さそり暗殺命令 作品情報

さそりあんさつめいれい

ハリスとバーはどちらもイギリス政府の情報機関に属していながら、互いに相手を出し抜こうとしのぎをけずっていた。彼等の目的は、ヨーロッパに猛威を振るっている恐喝団と、「さそり」と呼ばれる首領の正体を突きとめ、息の根をとめることだった。かつて、アメリカの秘密警察局員だったジョー(アレックス・コード)もその仕事にため、バーに雇われた。捜査を進めるうちに、ジョーはブロンドのグラマー、フェーベ(シャーリー・イートン)と知り合った。彼女は、ハリスの部下で、やはり「さそり」とその一味を探っていた。その後しばしば会ううちにジョーは彼女に強くひかれた。たまたまホテル従業員周旋所が怪しいと知ったジョーは、パレス・ホテルにルームボーイとして入りこみ、ここで恐喝の地下組織「ビアネリ」の存在を知った。ジョーは党員になりすまし、組織の本拠へ出かけたのだが、捕えられ、危うく殺されそうになった。そこを助けたのは、ハリスの部下ブラターやフェーベだった。数刻後、ジョーとフェーベはホテルに落着き愛情に浸っていた。その時、フェーベに「さそり」が南仏のリビエラへ出発したからすぐあとを追えと指令があった。彼女はニースでの再会を約して出発した。しかしジョーが約束の場所に着いた時、フェーベは「さそり」一味に車で連れ去られた後だった。ジョーは、すぐにその車を追ったのだが見失ってしまった。その頃、フェーベは、別荘の一室で「さそり」や情婦ガンサーらに取りまかれ、のびていた。町に買物に出たガンサーの運転手を見つけたジョーは、言葉たくみに話しかけ、地下組織の一掃に協力してくれるようもちかけ、別荘をさぐり出した。ジョーは警察の応援をもとめ、攻撃を開始し、ついには「さそり」と対決し、これを撃ち殺した。フェーベも無事に救出され、ジョーと生の喜びをわかち合うのだった。

「さそり暗殺命令」の解説

ビクター・カニングのスパイ小説をエイドリアン・スパイズと「悪のシンフォニー」のジョー・アイシンガーが共同で脚色「アカプルコの海」のリチャード・ソープが製作・監督したスパイ・アクション。撮影は「5月の7日間」のエルスワース・フレデリックス、音楽はデーヴ・グルーシンが担当。出演は「駅馬車(1965)」のアレックス・コード、「007/ゴールドフィンガー」のシャーリー・イートン、ローレンス・ネイスミスほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 MGM
制作国 アメリカ(1967)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:05

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