風と共に去りぬ 作品情報

かぜとともにさりぬ

マーガレット・ミッチェル原作小説の映画化

1861年、南北戦争が始まろうとする直前。ジョージア州タラの大地主ジェラルド・オハラの長女スカーレットは、樫の木屋敷と呼ばれる同じ大地主ウィルクス家で明日開かれる野外宴会に、そこの嫡子で彼女の幼馴染みであるアシュリーと彼の従妹メラニーの婚約が発表されると聞いて心おだやかでなかった。激しい気性と美しさをあわせ持つスカーレットは、多くの青年の憧れの的であったが、彼女の心はアシュリーとの結婚をかたく決意していたのだ。宴会の当日スカーレットは想いのたけをアシュリーにぶちまけたが、彼の心は気立ての優しいメラニーのものだった。スカーレットはそこで、チャールズトン生まれの船長で素行の評判の良くないレット・バトラーに会い、彼の臆面のない態度に激しい憎しみを感じながら、何か惹きつけられた。突然、戦争の開始が伝えられて…。

「風と共に去りぬ」の解説

監督は「ジャンヌ・ダーク」のヴィクター・フレミング、脚本はシドニー・ハワードの担当。撮影は「テレヴィジョンの王様」のアーネスト・ホーラーで、レイ・レナハン(「白銀の嶺」)とウィルフリッド・M・クライン(「二人でお茶を」)が色彩撮影に協力している。作曲はマックス・スタイナー、美術監督はリール・ホイラーが当たっている。主演は「欲望という名の電車」のヴィヴィアン・リーと「栄光の星の下に」のクラーク・ゲイブルで、「女相続人」のオリヴィア・デ・ハヴィランド、レスリー・ハワード、イヴリン・キース(「千一夜物語」)、トーマス・ミッチェル(「夢見る少女」)、バーバラ・オニール(「扉の蔭の秘密」)、アン・ルザーフォード(「虹を掴む男」)、ジョージ・リーヴス、フレッド・クラインらが助演する。なおこの作品は1939年度アカデミー作品賞をはじめ監督、主演女優、助演女優、脚色、色彩撮影、美術監督、編集、サルバーグ記念、特別と10の賞を獲得した。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督ヴィクター・フレミング
出演ヴィヴィアン・リー クラーク・ゲーブル オリヴィア・デ・ハヴィランド レスリー・ハワード イヴリン・キース トーマス・ミッチェル
制作国 アメリカ(1939)
TV放映 2019年1月1日 TOKYO MX 年末年始特番 [MX2](後半)
2019年1月1日 TOKYO MX 年末年始特番 [MX2](前半)

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-14

太平洋戦争突入のため戦後の1952年に漸く本邦初公開された20世紀ハリウッド映画の金字塔を、同年製作(1939)の「駅馬車」と同じく戦前の日本人が観ていたらどうだっただろう。淀川長治さんは、当時アメリカ映画輸入禁止でも東宝の重役数名と隠密に数巻ではあるが試写して、この色彩映画のスケールに度肝を抜かれ、アメリカとの戦争に勝てる訳無いと述懐しています。さらにディズニー映画の「ファンタジア」全編を観てその意を強くしたそうです。現在より遥かに日米の映画製作力の差は歴然とありました。

原作者マーガレット・ミッチェルが理想とする男らしい男レットをクラーク・ゲーブルが、高慢で我儘なスカーレットを絶世の美女ヴィヴィアン・リーが演ずるこの上ないキャスティング。戦争の動乱のなかで逞しく生き、ぶつかり合う男と女のメロドラマがふたりのハリウッドスターだからこそ、説得力と魅惑を永遠のものにしている。

最終更新日:2019-11-14 09:28:17

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