鯨とり ナドヤカンダ 作品情報
くじらとりなどやかんだ
23年ぶりにリバイバルされる、名匠ペ・チャンホ監督の名篇
青年ビョンテは、結婚するまで童貞を守ろうと考えている内気な大学生。彼はひょんなことで知り合ったインテリ浮浪者の“親分”に、売春宿に連れて行かれる。そこで出会った失語症の少女・チュンジャと一夜をともにする。話しているうちに彼女が日本海に浮かぶ離島の出身であることを知り、救い出して故郷に送り届けてやる決意をする。そして、売春宿の主人たちに追われながらの、3人の逃避行が始まる…。
「鯨とり ナドヤカンダ」の解説
1980年代、韓国国内の民主化運動のうねりの中で生まれた“韓国ニューウェーブ”。中でもその潮流を決定的なものにしたペ・チャンホ監督による本作は、1984年公開当時、韓国で最大の観客動員を記録し、昨今の韓国映画の隆盛の源流を作ったと言っても過言ではない。インテリ浮浪者を演じる“国民俳優”アン・ソンギの躍動感あふれる名演は、観る者の心を掴んで離さないだろう。さらに、のちに『情事』『燃ゆる月』などに出演するベテラン女優イ・ミスクの若き日の代表作でもある。韓国語で“鯨とり”は「夢をつかむこと」という意味の隠語だそう。時代を超えて韓国映画の胎動と息吹を伝える名作の一本だ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年7月9日 |
---|---|
キャスト |
監督:ぺ・チャンホ
原作・脚本:チェ・イノ 出演:アン・ソンギ キム・スチョル イ・ミスク イ・テグン |
配給 | 太秦 |
制作国 | 韓国(1984) |
上映時間 | 112分 |
(C)黄奇性事團
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「鯨とり ナドヤカンダ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。