珈琲時光 作品情報

こーひーじこう

2003年夏、東京。古本屋を営む鉄道マニアの肇の力を借りて、30~40年代に活躍した台湾出身の音楽家・江文也について調べているフリーライターの陽子は、お盆の帰省で実家のある高崎へ戻った際、父と継母に妊娠していることを告白した。相手は台湾に住む恋人。しかし、結婚する気はなかった。東京へ戻った彼女は、肇と一緒に文也の足跡を辿る取材に出かけるが、その途中、気分を悪くする。彼女の妊娠を知り心配した肇は、何かと世話を焼こうとするも、その胸の内に秘めた彼女に対する想いを伝えることは出来なかった。ある日、知人の葬儀に出席する為、両親が上京して来た。あくまでも、シングルマザーの道を選ぼうとする陽子のことを心配するふたり。だが、彼らもまたその想いをうまく口に出せない。翌日、陽子は電車の中で眠ってしまう。そんな彼女の側には、いつの間にか肇がいた……。

「珈琲時光」の解説

東京を舞台に、女性フリーライターと彼女を巡る人々の心の交流を描いたドラマ。監督は「ミレニアム・マンボ」の侯孝賢。脚本は、侯監督と「ミレニアム・マンボ」の朱天文の共同。撮影を「ミレニアム・マンボ」の李屏賓が担当している。主演は、映画初出演となる歌手・一青窈。第61回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品、第9回釜山国際映画祭Asian Filmmaker of the year受賞、小津安二郎百年誕辰紀念作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年9月11日
キャスト 監督ホウ・シャオシェン
出演一青窈 浅野忠信 小林稔侍 余貴美子 萩原聖人 江乃ぶ 江庸子 占部房子 矢野素臣 熊田寛子 三戸部菊太郎 三戸部澄子 星遥子 浅田圭一 二宮弘子 緒方康子 茂木正男 志尾睦子 柿沢美喜子 遠藤幸雄 蓮實重彦
配給 松竹
制作国 日本(2003)
上映時間 103分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、5件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-20

🚉ユリイカ誌の小津安二郎監督特集掲載論考,音楽・芸術研究の小沼純一,音とモノの迷宮へを読むと,音楽家を辿る本篇で鐵道の音に拘り録音する登場人物のシーンが甦って来た。小津監督自身が台詞廻しそのものををうたうように俳優に伝授すると云う演出スタイルも何処か音楽見たいだが

最終更新日:2024-03-28 02:00:09

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