珈琲時光 感想・レビュー 5件

こーひーじこう

総合評価5点、「珈琲時光」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-20

🚉ユリイカ誌の小津安二郎監督特集掲載論考,音楽・芸術研究の小沼純一,音とモノの迷宮へを読むと,音楽家を辿る本篇で鐵道の音に拘り録音する登場人物のシーンが甦って来た。小津監督自身が台詞廻しそのものををうたうように俳優に伝授すると云う演出スタイルも何処か音楽見たいだが

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-10-21

リー・ピンビンの撮影術は小津安二郎監督や溝口健二監督等の往年の名作へのオマージュに充ちたローアングルのワンカット・ワンシークエンス据置カメラ,一青窈から目が離せない

P.N.「山の中の女」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-11-04

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

「悲情城市」で有名な侯孝賢監督の心温まる作品です。陽子の部屋のカーテンによって明暗がくっきりと分かり、テクニックが素晴らしい。それにしても電車が多く出てきますね。「ゴトンゴトン」という気持ちの良い音が、今田舎にいる私の東京に対する懐かしさを感じさせてくれます。肇君は、陽子が妊娠していることに驚くが、深く聞こうとしなくて、好感が持てました。二人の付かず離れつの関係がとても良いと思います。陽子の両親が、陽子を心配する場面「私達年金暮らしだし」に笑いました。お茶の水付近の高架橋が3度も出てきて、最後のは15回撮り直したのだとか。中でも、肇の乗る京浜東北線と陽子の乗る山手線がすれ違う場面は、鳥肌がたちました。江文也の前衛的な音楽が効果的だった。侯監督は、有名な青春4部作などだけでなく、このような作品も創造できる、とても器用な=天才 な方だと分かりました。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-25

ジャ・ジャン・クー監督の新作映画〈帰れない二人〉を観て居たら本篇主演の歌手の一青窈が感想のコメントを寄せたチラシが映画館に置かれていた…。本ホウ・シャオシェンは小津安二郎監督へのオマージュを悲痛な恋愛映画の本篇で為したけれど,上記のジャ監督作品も骨太な一途な恋愛ドラマで有ったんだんね!

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-02-27

ホウ・シャオシェン監督の映像美学は何処かで小津安二郎監督の信奉者ヴィム・ヴェンダース監督のロードムービーとも通じ合うー。神保町シアターで小津安二郎作品集が上映された時には近隣の小津監督縁の店のマップが会場に貼られていた。本編に出て来る古書店、カフェ、豚カツ屋等も神保町界隈…。一青窈の素直な登場と画面の色調と大胆な構図も佳かった♪南国ベトナムの映画(青いパパイヤの香り)とも気だるい雰囲気が何処と無く似ていた。

最終更新日:2024-05-04 02:00:01

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