紙の月 作品情報

かみのつき

銀行員女性は、なぜ巨額横領に手を染めたか

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1997年、主婦の梅澤梨花は、わかば銀行の契約社員として渉外係を務めていた。独居老人の平林の家を訪ねた時、大学生の孫の光太と出会う。優しいが鈍感な夫に物足りなさを感じていた梨花は、光太と付き合い始めるのだった。ある日、梨花は光太が学費のために借金していることを知る。梨花は光太のために顧客の金に手をつけ、200万円を渡すのだった。顧客からの信用を利用し横領を重ねた梨花は、光太と高級ホテルやマンションで豪遊を続け…。

「紙の月」の解説

年下の恋人に貢ぐために、何一つ不自由のない生活を送っていた女性が起こした巨額横領事件。ニュースなどで見かければ、世間の下世話な興味を惹きそうなこの題材を、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が映画化。宮沢りえ演じる主人公の梨花は、毎日の生活のなかで溜まっていった空虚さを、お金を人に施すことで埋めていく。少女の頃から“受けるよりは与える方が幸いである”と教えられてきた梨花は、池松壮亮演じる恋人・光太の学費を払うために、横領を始めるのだ。一線を越えた主人公は、悪気もないままにあっという間に流されていくが、その悲壮感のない、むしろ凛とした雰囲気は、宮沢りえだからこそ出せたものだろう。原作は「八日目の蝉」の角田光代。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年11月15日
キャスト 監督吉田大八
原作角田光代
出演宮沢りえ 池松壮亮 大島優子 田辺誠一 近藤芳正 石橋蓮司 小林聡美
配給 松竹
制作国 日本(2014)
上映時間 126分

(C)「紙の月」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:3.5点★★★☆、6件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-01-30

脇役ながら同僚の銀行員の大島優子嬢がピリリと効いていてね!映画は其のエッセンスを大胆に纏めて行くから,特にねー。クラシカルな「宿命の女」のメロディに凡ては象徴されて…?〈桐島部活やめるってよ〉で見せた吉田監督のコミカルなタッチは、本編では即物的なブレッソン監督の様なシリアスなタッチに変容して行くんだろう?

最終更新日:2019-10-09 14:29:33

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