映画感想・レビュー 90/2520ページ

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ):P.N.「けろたろう」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-13

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

原作ファン&作者の他作品も知っている人なら余計に面白く感じると思うが初めて鑑賞する人には敷居が高い作品。相変わらずのツッコミ要素は多々ある(高校生が真剣を使って闘う、しかも飛行機の上で!落下した平次を間一髪助けるキッドだがもう一度飛行機の上に、、、決着をつける為とはいえ?)
どうやったらハラハラの演出ができるかのみを考えているシナリオが微妙だけど娯楽作品としては及第点。平次と和葉の告白シーンも結局いつも通りのオチになった。本当のラストシーンでキッドの父親が出てきたということでコレからの展開としてコナン、キッドメインのストーリーも楽しみが増えた。鬼丸というYAIBAのキャラクターまで出てきたのにはびっくりした。青子がツノのない蘭にしか見えないのが気になった

不死身ラヴァーズ:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-05-13

1人の女性が男性を想う熱量がハンパ無い作品。
本年度ベスト級。

見上愛さん、初の主演作!!
楽しみにしていたけど自分にはハマらずに残念。
でも初主演と言う事で0.5を加点。
彼女の熱量ある演技と笑顔がとても良かったけど、涙を流すシーンが予想外に素晴らしかった!

彼女が演じる長谷部りの。
両想いになるとその男性が消えてしまう謎展開の連続。

大学生の時に出会った甲野。
ちょっとした障害がある設定。

この2つの設定で進むんだけど、ストーリーに無理があった感じ。
後半で謎だった部分が回収されるけどその理由も強引だった感じ。

予想外な収穫は見上愛さんのギター演奏。
荒削りだけどパワフルなギターは素晴らしかった。

東海道新幹線の平塚付近で車窓から見えるカラフルな住宅街も登場。
映画で初めて見るシーンかも。

見上愛さんの日替わりで色んな服装が見られたのは良かった!

ラストはハッピーエンドなんだけど泣けるシーンも無く満足度は高くは無かった感じ。

それにしても甲野の実家ってどんだけ田舎なのか?
気になります( ´∀`)

猿の惑星 キングダム:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-13

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

単なるエンタメ映画と思いきや、ラスト3分でこれからの壮絶なドラマが始まる感じを臭わす作品。
本年度ベスト!!

出だしから着地点が見えず(笑)
何が目的なのかも不明。

終わってみれば本作は女性のノブァが主人公だった感じ。
ノブァが過去に人間が作った軍事施設を無力化させる事と通信に必要なチップを入手するミッションみたいな感じ。
その為、チンパンジーのノアと接触して軍事施設に向かうと感じた。

映像も美しくも迫力があり素晴らしかった。

過去作に登場したシーザーの名前にテンション上がる。
もう一度、過去の作品が観たくなる。

川に流されたオランウータンがその後どうなったのか?
気になります( ´∀`)

フューチャー・ウォーズ:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-05-13

結構笑えるSFコメディー映画。
本年度ベスト級。

まさかのフランス映画だった(笑)

B級臭はするもののメッセージ性のある内容に加え予想外に泣けるシーンもあって満足度はソコソコ。

2555年に地球が滅亡する危機を未来からタイムリープにより現代で行おうとする事を食い止めようとするストーリー。

ある事業を立ち上げようとする父に反対する娘のアリス。
未来からタイルリープして地球の滅亡を食い止めようとする仲間。
未来を変えないように見張る時空警察。
これらの登場人物をそれぞれの立場で描いた作品って感じ。

出だしの掴みのシーンが最高!!
どっちのスイッチを押せば良いのかでの時空を越えた壮絶な展開に笑える(爆)

父と娘のアリスの親子愛も良かった。
アリスが未来を変えようとする行動に涙が出るものの泣いた直後に後悔する(笑)

予想外な迫力ある映像も良かったけど、低予算なのか登場人物が少な過ぎた感じは否めませんでした( ´∀`)

殺人鬼の存在証明:P.N.「臆病な人間、刷り込みの法則」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-13

最初は、かなり、ロシア風な物語で、オーバーで、なんだかイライラする展開です。

ただ、ここは、持ちこたえポイントで、ラストに向けての演出と捉えれば、納得。

最後は、スッキリします。

その最後の展開に納得なのですが、更に、以外な結末が、待っています。

まあ、退屈せず鑑賞してたら何となく気が付くようにはなっています。

サスペンス、ミステリー、スリラーと言うくくりに、ある愛の物語と加えたいと思います。

ちょっと独特で、退屈で、イライラポイントも、ラストへの楽しみポイント位で鑑賞をおすすめします。

公然の事実ですが、広告は刷り込みですが、スマホ人間が、だいたい同じ思考パターンにはまるのも、刷り込みに気が付いていないのかも知れません?

羅生門(1950):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-13

NHKラジオ深夜便の朗読のコーナーで本篇原作の芥川竜之介著・藪の中が取り上げられた~。多視点な法廷劇の証言者の説話のスタイルが其のロジックと共に世界の興味を惹いた理由で在る。異国情趣の衣裳美と

アパッチ(1954):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-12

この映画「アパッチ」は、実在したアパッチ族の勇者マサイの武勇伝を描いた作品で、「北国の帝王」「ロンゲスト・ヤード」など、骨太なアクション映画を得意とするロバート・アルドリッチ監督がメガホンを取った作品です。

どこまでが本当で、どこまでが作り話かという、虚実織り交ぜて、ロバート・アルドリッチ監督は、抜け目なくペーソスも織り込みながら、マサイを稀に見る英雄として描き、敵ながらあっぱれな奴と褒めたたえているのです。

そして、この映画の終盤で、隠れ家を騎兵隊に包囲されたマサイは、ナイフ一本で騎兵隊と戦おうとするのですが、その時、我が子の誕生を知り、その新しい生命のために、マサイが平和を受け入れようと決心するラスト・シーンは、この映画のハイライトと言ってもいいと思います。

このように、インディアンを主人公に据えてはいますが、人種問題を提起したわけではなく、あくまでも、"白人の立場"から描いた"インディアンへの同情映画"にすぎなかったと思います。

鏡の国の戦争:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-12

このスパイ小説の第一人者ジョン・ル・カレの原作「鏡の国の戦争」は、ル・カレの小説でお馴染みのメイン・キャラクターのジョージ・スマイリーのライバルである陸軍内の謀略機関による謀略と失敗を描いた小説で、スマイリー・シリーズの一編とも言えます。

しかし、この映画版では、そうした対立の図式は描かずに、東側の新型ミサイルの写真を手に入れるために、英国の諜報部が一般人をにわかスパイに仕立て上げ、彼に東ドイツに潜入させるというシンプルな潜入物語になっています。

だから、スマイリーも最後まで登場せず、ラストシーンの直前にそれらしき諜報部員が出てくるのだが(原作ではこの人物がスマイリーで、陸軍の失敗を収拾するために乗り出してきたのだ)、直後に映画は終わりを告げます。

諜報組織の競い合いやスマイリーをねぐった構成は、ジョン・ル・カレのスパイ小説を愛する者としては、やや物足りない。
クリストファー・ジョーンズが演じていたり、若き日のアンソニー・ホプキンスの熱演が観られたり、名優ラルフ・リチャードソンの風格漂う演技にも接することができる。

世界が燃えつきる日:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-05-12

核戦争のために全滅状態のアメリカが舞台で、地球の自転軸もずれてしまう。
アリゾナの砂漠の空軍基地にいて、生き残ったジャン=マイケル・ヴィンセントやジョージ・ペパードらが特製の重戦車ランドマスターに乗って、電波が発進されているニューヨークへ行くことになる。

この冒険の旅の中でビリー少年(ジャッキー・アール・ヘイリー)とショーガールのジャニス(ドミニク・サンダ)を拾ったり、ゴキブリの大群に襲われたりと様々なトラブルに見舞われながらも、何とか目的地に辿り着く。

若い軍人、中年の軍人、黒人兵士、そして若い女性に少年というメンバーは、それぞれキャラクターの違う人物を集めましたという底意がみえみえで興をそいでしまう。
しかも、登場人物のキャラクターはまるで掘り下げてなく、いつもなら必ずある色模様すらない。

この映画の冒頭で、巨大なさそりが襲いかかるシーンで、そのさそりが模型というのが歴然としていて白けてしまうが、以後、猛烈な竜巻、巨大なゴキブリ、大洪水といった怪異現象を、子供だましめいた稚拙なSFXで処理しているのにも呆れてしまう。

CASSHERN:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-05-12

この映画「CASSHERN」は、昔懐かしいアニメの「新造人間キャシャーン」の実写版ということなのだが、この映画は、設定だけを借りた別物として観た方がいいと思う。

世界観を大胆に変え、メッセージ性の強い作品になっていると思う。

監督・脚本は、紀里谷和明。雑誌写真、ミュージックビデオなどを手掛け、この作品が初監督作だ。

CGなどで徹底的に作り込んだ映像は、ほとんどアニメのようで、リアリティーはほとんどない。
ダークでアジア的なデザインは「ブレードランナー」や「攻殻機動隊」を思わせて、残念ながら新鮮さは、あまり感じられなかった。

しかし、そういう非現実的な映像をバックに、苦悩する登場人物たちは「ハムレット」や「リア王」といったシェークスピア劇のようで、唐沢寿明や寺尾聡らの演技が引き立って見えるのが面白い。

そして、最後に浮かび上がるのは、昨今の世界情勢を反映したような、憎しみの連鎖をどう断ち切ればよいのかというテーマ。

伝えたいことは分かるだけに、脚本がこなれて、すっきりしていれば、もっとメッセージが生きたのではないかと思えて、惜しい気がする。

漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々:P.N.「ぱんつ」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2024-05-12

誰向けの映画なんだろう?
たしかに漫才協会が何をやってるかとか、誰が頑張っているのかとかは伝わった。
でもそれって映画でやること?
漫才協会のホームページに紹介動画として載せておけばいいんじゃないかな。

とにかくメッセージ性は皆無。
ナイツのコントやYouTubeは面白いだけに塙監督は残念だった。

ラスト・シューティスト:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-12

「ダーティハリー」のドン・シーゲル監督の演出にジョン・ウェインは目をみはり、以来、いつかは一緒に仕事をすることを切望していたと言われるが、それが最後に実現した。

その映画が、このジョン・ウェインの遺作となった西部劇の「ラスト・シューティスト」で、癌に侵された老ガンマンの最後の一週間が、淡々と描かれる静かな西部劇だ。

最後の西部劇のヒーローらしく、ジョン・ウェインが静かに最後の花道を去っていった感じだ。

映画の冒頭に、「赤い河」「リオ・ブラボー」「ホンドー」「エル・ドラド」といったジョン・ウェインの映画の抜粋が紹介され、そのイメージにダブらせて、映画の主人公の経歴を語るという、まさにジョン・ウェインその人のキャラクターとイメージの伝記映画とも言うべき作品になっていると思う。

モンパルナスの灯:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-12

生前に日の目を見ることなく、若くして不幸な死を遂げた、モディリアーニとその妻ジャンヌの静かに燃える愛を中心に、芸術の街モンパルナスで繰り広げられる、小さな人間模様を描いた、古き良きフランス映画の佳作「モンパルナスの灯」。

フランス映画界きっての美男としての栄誉を手にしながら、36歳の若さで急死する、儚い一生を送ったジェラール・フィリップの熱演が、奇しくも同じ年齢で世を去ったモディリアーニの一生に、そのまま重なるものがあって、いっそう悲哀感が漂ってくる。

そして、モディリアーニの創作のイメージを演じる、若き日のアヌーク・エーメが、あまりにもたおやかで、儚げな瞳をして、画面の向こう側から迫ってくるので、わけもなく、こちらの瞳も思わず濡れてしまいそうになる。

メランコリックな気持ちになって、ノスタルジーに浸りたい時に観たい映画ですね。

地獄の戦線:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-12

作家のミッキー・スピレインが、自作のハードボイルド小説の主人公マイク・ハマーを演じたという例はあるけれども、映画俳優が自伝の映画化に自ら主演したというのは、全く珍しいのではないかと思う。
そんな映画が、オーディ・マーフィが主演した「地獄の戦線」だ。

もっとも、オーディ・マーフィが、映画俳優になったのは、”自伝”を発表した後ではあったのだが。
というのは、彼はすでに第二次世界大戦で数々の武勲を立てて、24個もの勲章を授けられた英雄であったのだ。

オーディ・マーフィを演じるオーディ・マーフィが、この映画の見どころになるわけだが、小柄で童顔で、単身、敵の戦車に立ち向かうシーンなど、なかなか見応えのある戦争活劇になっていると思う。

セラフィーヌの庭:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-12

伝記映画の主人公になるようなアーティストは、たいてい破滅的な運命をたどるものだ。

その理由は、創作上の葛藤、酒、女、孤独などさまざまだが、この2009年度フランス セザール賞作品賞受賞の映画「セラフィーヌの庭」は、それらと別次元の”聖なる破滅”とでも言うべき、女流画家の壮絶な人生を描いている。

パリ郊外とはいえ、1910年代とあって緑がいっぱいの田舎で、通いの家政婦として働く初老のセラフィーヌ。

一人暮らしで無愛想だが、自然の中で呼吸するように絵を描く彼女を、中央画壇に売り出したドイツ人の画商ウーデ。

自然を愛し、信仰厚い土着の魂と、芸術共和国の市民の自由な精神とが、離れ離れになりながら苦闘を重ねる。
これは、その奇縁の物語だ。

写し出されるセラフィーヌの絵の圧倒的な質感と、フランスの田舎の豊饒な色彩を捉えたカメラが素晴らしい。

十七人の忍者:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-12

徳川二代将軍・徳川秀忠の病に乗じて、嫡子・家光の弟・忠長は、外様大名と謀反を企てていた。

その証拠となる連判状を奪うべく、幕府隠密・伊賀の甚伍左(大友柳太朗)が、配下の者15名と共に駿府城への潜入を試みるが、城に雇われた根来忍者・才賀孫九郎の策によって、次々に隠密たちが死んでいく。

余裕の守り手に焦りの攻め手。現実にあるような忍具や体術を使った忍者戦が描かれる一方、新規採用の孫九郎が手柄を立てるに従い、城の侍たちに妬まれ、多数であったはずの城方が、孫九郎の孤軍奮闘となり-------。

無意味な死が積み上がり、次第に意味を成して、攻守の形勢が逆転していく。
心理戦やマジック的な忍法が、じっくりと描かれている作品だ。

最終更新日:2024-10-30 16:00:02

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