映画感想・レビュー 1526/2568ページ

映画プリキュアドリームスターズ!:P.N.「無名投稿者」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-03-21

外見のキラキラに固執する烏天狗と、傷つき、泥だらけになりながらも友達を救おうと頑張る映画オリジナルキャラクターのサクラとを対比することで、本当にキラキラしているものとは
大切な人を守ろうとする姿そのものであるという、製作者の思いが伝わってきました。シズクもサクラのおかげで孤独から救われたことを、彼女のそぶりやEDの歌詞で暗示するという演出には感服します。しかし、いちかがプリキュアとしてさくらをしっかりと導くなか、他のプリキュアが存在感を戦闘時以外に示せていないようにも感じました。

ひるね姫 ~知らないワタシの物語~:P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-03-21

悪い出来ではないと思いますが、心にビンビン響いてくるものがなかった。現実世界と夢の中の話がうまく整理されて描けていないような感じが…。どうせなら現実世界の中だけで(家族愛の)物語を進めていた方が良かったのでは? まあ題名に「ひるね」とあるから仕方なかろうか。
岡山県民の観賞者として、“…親権渡せって、ふざけるな”と言う場面―”ふざけるな”ではなく、”ちばけな!”と言って欲しかったな(笑)。

ニーチェの馬:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-21

強風の中を馬が只ひたすら歩く…。猛吹雪の中を家に辿り着き蒸かした馬鈴薯を手で砕きながら食する父と娘ー。酷しい北の国から白黒無声の映像に響くその旋律は、絶えず繰り返されて重苦し程だ♪耳鳴りの如く!日常生活の中に説明抜きの民衆の姿は、恰もゴッホの絵見たいでもあるし、新藤兼人監督の<裸の島>の北国版なのかも…。何も無いアブストラクト。黒い一頭の馬と白い人。映画の原点が射撃銃の原理から始まった様に鞭打たれたニーチェの馬の影が白い四角いスクリーンを只、ひたすら横切って往く…

ポルトガル、ここに誕生す~ギマランイス歴史地区:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-21

世界最高級の映画監督が作り上げたオムニバス短篇映画集!スタイリッシュで寡黙なアキ・カウリスマキ監督作品はお洒落で濃厚なウヰスキーの如し。繊維工場労働者ののモノクローム写真がコラージュされた記憶のシネマのビクトル・エリセ監督、霊媒者風なペドロ・コスタ監督の男の肖像、オリビエイラ監督の王を捕まえた民衆の写真力と言うユーモラス…。アイデアの結晶、珠玉のポルトガルが舞台の映画、万歳♪

ラ・ラ・ランド:P.N.「ak」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-21

ただただ最高の一言。オープニングから最後まで、様々な感情の涙が溢れました。観終わった後もずっと音楽が耳に残っていて、即サントラを買ってしまいました。綺麗な映像と素晴らしい音楽のコラボレーション。カラフルで甘く
切ない恋愛が更に心を締め付けました。私の中で、人生で一番衝撃的で、大好きな映画となりました。出会えてよかった。

ライク・サムワン・イン・ラブ:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

老大学教授との愛と青年の嫉妬をミステリアスな三角関係に切り取ったアッバス・キアロスタミ監督!
トスカーナの贋作で愛の虚構性を描き、観客を煙に巻いた手腕が日本で炸裂…。そのサプライズな幕切れに暫し唖然♪

愛して飲んで歌って:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

代表作の<去年マリエンバートで>もシュールな画面が印象深かった♪本編も舞台劇さながらのカラフルな映画セットと車の走行、館の外観、コミック風な背景合成術…と実験性は衰えない!!意外な展開に観客を煙に巻いて意気軒昂と言う処か…。流石に大御所。遺作か処女作か判らない軽やかさ!だ。

ラ・ラ・ランド:P.N.「コルドンルージュ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-03-20

ミュージカル作品としての質は高くはないので、ダンスや歌に期待しすぎるとメリハリがなさすぎるかも。でも夢を叶えるために、別々の人生を歩んだ二人の恋愛ストーリーだと思えば切なくてよかった。一緒にはなれなかったけれど、一生忘れることのないソウルメイトは、皆心当たりがあるのではと思った。

モアナと伝説の海:P.N.「sanjuro」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-03-20

アメリカンジョークというか、そういうアメリカンな軽いノリの会話が多く、そこはいまいち好きになれませんでした。ディズニーアニメなので仕方ないのですが…もう少し落ち着いた感じの感動作にして欲しかったです。映像は綺麗。

太陽の下で-真実の北朝鮮-:P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

よく撮影でき、公開されたと思う。
それにしても無機質な人間たちの姿をここまで見せられようとは…。子供たちが何かにつけ将軍様のことを挙げ奉る場面で、いま大阪で問題となっている某学園系列幼稚園の運動会での(園児たちの)選手宣誓のシーンが重なってきた。言わされている感が半端ない。まだこの国ではそれを公然と批判できるが、あの国では…本当に怖い。
映画としては大変面白く拝見させてもらいました。

モアナと伝説の海:P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

連休を利用して関西の映画館で観賞。理由は【字幕版】で見たかったから。関西の某映画館でも吹替版は大きなキャパで上映していたが、【字幕版】は一日一回限り、100人足らずの小さな劇場で。それでも【字幕版】完全無視のローカル都市映画館よりはいい(感謝!)。
素晴らしい出来でした! こちらの方にアカデミー賞を…という意見に私も賛同です。アニメは子供たちだけのモノではありませんよ。

収容病棟:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

<カッコウの巣の上で>は、精神病院を舞台にした劇映画だったが本編は、勿論プロの俳優が出て来る訳ではないー。だが、収容病棟での日常生活の中に潜むドラマがひとつひとつ炙り出されたドキュメントだ!!
ワン・ビン監督はカメラを病室に据え置きカメラの存在を消して仕舞ったかの様だ。それは、かつての羽仁進監督の<教室の中の子どもたち>を連想させる…。

しゃぼん玉:P.N.「たかにゃん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

市原悦子さん演じるスマの無償の愛、綿引勝彦さん演じるシゲ爺や心豊かな村の人達とのふれあいで、林遣都さん演じる伊豆見が改心していく話、本当に物語が自然に流れ、作り手の「テクニック」「戦略」を感じさせない、上質の心打つ温かい、優しい映画で涙が止まりませんでした。
宮崎の壮大な原風景の素晴らしさ、今まで観た映画でも三本の指に入ります。
本当に本当に素晴らしい映画でした。

愚行録:P.N.「ミスチーフ・J」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-03-20

普通に面白い仕上がりだけど、登場する学校名を、実名から架空にしてしまったため、原作の持っていた魅力は半減。実名だからこそ、有名事件や問題発言を思い起こしたり、やみくもに一貫教育に走る教育の問題点を考えたりと、ストーリー外での考察が面白かったのに。また、映像で見ると、被害者夫妻の悪い面が、最初から強調されるので、、同情する気になれなかった。犯人が見つからなくても、誰も困らないのでは、と思ってしまった。

楽日:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

映画を見ている観客だけで作品にしたと言うキアロスタミ監督、映画のスクリーンから飛び出したり、入ったりするウッデイ・アレン監督<カイロの紫のバラ>、そして本編のツアイ・ミンリャン監督…。映画館自体や映画愛そのものが、実は最も魅惑的な事は、イタリア映画の<ニューシネマ・パラダイス>山田洋次監督<虹をつかむ男>等が証明している…。本編は亡霊の如くそれを実証したのだ!

郊遊<ピクニック>:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-20

ラストの男女の驚異的な長廻しシーンを見るだけでも忘れない作品!絵画か彫像の如き動きの少ないシーンが続くし、画集の様に観てその意味を繋げる作業は観客に委ねられているのだろう…。その意味ではポルトガルの監督ペドロ・コスタ作品やトルコの<ミルク>等のユフス三部作の監督とも、ギリシャのテオ・アンゲロプロス監督とも共通する何かがその演出から感じられるー。

最終更新日:2025-05-20 16:00:02

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