家族はつらいよ2:P.N.「猫のクロ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2017-06-23
良くも悪くも山田作品という感じで、安心して観られる反面、驚きや新たな発見は無い。キャストは役者揃いなので、映画に余程の何かを求める人や、粗探しをして批判してやろうというつもりで観る人以外は楽しめる内容である。ただ、おじいさんの運転免許の話が結局先送りになって終わりというのはどうした事か?
良くも悪くも山田作品という感じで、安心して観られる反面、驚きや新たな発見は無い。キャストは役者揃いなので、映画に余程の何かを求める人や、粗探しをして批判してやろうというつもりで観る人以外は楽しめる内容である。ただ、おじいさんの運転免許の話が結局先送りになって終わりというのはどうした事か?
文化人類学の映画と言ってもいいのかも知れない。珈琲豆栽培のグアテマラの物語。岩波ホールのロードショー公開時にも観た。冒頭シーンにマリアが髪を結い、御化粧する。カメラは其の様子をじっと見詰める。観察の眼差し。大地の如く逞しい母と娘マリアへの想い。太古の神話の荘厳さで家父長的な部族社会の非合理を描き出した。
心身になって、この子を育てた二人が、「子供誘拐」の罪、なんて、有り得ない。
あまりにも、無慈悲。
かと、言って生み母に罪もない。
まさしく、「この子を育てることは、罪なんですか」
私も、同感でした。😢😢😢😢
Bunnkamuraラミュージアムでソール・ライター写真展を見に行きました。当日ticket売り場に列が出来る人気!本編ではスローライフなソールだったが、其の写真は繊細で情趣に満ちてファッション・フォト時代もリ洗練されたチャード・アヴェドンと対照的であった。様々なチャンスを自ら逃し絵画と写真の双方で人生を謳歌したその粋なスタイルが本編でも滲みでいたー。本展示のラストのコーナーで、スライド映像も見られる♪
先日、ダステイン・ホフマン主演の<マラソン-マン>の放映を視ていたら、ローレンス-オリビエ扮する残忍な歯医者の拷問シーンで本編や<戦火のかなた>の中に出て来る尋問室の場面が連想された。本編はアンナ-マニアーニの衝撃的なシーンが余りにも有名だが、気骨な神父が口を割らないレジスタンスの姿に胸打たれた…。「肉体は滅びても精神は滅びず」の字幕が眼に焼き付いている!
ソフィー・マルソー主演の<ラ-ブーム>を視ていたら其の初々しさや作品の持つリリシズムからフランソワ・トリュフォー監督の本編や<あこがれ><トリュフォーの思春期>の事が脳裏に浮かんだ…。どんな時期でも恋愛は一筋縄ではいかないが、父の浮気騒動と初恋成就迄の展開がソフィーの大人への成長譚となっていた。トリュフォー監督の一連のアントワーヌ-ドワネルもの、ジャン-ピエール-レオ少年が演じる作品もそんなホームドラマの延長にあったー。
すべてから離れず囚われず必要な一点を捉える「無心」。すべてに囚われて離れられず余計な一点に縛られる「邪心」「蛇心」。本物の集中力とは、すべてを把握しながらも、一点を捉える事を言う。つまらない物事に囚われる剣道部員たち、それは、綾野さんの役に囚われるのと同じ。「邪心」で「蛇心」蛇足の考え。心と心、一子相伝、以心伝心。ラストは、まさに、道と一つに「拈華微笑」。それは、自分で掴み取ることしかできない。テストの回答のように、教えることもできない。
この作品は、ただ観るだけで、癒される。なんだろう?身体が軽くなる。爽快感がある。角川作品は、日本の映画の中でも、切口が独特で、日本映画のありふれた出だしとは違うのも特徴的。作品の俳優さんの演技も、癖無く溶け込んで、後に残るのは、爽やかな解放感。ただ、観る価値はある作品!!
最初はホラーかと思ったが深い感動があった。自分を許せなくて苦しんでいる人にとって救いだと感じた。予期せず加害者になってしまった人、震災で家族を救えなかった人、配偶者の死を自分のせいだと思っている人には、心に感じるものがあると思う。また、陰陽師が鬼になってしまうところも心に響いた。愛があるからこそ鬼になってしまう。世界中でテロが起こっているが、怒りによって復讐をするという行為が平和をもたらさないことがよくわかる。この映画を観ることで「やられたらやり返す」の連鎖を止める人が増えてほしいと願う。
京都のお臍、六角さんは好きだから、敢えて一点。なんだろう?建立の歴史人の聖徳太子も、観音様も、かすれもしない味気なさ…。花を手向ける…。花を仏ではなく、他に向ける。仏は敬えど、貴方の中には仏がおりますよって仏の心を大切に。…如意棒と言うなんでもできる一本の棒があるように、如意輪観音は、誰の心も意のままにできる道を一輪の蓮の華(法)で表している。私の大好きで尊敬する中村天風さんのゆかりの地でもある六角さんですが、作品は、生け花になってしまい残念。
最高です!!
是非!皆に見ていただきたい。
ダンス、音楽、芸術系ショーetc.に、少しでも興味がある人は絶対!に楽しめます。
職場への復職を巡り選挙前に一人一人、一件一件訪ねて歩くサンドラ。自分自身の為とは言え、必ずしも好い返事が得られる訳では無かった。家庭には其々の事情があるからだ。サンドラに投票する事はボーナスを諦めたり、臨時工にとり再契約の打ち切りのリスク等が在った。でも、投票結果は…。彼女が歩く中で周りも変わったが、サンドラ自身が大きく変化した。連帯と友愛の心が熱きラストシーンを形作った名篇!!
まったく物語には関係ないが、『ベケット』という70ミリ映画を思い出した。史劇としても、アクションとしてもイマイチ。現代感覚風に仕上げたのでしょうが、感動はそれほどなかった。小劇場(小さなスクリーン)で見たから尚のこと。
個人的にアーサー王を描いた映画で一番好きなのは、ディズニーアニメの『王様の剣』である。あのチビで痩せっぽちのワート少年が、石に刺さったままの剣を抜くシーンに涙したものでしたが…。
信者の方から全国共通鑑賞券を頂き映画館へ。
こういう作品に過度の期待は禁物という気持ちで見たからそれほど腹も立たなかった。ハリウッド作品じゃないのですから(笑)。
内容よりも、黒田アーサーさんがNHK教育テレビ(現:Eテレ)で英語番組の司会をされてた頃を思い出した。
手塚理美さんも岡山を舞台にしたクソ映画『桃とキジ』よりははるかに良かったぞ。
時間がただ過ぎていくだけの作品に過ぎなかった。いや、決して期待していた訳ではありません。
エグい、怖い、気持ち悪い…なんていうあらゆる感情がそれほど浮かんでこなかったのだ。このタイプの作品にしては目新しさがなかったからだろう。
それよりも、アメリカ中西部の町なら「あり得る話」ではないだろうかと思った次第。
ジャンヌ・モローの歌う唄「つむじ風」の曲が流れるシーンが印象的だった!アンリ-ピエール-ロシェの自伝的な原作。二人の男を同時に愛して仕舞うヒロインの性と其の人生を描いた。ロシェ原作の<恋のエチュード>は英国の姉妹を愛して仕舞うフランス男の譚で本編と対を為しているのかも知れない…。フランソワ・トリュフォー監督の燃え上がる様な炎の恋愛劇。<アデルの恋の物語><緑色の部屋><隣の女><恋愛日記>等の主題でもある。
余命幾ばくの残されたヒロインの時間、癌宣告後の周囲の気遣い…。今や何処にでもある様なメロドラマのテーマかも知れないのに、何て陽気で明るい朗らかな画面何なんだろう♪勿論ケイト・ハドソン演じるヒロインの葛藤も大きい。自己中な生き方から脱皮して行く成長譚でも在った。メキシコの医師・ガエル・ガルシア・ベルナルとの最強の愛のカップル。聖者が町にやって来るが演奏されるラストシーンの幸福感も格別♪
現ローマ法王の個人史というだけではなく、軍事政権下で何が起きたか?今も幾つかの国で同様の事起きている。多くの方に見ていただきたい。
映画<メリー-ポピンズ>のプレミア試写でスクリーンを見上げて泣くシーンにグッと来ました…。「アニメーションの部分が余りに酷いので」と強気なものの。トム-ハンクス扮するウオルト-デズニーの困り顔がまた、佳い♪チムチムニ、チムチムニ…、チンチンチム♪煙突の煙、煤で汚れた父の顔。人生とスクリーンが重なった瞬間である!劇映画の実写、アニメ、ミュージカル…デイズニー映画の創作秘話はスタジオ-ジプリの作品作りとも何処か通じそうー。
今日も3回目映画館に福士君を見に行ってきました。何回観ても益々興味深く、また冷静に観る事が出来。今年は主演男優賞が貰えたら嬉しいと思います。これからの俳優人生にプラスになるのではないでしょうか。