺,美と恐怖とユーモアとペーソスが感じられておどろおどろしくは無い
🕶キネマ旬報編・映画の黄金時代の中のラストを飾った市川崑監督インタビュー,本篇を廻る話。プロデューサー兼務の映画製作奮闘記も。また同時に日本映画の水準向上への黒澤明監督の頑張り振りにも注目
行定勲監督著・映画女優のつくり方・幻冬舎新書を読みヒロイン綾瀬はるかの本篇が見たく為った次第。予告篇やメイキングなどを観るとロドリゲス監督作品見たいな作風哉。大正ロマン情趣な断然,反戦の映画
自分の周りで起きている事に無関心、または知っていても気にしない、または積極的に加担、これは、過去の悲劇だけでなく、今の日本社会や世界各地で起きていることを想起させます。
NHKラジオ深夜便の西城秀樹祭りギャランドゥ,ヤングマン,眠れぬ夜,ブーツを脱いで朝食を,恋する季節,ちぎれた愛等のヒット曲が深夜に流れ。傷だらけのローラがヒットした時姉が秀樹ファンなのを知り
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
震災・貧困・生活保護・人間の本能等いろんなが入り込みすぎて表面を触ったような映画となり哀しい。
人間は窮地に立った時、あまりにも残国で動物より動物的であり、そして哀れな生き物と改めて思い知る。
人間の根底にあるそれとは対極に、哀れであるが為に愛おしみ合うのも人間。主人公達は奇跡的に後者であり、それを破壊する対象は憎むべきものとなる。
ただ。彼女の倫理を考えると、何故殺害に至るのかがいまいち府に落ちなかった。
それがまた人間である性かもしれない。
疲弊してる人同士が助け合うのはあまりにも酷。
何より刺さったのは「おかえりなさい」この一言。
この言葉にこんなにも深い愛が溢れているのを初めて感じ取り涙した。
この言葉は人の心の奥深い部分に突き刺さり、大きく揺り動かす何かがある。
どんな言葉よりも救われる言霊を見つけただけでも
観る価値はある。
脚本、作画、音楽、キャラ描写と全てが完璧
進撃の巨人、まどマギ、化物語、グレンラガンなど日本アニメ界を代表する制作会社が総結集してできた作品で日本アニメの結晶といっても遜色ない完成度でした
君の名はの新海誠監督も絶賛していたように純粋にアニメが好きな人はぜひ観る価値がある作品だと思います
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
ギリシャが400年に渡るトルコの支配から脱して独立したのは20世紀の初頭であり、第二次世界大戦中のイタリアとドイツの侵略と、それに続く国際紛争の中の内乱による国土の荒廃から立ち上がって、近代化の努力を現在も続けているのです。
風光明媚なエーゲ海といったものだけに目を奪われてはならないし、この国を古代文明の観光地とだけ考えてはいけないような気がします。
アイスキュロスの「オレステイア」は、トロイ戦争の際、ギリシャ側の総大将アガメムノン出征の間、その妻クリュタイムネストラはアイギストスと情を通じ、帰国した夫を、二人で共謀して殺害します。
娘のエレクトラは、母と情夫の棲む家で奴隷にされながら、あらゆる屈辱と辛酸を耐え忍んでいきます。
そして成人した弟のオレステスを手引きして、母とその愛人を殺させ、父の仇を討つのです。
オレステスを援助する親友のピュラデスはエレクトラの恋人です。
この映画「旅芸人の記録」での旅芸人の一座は、このギリシャ神話になぞって構成されていて、ナチスに通じて父を殺した母の情夫を、ゲリラに身を投じてギリシャの自主独立のために闘う弟オレステス(ペトロス・ザルカディス)が、姉エレクトラ(エヴァ・コタマニドゥ)の手助けを得て、母もろとも射殺するのです。 しかし、オレステスは捕らえられて処刑されます。 そして、その葬送の時、エレクトラは、この映画の原題でもある「あはよう、タソス」と呼びかけ、泣きながら拍手するのです。 「おはよう、タソス」で始まる5幕ものの田園劇「羊飼いの少女ゴルフォ」は、スピリドーノス・ペレシアドスの作で、貧しい羊飼いの娘ゴルフォは、やはり貧しいタソスと愛し合っていますが、金持ちの娘スタヴルーラがタソスを、また裕福な男キッツォスがゴルフォをそれぞれ慕っていて、ゴルフォはキッツォスを相手にしませんが、タソスは偶然に大金を手に入れてから金の魅力にとり憑かれ、そして金持ちのスタヴルーラに迫られて、ゴルフォを捨てて結婚しようとします。
そのタソスの心変わりに失望したゴルフォは毒を飲んでしまいます。 金に迷った自分の過ちに気づいたタソスが、ゴルフォの所に駆けつけて来た時には、時すでに遅く、タソスは自ら短剣で胸を刺して、ゴルフォと重なって死ぬのです。 この芝居にも"現代ギリシャの悲劇"が寓意的に扱われているのです。 大国からの干渉に動揺するギリシャ。 貧しいながら愛情を守り抜いて死ぬゴルフォの姿に、自国の誇りを見ようとしているのだと思います。 舞台でゴルフォを演じるエレクトラの役は変わりませんが、タソスを演じる相手役は、父アガメムノンから引き継いだ弟オレステスに、そして彼が徴兵されてからは恋人のピュラデスに、そのピュラデスが母の情夫のアイギストスの密告で島送りになってからは、仇のアイギストスにと次々と変わっていきます。
最後に、アイギストスがゲリラとなったオレステスに殺された後を、妹クリュソテミの成長した息子がタソス役で初舞台を踏むのです。 そして、この若々しいタソスに向かって、もう若くはないエレクトラが、「オレステス!」と死んだ弟の名を呟くのです。 そして、再び、「羊飼いの少女ゴルフォ」の幕が開いて、その最初のセリフが「おはよう、タソス」なのです。 上映時間が4時間に近いこの映画の特色は、一シーン=一カットで撮っている事だと思います。 ショットの長い映画は、冷静で客観的にストーリーを観察する事が出来ると言われていますが、このテオ・アンゲロプロス監督が、大きな危険を冒して作った"愛国の情熱"が、現代ギリシャの悲劇を神話の形を借りて具現化しているエレクトラの姿を通して、我々観る者の胸に迫ってくるのです。
このギリシャ映画「旅芸人の記録」は、1975年度のカンヌ国際映画祭で国際批評家大賞を受賞した作品で、この映画の監督・脚本のテオ・アンゲロプロスがギリシャの軍事政権下のもとで、4年の歳月をかけて「軍事政権への政治的反撃として、自殺的行為にほかならなかった」と製作意図を語っており、軍事政権崩壊後の1975年に完成させた、映画史に残る不朽の名作です。
この作品は、第二次世界大戦前夜の1939年から、パパゴス元帥による右翼勝利の1952年までの、"現代ギリシャの激動の歴史"を、ギリシャ神話の「オレステイア」と、劇中劇である19世紀末に書かれた田園劇「羊飼いの少女ゴルフォ」の二つの悲劇を重ねて暗喩的に描かれていきます。
古代ギリシャの繁栄は誰もが知っていますが、現代ギリシャの歴史が、大国の利害に弄ばれた苦難の歴史であった事はあまり知られていないのではないかと思います。
とても良い映画でした、続けて2回見てしまいました、介護問題と児童虐待、考えさせられました、出演者が良かった、ラストシ-ン泣けた。
NHKラジオ深夜便の人生の道しるべの中でシンガーソングライター新沢としひこのインタビューで子ども真実或いは正義論を聴くと無邪気な本篇映像がふと甦ってくるんだね!番組で流された彼の道草もよかった
映画をビデオ等で1·5倍速で見たりすることが流行って居ると聴くけれども,全く説明的で無い本篇のような作品に取り時間の経過そのものが主題なので倍速は全く問題外何だろうと想う。寧ろもっとゆっくり味合う時間,揺蕩うことが必要何だろう。
キャストがみんなとってもぴったりです。
つくえ君とか肉まん君とかいい味だしてますし。
かなちゃんもぴったり。
さりげなくちはやの姉がアリスさんなのもにやっとしますね。
みんなで山登り行くシーンはじーんと青春っていいなと思いました。
おもろ白すぎて泣きそう
だが、当局に監視されているウッズは、出国することが出来ないのです。
このような状況の中、イギリスから本の出版の話がもちあがると、ウッズは亡命することを決意します。
そして、1977年の大晦日の夜、神父に変装したウッズは、仲間の黒人たちの協力を得て国境を越えることに-----------。
歴史的にみれば、白人が南アフリカに渡って国をつくったのは1652年。
当時の南アフリカの人口は2,900万人で、そのうち白人は450万人にすぎませんでした。
各国の上映では、様々な論争を巻き起こしたと言われていますが、「遠い夜明け」は、あくまでも、人間としての人道的な視点、中立的な視点を失っていないからこそ、感動を呼ぶのだと思います。
ビコは警察の監視下にあったが、彼とその仲間たちは、コミュニティセンターを建設して、自主独立の準備を進めていました。
ウッズは、ビコの人間性と理論に次第に共感を覚えて、記事の面でも協力的になっていくが、南アの権力者たちは、そんなウッズの行動を好ましく思いませんでした。
ある夜、コミュニティセンターが襲撃されるという事件が起きます。
犯人は、警察だった。ウッズは、目撃者がいることを親しいクルーガー警視総監に相談に行きます。
ところが、この警視総監は、アパルトヘイトの強力な推進者であったため、当局の黒人弾圧は一層厳しくなっていきます。
ビコは、ケープタウンの集会へ向かう途中、検問にあって逮捕されるのです。
そして、厳しい拷問の末、死亡するという事件が起きました。
この国の将来を憂えるウッズは、新聞記者としての使命、あるいは人間として、南アフリカの現状を全世界に訴えたいと決心します。
1990年2月、28年間、獄中にあったアフリカ民族会議(ANC)の指導者ネルソン・マンデラ氏が釈放されたニュースが全世界に流れました。
「ガンジー」「素晴らしき戦争」などのリチャード・アッテンボロー監督は、長年、人種問題に取り組んできた信念の映画作家だと思います。
この映画「遠い夜明け」は、公開年から考えて、マンデラ氏の釈放を予言したような作品で、原作を書いた実在のドナルド・ウッズの体験をもとに映画化されていて、舞台は南アフリカ、1975年の11月から、この物語は始まります。
反アパルトヘイトの黒人運動家ビコ(デンゼル・ワシントン)と、新聞社のウッズ編集長(ケヴィン・クライン)との運命的な出会いがストーリーの発端になります。
南アフリカの新聞社のウッズ編集長のところへ、黒人女性ランベール医師が訪れます。
黒人運動家ビコを批判した記事を載せたことに対する抗議でした。
このことがきっかけになって、ウッズはビコに会う運命になったのです。
そして、この映画は、中島貞夫監督の「鉄砲玉の美学」とともに、ATGが芸術映画から転進する節目の作品となったという意味でも、重要な作品だろう