映画感想・レビュー 258/2524ページ

ケイコ 目を澄ませて:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-12-19

メッチャ引き込まれる女性ボクサーの作品!
本年度ベスト!

岸井ゆきのさん目当て!
セリフは無いものの、彼女の演技に圧倒。
彼女が出演している作品の中でも1番良い作品って感じ。

聴覚障害者のケイコ。
ホテルの客室清掃員として働きながら、プロの女子ボクサーとしてジムでトレーニングする毎日。

ケイコのトレーニングする姿が圧巻される!
特にコンビネーションのトレーニング。
グローブでパンチングミットを打つ音がリズミカル。
ストレートやアッパーパンチをする中、ミットを躱す動きもプロっぽい(笑)
ステップを踏むシーンがダンスをしている感じで美しいながらも何故かコミカルに見えてしまう。

彼女が手話で会話するシーンも素晴らしかった。
ボクシングや手話など難しい演技が多い作品の印象。
岸井ゆきのさんにアッパレを差し上げたい(笑)

ジムの会長の笹木を演じた三浦友和さんも良かった。
最近観た水墨画の映画の役の様に優しい感じが印象的。

本作は岸井ゆきのさんの代表作になった感じです( ´∀`)

アバター ウェイ・オブ・ウォーター:P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-12-19

鑑賞中、実写版を観ていると錯覚する程の映像美の作品!
本年度ベスト!!

ストーリーは単純な感じ。
その為か映像に集中出来た印象。
(ストーリーが単純なので-0.5点にしました)

元海兵隊のジェイク一家。
ある理由により、森での生活から離れ、海の民族達と暮らす展開。
最初は打ち解けない海の民族との生活も徐々に打ち解けて行く感じで終盤の展開の熱量に圧倒!

出だしはあまり繋がりの無いシーン。
美しい映像だけ見せられている感じ。
中盤からそれらのシーンが伏線回収の様に意味が解き明かされる感じに引き込まれた。

水中のシーンが美しい。
架空の海洋生物達のリアル感。
実写とCGが融合した様な映像。
どれも素晴らしかった!

圧巻は終盤の海上での戦闘シーン。
クジラの様な生物の体を張ったシーンが悲しくも大迫力!

この続編が更に3~5まであるみたいなのでメッチャ楽しみ!

上映時間は3時間だったけど、全く飽きませんでした( ´∀`)

窓 MADO(2022):P.N.「秋吉」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-19

池袋HUMAXシネマズにて鑑賞。
地味な団地から始まる2家族の狭い話で、冒頭から不穏な空気だがとにかくずっと音楽が美しい、そのアンバランスさが奇妙な心地へと誘われる。

気が重くなるような話だが、映像が美しく音楽にもどこか軽やかな美しさがあり、暗く沈んだ感じにはならない。この独特の味わいは他の作品であまり感じたことがなく面白い。

西村まさ彦の演技が圧巻、普通の人間が板挟みになり愛情と狂気の渦に飲まれていく様を演じる。どちらが良くてどちらが悪いか、良い悪いの二元論で語れる単純な話ではないのだろう。自分の身にある日突然起きたことと思えば答えは見つからない。西村のようにそれでも生き続けるしかないかもしれない。思い込むことへの警鐘を感じ取れもしつつ、その思いの檻の中で生きていかねばならない覚悟と哀愁に胸を打たれる。

最後の曲がとても良く、妙な余韻に浸りながら帰ることができた。音楽は断絶を埋め人を繋ぐだろう。

秋刀魚の味(1962):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-18

何時もながらに斉藤高順の映画音楽の調べが心地好く,映画〈彼岸花〉のカメラ位置や赤い色彩の静物画風なポイントにも注意を払いつつ視聴…。山田洋次監督のオマージュ作品〈東京家族〉も想い浮かべながら

すずめの戸締まり:P.N.「余子」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2022-12-18

東日本大震災などの事を題材にするならば、もう少し情報が欲しかったです。
内容が分からなかったので、うっかり観てしまいました。
トラウマレベルで、大変気分が悪かったです。
実際に被害に遭った人の事考えてない作品なのかなぁと思ってしまいました。
実際に被害に遭われて心に傷が残る人にはオススメしたくない映画でした、二度と観ません。

月の満ち欠け:P.N.「bogi」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-12-18

予告編を観たとき、原作から大泉洋が大泣きするシーンが繋がらず、陳腐なお涙頂戴にしたのだろうか、と心配したが良い方に裏切られた。
大きな脚色を加えたが、物語の通気性が良くなり、映画のみ客には感情移入しやすいと思う。
流石、廣木監督手練。

難病「再生不良性貧血症」と闘う 君はいま光のなかに:P.N.「エリオット」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-18

学校の授業で映画鑑賞しました。当時小学3年生で、もう40年以上経っていますが、断片的に印象的な場面をいくつか鮮明に覚えています。子供だった私にとって男の子の最後は衝撃的で、この映画のことは何かの折に時々思い出すことがあり、ずっと心の中に残っています。是非とももう一度観たい映画です。DVD化を望みます。

モーリタニアン 黒塗りの記録:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-18

容疑者に対する取調室での不当な尋問と軍人による非人間的な拷問の数々。戦前日本の治安維持法制下の作家思想弾圧のそれをも思い出さずには。現代アメリカ社会の闇は矢張り日本社会の軍国化の兆候とも重ね

ドライブ・マイ・カー:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-16

本篇撮影の四宮秀俊のカメラワークのショートショート作品〈Nagahama〉〈八月八日〉三宅唱監督,ヒロイン石橋静河を再度視聴す。屋外の波の音とソロダンスシーンと,はにかんだ微笑,深夜本読みする孤独な女優の姿…。母親の原田美枝子によく似たルックス,父の石橋凌の面影もある彼女の魅力を只管引き出したビデオアート風な気分で

秋日和:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-16

役処は違うものの,名篇〈東京物語〉の続き見たいな笠智衆と原節子の場面も在る本篇,未亡人と云う設定は同じ…。そして映画〈彼岸花〉と同じく中年親父世代の娘の結婚話と云う設定も同じ。ユーモアとペーソスの監督小津安二郎調べも絶妙!

彼岸花:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-16

溝口健二監督映画のヒロインの田中絹代が好演している本篇,山本富士子の仕掛けたトリックも心憎い,「封建主義の塊」見たいな当時の日本の父の座も諷刺。佐分利信も佳く!

お嬢さん(2016):P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-12-16

エロいだけかと思ったけど三部構成の内容で145分を長く感じなかった位面白かった。放送禁止用語を女優さんが普通に日本語で言っていたので分かってるのか不安になりました。音楽も良かったです。

天上の花:P.N.「したためたるは過去となりけり曼珠沙華。」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-12-16

彼岸の方に、敬意を表して。


ただ、戦禍の日本、ましてや、生きるか死ぬか?

今のお気楽な時代と違い、背負うものの重味が違う。

その背景があるから、まして、男尊女卑以前、老若男女に関係なく、言論に、注意が必要な時代。

一方的な、視点で描けば、女性蔑視。

あの重圧下に生きた作家、三好達治の苦悩を背負いきれる人間がいるか?

理想高く、また、女性への理想も高すぎるゆえの顛末とも言える。

愛した女性は、今で言う女優タイプでしょう?

家に男が二人では、争いは絶えないのかも知れません?

あるがままに、したためたても、てにをはの違いで、ニュアンスが、変わるように、女性視点でも大きく変わるでしょう?

戦禍の日本、重圧下の人間が背負う視点が欠けているので、どちらが、悪いと決め付けることはできない。

ただ、故人を敬い、敬意を表し、曼珠沙華を彼岸に贈るだけ。

作家自身を題材にした珍しい作品。

綺麗にまとまった作品を『天上の花』として、三好達治氏に、捧げる。

そう言う評価しかできません。

私たちは、同じ土俵におりません。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ:P.N.「ギフト、愛し愛され、与え与えられ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2022-12-16

童話の世界を戦禍のイタリアに置き換えて、心温まる作品に仕上げています。

あんなできた息子は、父にとって最愛の存在、特に、感動します。けれど、人間は、魂の学びが早い程、この世での命も短いのかも知れません?

ディズニーのテイストと違うピノッキオ作品が幾つか登場して、多少の好みもあるかと思いますが、こう言うアレンジもいいかな?

人間は、与えた分たげ与えられる。

それは、愛であっても、

恨み、憎しみ、怒り、人を呪わば穴二つの2倍返し。

どんなに、嘆いたって、人間が、与えたものしか、返ってこない。

惜しみ無い、愛と自分の労働力を与えているでしょうか?

楽ばかりして、利益を、他人を利用して自分の得を、そんな人間には、奪った分の倍、やがて、人生が、奪って行きます。

ギフトとは、愛し愛される、法則の中で、生きる人間に与えられるものです。

Netflix作品なので、映画館では、限定上映、鑑賞できる方は、クリスマスに、心温まる作品を。

THE FIRST SLAM DUNK:P.N.「ビール党」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-15

あまり好きではないこの言葉をいいトシしたオッサンがあえて言います。「ヤバイ」です。恥ずかしながら小生、原作は全部読めていません(大体の内容は知ってますが)。公開前に原作ファンから「可愛いさ余って憎さ百倍」なクレームがあったものの、フタを空けたら大大大好評。「さてどんなものか?」と観てみたら、「なるほど!」。全体としては「スラムダンク」の熱さを持ちつつ、現在の洗練された「リアル」の空気感だなと思いました。「山王戦」は人気を圧倒的なものにした上で、作者が描きたいものを徹底的に描いたのだと思います。桜木のリーゼントといったギミックももう必要なく、そもそも描きたくなかったのかもしれません(リアルの野宮も途中で坊主になる)。あらためて「スラムダンク」恐るべし。よし!原作を全部読んでみよう!

すずめの戸締まり:P.N.「さお」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-15

映像や音響はもちろん期待通りで、引き込まれる演出でした。
何よりも感動したのは、母親を失って真っ暗闇の世界だとしても「心配しないで。あなたは、光の中で大人になっていく。私は、すずめの明日」この言葉に全てが詰まっていたように思いました。
いろんな経験や悲しみは計り知れないけど、この映画のメッセージが心温まるものとなりました。

グリーン・ナイト:P.N.「創造物を超えて~アメリカンなナイト物語~」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-15

まるで、おとぎ話のような世界。

原作をアメリカンで、現代風な大胆なアレンジで、と言ったところでしょうか?

作品全体を通して、心地良い鑑賞感、ストーリーも、演出も、演技や様々な点に於て、
満足度高め。

こう言う古典的でダークな、おとぎ話と言うファンタジーが好みなら、久しぶりに本物を観たと感じるでしょう?

クリスマス、聖母などキリスト教と深そうなので、宣教師や修道院関連の方なのかもしれない?

物語も、生み生まれると言う点では、母親の体内から生まれたものと同一なのでしょう?

母性が生み出した物語の中で息子は、勇敢な男に成長する。

神と言う体内、それは、母性であり、促す力は父性とも言える。偉大な者の傍らに偉大な聖母あり。

最後のシーンは、創造物に囚われるなかれと語りかけるよう、愛と希望と光に溢れた作品。

クリスマス間近のこの時期に鑑賞できて幸です。

THE FIRST SLAM DUNK:P.N.「M」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-12-15

劇場で観てとても良かったです。

湘北メンバーが動き、かっこいいBGMと音楽が盛り立てます。

とある登場人物は今まで知ることのなかった一面が見れて応援したくもなり、泣きました。

井上先生(監督)の世界観を存分に感じることが出来る今作

スラムダンクを知っている人、初めて知る人、多くの方に是非観てもらいたいです。

最終更新日:2024-11-15 16:00:02

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