- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-16
回り舞台風の設定や隈取メイクなど、アバンギャルドな描写も随所に見られる。
梶芽衣子は、「銀蝶渡り鳥」では、藤純子の人気ヒットシリーズ「緋牡丹博徒」の現代版の域を出なかったが、この作品では、黒いコートとアコーハットに身を包み、鋭い視線とクールな表情で、権力の体制に一矢報いる”女復讐人”を、見事に演じ切ったと思う。
この作品の持つ反体制色は、1970年安保の挫折を経験した若者層をも巻き込み、大ヒットを記録し、梶芽衣子の代表作になったのだ。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-16
日活映画「野良猫ロック」シリーズでブレイクした梶芽衣子は、日活のロマンポルノへの転向に伴い、東映に移籍する。
そして、東映での主演第1作「銀蝶渡り鳥」に続く主演作が、この映画「女囚701号 さそり」だ。
原作は、篠原とおるの人気劇画で、梶芽衣子演じる主人公・松島ナミが、刑事の恋人の手先となるも、裏切られ刑務所に収監される。
過酷な女子刑務所でのリンチに耐え、脱走、最後に裏切った男への復讐を果たす物語だ。
伊藤俊也監督は、東映東京の労組委員長を務めた人物で、この作品が、監督第1作目となる。
刑務所内でのリンチやレズシーンなどを見ると、この作品が従来の東映スケバン路線の延長線上にあることがわかるが、それ以上に、ヒロインの怨念の深さに焦点を当てた、粘っこい演出は、スケバンものとは一線を画す出来になっていると思う。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-07-16
認知症をテーマとしたキャスト陣のリアルな演技に引き込まれた作品。
本年度ベスト級。
ぶっちゃけ感動や共感などは無かったけど役者の方々のリアルな演技に引き込まれた感じの作品。
認知症の陽二を演じた藤竜也さん。
再婚相手の原日出子さん。
夫婦役の森山未來&真木よう子さん。
これらの方々の演技が素晴らしい!
時間軸が入り乱れる中、陽二の認知症が徐々に悪化して行く姿がリアル。
陽二の再婚相手の直美を演じた原日出子さん。
優しい妻を演じているのが印象に残る。
陽二が直美に書いたラブレターがロマンチックなんだけど、それを貰った直美の行動も素敵だった。
本作で唯一ほのぼのする行動(笑)
陽二が認知症になる前の直美との仲の良いシーンがあった方が良かったのでは?と自分的には思えた。
森山未來さん演じる役者の卓。
出だしとラストのリハーサルのシーンのセリフ。
本作のストーリーに被せたセリフと思うものの、自分には全く刺さらず(笑)
観賞後、認知症について調べたけどネガティブな人は認知症になりやすいらしいのでポジティブに生きて行きます( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-16
予想外な結末に涙が止まらない作品。
本年度ベスト!!
シリーズラストという事だけど消化不良感がハンパ無い(笑)
これってシーズン1が終了の認識で良いの?(笑)
本作は思ってもいなかった大沢たかおサン演じる王騎がメインだった感じ。
王騎の本気度200%以上の迫力あるシーンに圧倒される。
と、同時に王騎の知らなかった過去の出来事に驚く。
璆役の新木優子さんが美しいけど本作で初めて知った(笑)
劇場内の人達もみんな緊張しながら観ていた感じが凄い!
自分を含め、みんな固まって鑑賞していた様子だった。
「大将軍の帰還」ってタイトル。
何も考えずに鑑賞したけど泣けるタイトル。
山﨑賢人さん演じる信の成長を感じる感じで天下を獲って欲しい。
豪華なキャスト陣なんだけど皆さんチョイ役で贅沢過ぎる(笑)
シーズン2を希望します( ´∀`)
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-07-16
海の中では海女さんが最強みたいな韓国映画。
本年度ベスト級。
テンポの良い展開に加え韓国映画ならではの騙し騙される感じが面白い!
でも1970年代の設定で演歌みたいな音楽が終始流れる感じと古臭いファッションが自分に合わず残念だった感じ。
漁村で暮らす海女さん達の物語。
港の近くに立てられた化学工場の影響で魚や貝が捕れず生活が厳しくなった海女さん達。
生活の為、海に沈められた密輸品を回収する仕事でお金を稼ぐ展開。
密輸の現場を税関に摘発され捕まったジンスと船から逃げたチュンジャの二人を中心に進む展開。
後半の海中での格闘シーンが見所だった感じ。
素潜りの海女さんvs酸素ボンベを背負ったナイフを持った男性陣達のアクションシーンが面白かった。
悪役がまさかの人も韓国映画っぽかったけど、全く予想が出来ませんでした( ´∀`)
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-16
ボクシングを題材にした笑って泣ける中国映画。
本年度ベスト!!
安藤サクラさん主演の作品のリメイクと言う事だけど全く別物の作品だった感じ。
前半は笑えるシーンが多めのコメディー映画の様な感じ。
後半は泣けるシーンが多めのスポコン映画の様な感じ。
そんな作品の構成だった。
監督兼主役のジア·リンさんのダイエットがハンパ無い!
そんなシーンが多いけどトレーニングと試合のシーンの迫力は凄かった!
ローインがトレーニングで体を絞って行くシーン。
タイムラプスを見ている感じの体が引き締まって行くシーンに引き込まれる!
ダイエットしたい人は必見(笑)
試合前にリングに向かうローイン。
ガラス越しに映る過去の体型のローインと会話する様なシーンが印象に残る。
迫力ある試合も素晴らしかった!
ビックリしたのはジア·リンさんのイブニングドレスの姿が美しい(笑)
このシーンは自己満足のシーンだと推測します( ´∀`)
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-16
少年はそれを防ぐため、古材で高い柵を作ろうとし、この場面では、仔鹿を嫌っているはずの母親も少年を手伝うんですね。
けれども-------。
冒頭近くでの家畜を襲った熊に、二匹の猟犬が飛びかかるシーンは、どうやって撮ったのかと思うほど実にリアルで、開拓一家の綺麗ごとではない生きるための戦いも生々しく、それを体験することで少年は成長していくんですね。
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-16
実は、彼女はかつて赤ん坊を死産していて、それ以来、情緒不安定なところがあるのだが、貧しさと生活の苦労でいつも尖っている彼女を見ていると、優しい夫や動物好きの少年に、少し同情したくなってきます。
この一家の日常に、隣人一家との話や町でのエピソードなどが入って進行するこの映画のメインは、やはり少年が両親に頼み込んで、やっと飼うことが許された仔鹿との話だろう。
父が森でガラガラ蛇に噛まれ、その応急処置のために殺した母鹿の子供。
実は、鹿の肝が特効薬だったのだ。
友だちのいない少年にとって、フラッグと名付けたこの仔鹿は、唯一の友だちで、少年は野や森、川を仔鹿と一緒に走り回る。
これらのシーンは観ているだけで心が晴れ晴れしてくる美しい場面だが、動物の成長は早い。
ひと回り大きくなった仔鹿は、一家の生活の糧であるタバコの苗やトウモロコシの芽を次々と食べてしまうのだ。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-16
この映画は、フロリダ北部の開拓地で暮らす一家の厳しい生活を描いたヒューマン・ドラマで、ひとりの少年の成長の物語。
原作はピュリッツァー賞を受賞した小説で、11歳のジョディを演じたクロード・ジャーマン・Jrは、この演技でアカデミー賞特別賞を受賞。
ジョディは自然と動物が大好きな少年で、どうしても自分で動物を飼いたいと思っているが、両親(グレゴリー・ペック、ジェーン・ワイマン)は、自分たちが食べるだけで精一杯だと許してくれない。
だが-------。
そして、少年は大人になる。生きること、現実の厳しさ、失うことの悲しみを知って----。
それにしても、少年の母親はちょっと厳しすぎるのではないだろうか。
夫と息子の全てを管理し、劇中、ほとんど笑わない。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-16
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
★王騎将軍に目が釘付け。
いつも鷹揚な彼が、龐煖との闘いで、初めて見せた凄まじい憤怒の表情。
大きな山と山がぶつかり合うような衝撃。
打って変わって、最期のシーンでは、いつにも増して大きな広い心でみなを包み込む慈愛に満ちた眼差しに言葉。
「これぞ大将軍!」、と思わせてくれる佇まい。
神々しくさえある。
信にかけた「馬鹿者」という言葉が温かく優しい。
今回の映画で一番好きなシーン。
王騎将軍、まだまだ観たい!
★信と、飛信隊。
その関係性が、熱い!
みんな素敵すぎる。
思わず、涙。
ラストのシーン、信が王騎将軍の死の後に、こんなことを言えるまでに大きく成長した(拍手)
観ている私も顔を上げなきゃ、という気になった。
★羌瘣の巫舞に見入る。
本当に舞を観ているように
軽やかで、しなやかで、美しい。
そして、強い!
羌瘣がいたから、飛信隊が全滅しなくて済んだんだろうね。
★王騎将軍の副官 騰、こんなに強かったんだ、って驚いた。
将軍からの最期の言葉を、必死に感情をこらえて受け留めるその姿に、こっちの方が泣きそう。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-15
この映画を観て、とても感動した。私は19才の時、ある出版社の文芸部門で受賞したことがある。その時の審査員が笹沢左保さんだった。それだけにこの映画はひじょうに興味深かったのだ。これはあまりにも面白くて、決して飽きさせない魅力があると思った。スクリーンに吸い込まれていく快感がたまらない。俳優陣も豪華で、演技も素晴らしい。最高のエンターテイメントと言うべきだろう。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-15
もともとキングダムは大大好きな映画です。特に俳優の大沢たかおさんの大将軍が大好きです。今回も楽しませてもらうと共にタップリ涙も出ました。あと数回見ます。
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-15
脱がないと一人前でないと云う日本映画の風潮、のような記事を見たが、エマストーンもペネロペクルスも演技ならば実践する。勿論、男も脱ぐ。
本作の性描写は話題にするほど激しくないし露出も少ない。
むしろ、奈緒の腫れ上がった顔に衝撃!
多くの女優に断られたそうだが、シーンの問題より主人公のスタンスに共感できなかったからではないか。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-15
戦闘シーンの多いと眠くなり勝ちだが、大沢たかおの迫力か満足できる。
清野菜名を見てるだけでも至福。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-15
知人からの紹介で見た映画で、昔マスコミの書き立て過ぎで騒ぎになった団体としか認識がなかった。が、見応えがあった。ドキュメンタリーの良さだろうが、正真証明当時を知り経験した人々が登場し、本音を語り、それが過去と現在と両方の映像で伝えられる。普通の映画なら監督の意図や存在が見え隠れするが、若い監督ならではの透明感のある「知りたい。吸収したい」という姿勢がありのままを伝えたのだと思う。確かに「真実」と言える、料金を払って見る価値のある映画だった。
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-07-15
単純な映画で面白いけどやっぱり日本人のアクションものってなんでこんな胡散臭いの?
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-14
この映画は、恐怖に対する感受性が、実に繊細で豊かな作品だ。
人けのないホテルのたたずまい、善良そうで、どこか異常さの漂う隣室の男、未知の街ハリウッドに乗り込む主人公の不安-----。
音楽よりもドアの開閉、床のきしみ、ベッドのスプリングなどの現実の音が、非常に効果的に使われている。
主人公を演じたジョン・タトゥーロもパーフェクトの好演だ。
コーエン兄弟の作品として、最高傑作だと思う。
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-14
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
そして、ラストでは、愚直でひたむきなベニーニの頑張りが、夢のような奇跡を呼び起こすんですね。歴史は真実の愛に微笑みかけたのです。
この映画で、ベニーニの妻役を演じたニコレッタ・ブラスキは、実生活でもベニーニの奥さんと言う事で、庶民的で愛らしいキャラクターには、とても好感が持てましたね。
この映画は、全体的には、少々粗っぽさの目立つ作りながら、どんどんベニーニのペースに乗せられている自分に気づかされました。
頑なに息子の前で道化を演じ、どんな過酷な状況でも、笑いのある人生の素晴らしさを伝えた父親と同様に、ベニーニの演出も、あくまでファンタジーのスタイルを崩していませんね。
その強い信念が、我々の心を動かすのだと思います。
歴史の暗闇にユーモアという光を灯した勇気を、心から讃えたいと思いますね。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-14
この映画は、1990年代のチャップリンと称される、ロベルト・ベニーニの魅力満載の作品ですね。
結婚までの物語の前半は、とにかく笑いの渦で、テンポの良いドタバタぶりと、張り巡らされた笑いの伏線は、もう見事の一言に尽きますね。
それでいて、さりげない雨の中でのラブシーンなどは、とても美しく、忘れられない名場面でしたね。
ベニーニの嫌味のないキャラクターと、見事に仕掛けられた"恋の魔法"は、妻となる女性だけでなく、観ている我々の心までも、がっちりとつかみましたね。
しかし、ナチスのユダヤ人迫害の影響を受け、家族そろって、収容所でつらい生活を強いられる後半こそが、ベニーニ映画の真骨頂だと思います。
かくも悲惨な歴史の荒波に巻き込まれた家族の半生を、さらりとした笑いを基調に描き出し、爽やかな感動を演出しているんですね。
収容所内のマイクを使って、妻に呼びかけ、父子の無事を伝えるシーンや、死の間際に息子をかくまい、元気な行進を見せる父親の勇気と愛情には、ホロリとさせられましたね。
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-14
僕のペンネームでもあるように、ビオランテは個人的にすごく好きな東宝怪獣の一つです。ファンからの評価はあまり高くなかったりしますがすごく面白いと思います。