映画感想・レビュー 1519/2604ページ

キャロル:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-28

パトリシア・ハイスミスの原作本はエドワード-ポッパーの絵画が文庫のカバーを飾っていた。本編のエンドロールにはパステルカラーのブルーとピンクが用いられていた。保守的なこの時代にあってレズビアンは禁断の愛。内心の自由を踏みにじるマッカーシー旋風(赤狩り)の時代とも重なっているのかも知れない。私立探偵が盗聴するシーンが出て来てハッとさせらた…。トッド・ヘインズ監督は往年のメロドラマのスタイルでタブーに挑戦した意欲作を連発している!

特集:没後40年 特技監督・円谷英二の世界:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-28

円谷英二の名前はTV ドラマ<ウルトラQ ><ウルトラマン>で熱狂的に幼年時代の心を掴んだ…。<ゴジラ><モスラ<ガメラ><サンダとガイラ>等も親に連れられて劇場で見ていた記憶がある。
少し前に世田谷美術館で行われていた東宝撮影所展では本編の関連資料として詳細な絵コンテが出品されていた。3.11以後、原発行政の破綻で今また注目を浴びている時の怪獣ゴジラ

ラストコップ THE MOVIE:P.N.「B級大好き」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-28

いやー
面白いでしょう!

この作品をどうみるか?
で評価は様々だとは思いますが、酷評をつける方々意見を変えていただきたい!

あくまで話題の作品を見るのではなく、ラストコップをみていただきたい!

宇宙大怪獣ギララ:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-27

倍賞千恵子の歌うバラードがロマンチックな怪獣映画に彩りを添えた♪月面宇宙基地での沐浴シーンが長閑だった。監修にSF 作家-光瀬龍。本編は松竹唯一の怪獣ものであった。其の熱狂的な愛好家はリドリー-スコット監督の<ブレード-ランナー>フアン。彼が言うには「佳い映画はどのシーンもワンダフル」。確かにブレード-ランナーもそうだし、本編もそうなんだろうな…きっとー。<惑星キンザザ>もね!

キング・アーサー:P.N.「ぺぺ」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2017-06-27

意外と展開が早いのかと思いきや、ちょっと飽きてくる小出しな感じとか、今時の映画に有りがちなそんなの存在する?っていうのが出てきて、キング・アーサーを描く映画としてはイマイチ。「円卓の騎士」で締めるなら、普通にアーサー王の誕生から円卓の騎士となるまでを描いた方が良かったんじゃないかな。

ブレードランナー ファイナル・カット:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-27

本編と其のメイキングフィルムの<デインジアラス・デイズ、メイキング・オブ・ブレードランナー>を続けて観た、再編集された短縮版と<ブレードランナー>の舞台裏が透けて見えるドキュメント…。後者を視て改めて公開当時の長尺版も大スクリーンで観たくなった。ヴンゲリスの音楽とCG 技術以前の合成された超絶技巧の映像を大音響シネマで味わいたい。フィリップ・K ・デイックの原作「アンドロイドは羊の夢……」も読みたくなった!カルトブームを起こした前者は色々な欲望を駆り立てくれる。

赤毛のアン:P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2017-06-27

可もなく、不可もなく。
上映時間89分と知り、正直(見る前)嫌な予感はしていた。
で、映画館で作品を見て、「今回も製作本国ではTV作品だったのか」と思う。何度も何度もCMカットを思わせるつなぎ編集が気になったもので…。
日曜夜7時半からフジTV系列で放送されてた「世界名作劇場」のアニメ【赤毛のアン】が如何に傑作だったかを再認識させられた今回の映画でした。

悪霊喰:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-27

本格的なオカルト映画の傑作!本物の!カテドラル、秀逸な映画美術セット、特撮効果、大スクリーンで観たい作品と言わねばなるまい…。ヒース・レジャー主演。

アイズ ワイド シャット:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-27

サスペンスフルなスタンリー・キューブリック監督の<現金に体を張れ>(1956)を視聴。紙切れが舞い上がるエンデングで事件の綻びが結局、男女仲の倦怠、嫉妬心、疑惑等に起因していたのでは無いかしらーと感じた。本編は文字通り夫婦だったトム・クルーズ&ニコール・キッドマンが登場。仮面舞踏会での世紀末的な雰囲気が堪能出来る。浮気心、不倫…其のデカダンスな美学は、ルキノ・ヴィスコンテイ監督の遺作<イノセント>にも通じ合う愛慾の文芸なのかも知れない♪。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章:P.N.「泣いた世代のオヤジの1人」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-06-26

早いよ、スピードが。
どこの星の話に今なってるのかわからなくなる。ヤマトに集まる者の心がひとつに固まっていくプロセスが味気ない。
島の登場もだし。
あと、かなりガトランティスを強大な悪意の塊と表現したいのかそこにパワーを持って行きすぎかなと、シロートなりに感じました。自称キラキラの10代で見た時と受け方は違うだろうけどね。あと、隣のジー様のポップコーンの臭いと、食べる口の音にかなり邪魔されて冷めたよね。だらしないのはやめよ。ウチでレンタル見てんじゃないんだからさ。

夏時間の庭:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

文京区立森鴎外記念館で「庭に咲く草花」と言う文豪・鴎外と庭木植物の親密性を探る展覧会を観に出掛けたました。本編の庭園の美しさが仕切りに思い出され、エリック・ゴーチェエの流麗なカメラワークを味わった嘗てのロードショー館テアトル銀座が懐かしくなったー。其処は京橋のフイルムセンターに隣接していた。本編は<炎の人ゴッホ>同様、美術館が本物の美術品を提供して話題をさらった。女優ピノシェ等演技力もまたー。

夢('90):P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

カーク・ダグラスがヴィンセント・ヴァン・ゴッホを熱演した<炎の人ゴッホ>を観ていて本編の中の夢のワン・エピソード(アルルの跳ね橋)の事が頭を過った。本編では名匠マーチン・スコセッシ監督がゴッホ役で絵筆を執った!!其れにしても、<炎の人…>でのアンソニー・クイン演じる師ポール・ゴーギャンとの確執と絵画を巡る論議は事の他、激しかった!本編ではCG 技術で寺尾聡がゴッホの絵画の世界に入り込んだ…。

眠れる美女:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

FOX movies のTV 放映で処刑された殺人鬼の腕を移植された男の恐怖を描く<ボデイ・パーツ>を視ていたらシュールなタッチの川端康成の文芸を想い出した…。本編もミステリアスな、スリーピング・ビューテイへの憧憬が滲み出た名篇。女性の微睡んだ寝姿を見詰める耽美。其のエロチシズムと死んだように眠り続ける女体への偏愛。ベッドルームの小宇宙でのエロスとタナトスの川端美学。

アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

女性アイコンが巨大化した姿は大型看板等、街中では珍しく無くなったが、現実のチアリーダーの女子が大きく為って仕舞うと其れは其れで色々な騒動に…。B 級娯楽映画の軽妙なノリで描かれる学園もの。ラストの女傑同志の対決シーンは胸もはだけたアマゾネス!大型女像はフェリーニ監督作品やウッデイ・アレン監督作品にも出て来るが、其のルーツは小人公国の「ガリバー旅行記」なのかも知れない…。

こどもつかい:P.N.「こどもつかい」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

ホラーを期待して見た方は物足りないかもしれませんがただ驚かすホラーではありません。ストーリーは奥が深くて最後は涙しました。ジャニーズだからとか頭から否定せず見てほしい。感動できる作品になっています。

いわさきちひろ~27歳の旅立ち~:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

インタビュー&再現ドラマで描かれた画家いわさきちひろの人生ドラマ!満州引き揚げ後の貧困のトリレンマ、後に弁護士・代議士になる松本善明氏との出合い。宣伝美術活動、紙芝居、絵本作家、企業広告と多面的だが、反ベトナム戦争と平和への祈りの「戦火のなかの子どもたち」等一貫した主張は幸せと子どもへの其の愛だった。嘗てTV 番組で山田洋次監督は都内の美術館で一番安らぐ場所に杉並上井草のちひろ美術館を挙げていたー。

イタリア旅行:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

朱の色彩鮮やかな豊穣の美を讃えるポンペイ壁画(秘儀の間)のスライド写真を観ていたら本編や映画<ポンペイ>等が想起されたー。ロベルト・ロッセリーニ監督の<無防備都市>に衝撃を受けてハリウッド女優の座を擲ってイタリアへ渡り監督と結ばれたイングリット・バーグマン。其のパショナブルな夫婦中に倦怠期の影を落とした作品。中年のバーグマンの日光浴をする姿は艶やかそのもの。ポンペイ遺跡の乾上がった人間、老人ガイド、火山散策…。エロスとタナトスの<ストロンボリ>の主題とも響き合っていた。

最終更新日:2025-10-14 16:00:02

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