ぼくらの7日間戦争(2019) 作品情報

ぼくらのなのかかんせんそう

いつも1人で本ばかり読んでいる高校生の鈴原守(声:北村匠海)。彼の話し相手と言えるのは、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバーぐらい。“青春時代は、人生の解放区よ”。平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの1人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。片思いの相手は、隣に住む幼馴染の千代野綾(声:芳根京子)。しかし綾は、議員である父親の都合で東京への引っ越しを迫られていた。しかも、予定は一週間後。それは、守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日目前だった。“せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな”。綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。“逃げましょう!”。さらに、綾の親友・山咲香織(声:潘めぐみ)を始め、明るく人気者の緒形壮馬(声:鈴木達央)、ノリのいい阿久津紗希(声:道井悠)、秀才の本庄博人(声:大塚剛央)までもがこの逃避行に加わってくる。駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗だった。立坑櫓から屋上へ登れば、どこまでも高く広がる空が彼らを迎えた。だがその夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレット(声:小市眞琴)と出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪で守たちに助けられたマレットは、はぐれた家族を探していると打ち明ける。2日目の朝、マレットを連れ去ろうとする武装した入国管理局の職員が、ハンマーを振りかぶって工場に突入してきた。守と仲間たちは、撃退作戦を決行する!

「ぼくらの7日間戦争(2019)」の解説

1988年に宮沢りえ主演で実写化された宗田理の小説を再映画化したアニメーション。高校生の鈴原守は、思いを寄せる千代野綾が引っ越すと聞き、一緒に家出を決行。仲間と共に古い石炭工場に立て籠もる。だが、そこで不法滞在のタイ人の子どもと出会い……。声の出演は「HELLO WORLD」の北村匠海、「居眠り磐音」の芳根京子。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年12月13日
キャスト 監督村野佑太
原作宗田理
出演(声)北村匠海 芳根京子 潘めぐみ 鈴木達央 大塚剛央 道井悠 小市眞琴 櫻井孝宏
配給 ギャガ=KADOKAWA
制作国 日本(2019)

(C)2019 宗田理・ KADOKAWA /ぼくらの 7 日間戦争製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:3.14点★★★☆、7件の投稿があります。

P.N.「チャーハン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2020-08-16

序盤は少しテーマがユルいかな、と思ったけど終盤にかけて盛り返してきて良かったです。リアルと比較しての粗さがしをしたり、登場人物の性格を受け入れられない子供じみた人は観ない方がいいと思う。本質を見極めれば制作陣が伝えたい事は十分伝わる映画。

最終更新日:2023-08-12 02:00:08

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