英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26 ロイヤル・バレエ「ウルフ・ワークス」 作品情報

えいこくろいやるばれえあんどおぺらいんしねまにせんにじゅうごにじゅうろくろいやるばれえうるふわーくす

英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26 ロイヤル・バレエ「ウルフ・ワークス」のイメージ画像1

【I NOW, I THEN 「ダロウェイ夫人」】ウルフが1925年に発表した意識の流れ小説「ダロウェイ夫人」は1日という時間軸を舞台に二つの物語を交錯させる。パーティーの準備に追われる社交界の女主人と、精神鑑定へ向かう心的外傷後ストレス障害状態の退役軍人。決して出会うことのない二人、守られた内側の人物クラリッサと社会から疎外されたセプティマスはともに過去に苛まれている。ウルフの録音エッセイ『職人の技術(クラフツマンシップ)』の一節で幕を開ける「I NOW, I THEN」は「ダロウェイ夫人」の創作過程への旅路である。小説の断片的な物語と、自身の精神疾患を題材として描いた経験を含むウルフの自伝的側面が織り交ぜられている。【ビカミングス「オーランドー」】女性の役割や権利、芸術や文学における表現様式、宇宙論の急速な進歩など、あらゆる分野で再調整が行われた時代に書かれた小説「オーランドー」は、300年にわたって老いることなく旅をし、その過程で性別も変化していく幻想的な人物を中心に描いている。人間関係は、自分自身との関係でさえも、つかの間のものであることが明らかになり、相対性と可塑性が彼女の時間と空間の体験を決定づける。「ビカミングス」は、生命が複数の形を通り抜けるエネルギーである、広大で絶えず変化し続ける宇宙という、オーランドーのめまいがするような広角のビジョンを提示している。【火曜日「波」】ウルフが自らの不妊と、対照的に激しい母性を持つ姉ヴァネッサへの反応として構想した最も実験的な小説「波」。幼少期から老年期へと成長する六人の声に、自然の衰退と再生の象徴が散りばめられ、最も重要なのは絶え間なく繰り返される海である。ウルフの全作品に見られる水中イメージへの独特の傾倒に応えるように、「火曜日」は「波」のテーマと、作家が溺死による自殺を遂げる描写を融合させる。

「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26 ロイヤル・バレエ「ウルフ・ワークス」」の解説

イギリスの名門歌劇場ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエやオペラの演目を映像収録し、映画館で上映する「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」の一作。20世紀を代表する作家ヴァージニア・ウルフの内面世界と小説の中の意識の流れを、ロイヤル・バレエの常任振付家ウェイン・マクレガーが舞台化。ウルフの傑作小説「ダロウェイ夫人」(1925年)、「オーランドー」(1928年)、「波」(1931年)が内包するテーマから編まれた三部作。英国ロイヤル・バレエのトップダンサーに加え、日本人ダンサーも多数出演。第1部「ダロウェイ夫人」では、ウルフの分身クラリッサを現代最高のバレリーナであるナタリア・オシポワが演じる。第2部「ビカミングス」では、アクリ瑠嘉、金子扶生らが時代やジェンダーを越えた身体表現でSF的な宇宙を見せる。第3部「波」では、名女優マギー・スミスの声から始まり、ジリアン・アンダーソンがウルフの遺書を朗読。ウルフがオース川へ向かう歩数を数えて最後の旅路へと向かうように、彼女の小説の世界もまた抽象化と沈黙へと向かっていく。

英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26 ロイヤル・バレエ「ウルフ・ワークス」のイメージ画像1

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2026年5月15日
配給 東宝東和
制作国 イギリス(2026)
公式サイト https://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=woolf_works2025

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26 ロイヤル・バレエ「ウルフ・ワークス」」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2026-05-15 02:00:01

広告を非表示にするには