今週の動員ランキングは、1993年にスティーヴン・スピルバーグ監督が手掛けた「ジュラシック・パーク」で幕を開け、全世界シリーズ累計興収5000億円を突破する大ヒット作の完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(東宝東和)が、土日2日間で動員60万3000人、興収9億3900万円をあげ、初登場1位に輝いた。公開3日間の累計成績は、動員84万人、興収12億9500万円を超えている。前作で恐竜たちが世界中へ解き放たれてから4年、人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる中、バイオテクノロジー企業のバイオシンによる恐るべき計画が浮かび上がる。監督にはコリン・トレボロウが復帰し、出演は「ジュラシック・ワールド」シリーズのクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードに加え、「ジュラシック・パーク」初期3作で博士たちを演じていたローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニールもカムバックしている。 2位は、前週と変わらず『ミニオンズ フィーバー』(東宝東和)が続き、土日2日間の成績は動員20万4000人、興収2億5700万円を記録。累計成績は動員175万人、興収21億5300万円を突破した。
3位は、2週連続1位だった『キングダム2 遥かなる大地へ』(東宝/ソニー)となり、土日2日間の成績は動員19万2000人、興収2億8100万円。累計成績は動員が206万人を突破、興収は30億円間近に迫っている。
4位は公開10週目を迎えた『トップガン マーヴェリック』(東和ピクチャーズ)が続き、遂に興収100億円を突破。累計成績は動員642万人、興収101億3000万円となり、トム・クルーズ主演作としては、2000年公開の「M:I‐2」(興収97億円)を抜き去り、2003年公開の「ラスト・サムライ」(興収137億円)に次ぐ興行成績となった。
新作では、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」など青春恋愛映画の数々を手掛けてきた三木孝浩監督が、一条岬の恋愛小説を“なにわ男子”の道枝駿佑と福本莉子のW主演で映画化した『今夜、世界からこの恋が消えても』(東宝)が5位にランクインした。
また、公開11週目を迎えた『映画 五等分の花嫁』(ポニーキャニオン)が8位に再登場。7月29日(金)から追加劇場での順次公開が始まり、入場者特典の配布や、主題歌CD「五等分の軌跡 EP」きゃにめ限定盤の劇場販売も始まったことが後押ししている様子。