聴かれた女 作品情報

きかれたおんな

出版社に勤めるリョウ(大野慶太)は、新しいアパートへ引っ越したばかり。面白いこともなく、ダラダラと日常を過ごしていた。ある日、リョウは隣室から漏れる、女の声に気づく。ちょっとした好奇心から彼がその壁にそっと耳を寄せると、電話の声、シャワーの音、そして喘ぎ声。薄い壁越しに、まだ見たこともない隣室の女の生活が漏れ伝わってくる。ピンクのパジャマに、クマのぬいぐるみ。可愛くてピュアなロリータ系。だけどベッドの上では壁越しの音だけを頼りに、リョウは次第に妄想を膨らませ、ついには想像の中の隣室の女に恋心さえ抱き始めるのだった。一方、隣室の女、皐月(蒼井そら)は、毎日かかってくる脅迫電話に悩まされていた。「オマエヲ メチャクチャニ シタイ」一人暮らしの彼女は、唯一の頼りである彼氏の雄太(加藤裕人)に相談を持ちかけるが、一向に電話が鳴り止む気配はない。どうすることもできず、彼女はその恐怖から目をそらすかのように、今日もただ、雄太の腕に激しく抱かれるのだった。そのすべてを、隣室のリョウに聴かれているとは知らずに。一方、リョウの部屋の壁には、真新しい盗聴器が仕掛けられていた。すっかり皐月の虜になっていた彼は、彼女の名前を調べ、ゴミ袋を漁り、職場を探り当てる。そして、ついに“リアル”な皐月に出会う。偶然を装い、何度も皐月の前に現れるリョウ。皐月も徐々にリョウに心を開き始め、2人の仲は急速に縮まっていく。だが、本物の皐月と親しくなった後も、リョウは盗聴を続けていた。そして偶然にも、彼は皐月の部屋に、もう1つの盗聴器が仕掛けられていることを知る。一体誰が? 何のために?? 調査を始めたリョウはやがて、信じられない事実を目の当たりにする。皐月の部屋に盗聴器を仕掛けたのは、脅迫電話の犯人と同一人物だったのだ! 皐月を助けたい。でも、助けると自分の秘密が彼女に分かる。複雑な想いに迷いながらも、彼は皐月を救うことを選ぶ。情報屋のヒデ(小田敬)、盗聴屋の大野らの協力の下、彼はもう一人の盗聴男の撃退作戦に踏み切ったのだ。そして、事件がクライマックスを迎えた夜、皐月は、リョウの部屋の壁に仕掛けられた盗聴器に気づいていた。隣の部屋で、彼は、私のすべてを聴いている。そして今も、私のことを想っている。壁の盗聴器へ繋がるヘッドホンを付けた、孤独なリョウ。その姿を思い浮かべながら、皐月はいつも以上にわざとらしく音をたて、洋服を脱ぎ捨てるのだった。

「聴かれた女」の解説

目に見えない恐怖に怯える女と、彼女を脅迫する影、そしてそのすべてを<聴く男>。哀しく、可笑しく、人間らしい若者の生き様を描く。主人公・皐月を演じるのは「援助交際撲滅運動 地獄変」『嬢王』の蒼井そら。脚本・監督を手掛けたのは、「ロビンソンの庭」「リムジンドライブ」の山本政志。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年6月16日
キャスト 監督山本政志
出演蒼井そら 大野慶太 加藤裕人 小田敬 西野翔 吉岡睦雄 鳳ルミ
配給 トランスフォーマー
制作国 日本(2006)
上映時間 84分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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