高江 森が泣いている 作品情報

たかえもりがないている

政府によるヘリパッド建設が続く沖縄本島北部の東村高江地区。ここでは日々、建設を阻止しようとする市民の抗議活動が続いている。辺野古と高江と普天間は、ひと続きのものだ。普天間基地に配備されたオスプレイは、高江で訓練する。新基地が完成すれば、辺野古から飛び立ち、高江で訓練をする。すべては、次の戦争のための準備だ。7月10日の参議院選挙の翌朝、機動隊に守られて工事用資材の搬入が始まった。7月22日早朝から、警察・機動隊が県道を10時間に渡って封鎖。機動隊の壁を作り、市民と車両を力ずくで排除、抗議行動の拠点となっていたテントを破壊した。沖縄県警、東京の警視庁、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、福岡県警……。全国から動員された500名の機動隊による激しい暴力。高江は今、戒厳令状態だ。留まり続ける数百名の機動隊による排除が繰り返され、県道を封鎖し、毎日、トラック10台分の砂利が運び込まれている。高江には、天然記念物のノグチゲラやヤンバルクイナも棲む自然の宝庫・やんばるの森がある。だが、その森には米軍の北部訓練場が存在し、ヘリコプターによる低空飛行訓練、ジャングル戦闘訓練、サバイバル訓練が日常的に行われている。1996 年、日米両政府は北部訓練場の北半分を返還する代わりに、返還予定地にあるヘリパッドを高江周辺に移設することで合意。人口約 140 人の集落・高江を取り囲むように、6箇所のヘリパッドを建設する計画が持ち上がった。住民たちの反対にもかかわらず、沖縄防衛局は2007年に建設工事に着手。これまでに2箇所のヘリパッドが建設されたが、住民たちは建設現場への出入り口を封鎖、座り込んで、工事を阻止し続けている。

「高江 森が泣いている」の解説

沖縄の辺野古基地建設問題を追った「圧殺の海-沖縄・辺野古」、「圧殺の海 第2章『辺野古』」に続くドキュメンタリー。政府によるヘリパッド建設が続く沖縄県東村高江地区で、建設阻止を訴えて抗議活動を続ける市民と、機動隊が衝突する現実を捉える。「圧殺の海-沖縄・辺野古」、「圧殺の海 第2章『辺野古』」に続き、藤本幸久と影山あさ子が共同で監督を務める。2016年9月20日より大阪・シアターセブンほかにて順次公開。

辺野古新基地建設を捉え続けた藤本幸久と影山あさ子が、米軍ヘリコプター発着場建設をめぐる沖縄・高江を映したドキュメンタリー。2016年7月10日に行われた参議院選挙の翌日に工事用資材の搬入が始まり、500名の機動隊と警察が出動する中、市民は抗議を続ける。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年10月15日
キャスト 監督藤本幸久 影山あさ子
配給 影山事務所
制作国 日本(2016)
上映時間 64分
公式サイト http://america-banzai.blogspot.jp/

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最終更新日:2022-07-26 11:03:23

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