映画感想・レビュー 1415/2564ページ

麦秋:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-12-20

原節子主演の映画〈我が青春に悔いなし〉〈青い山脈〉そして小津安二郎監督の本編と連続して観ると、何れの作品も原が苦境を乗り越えて行く物語だと気付かされるね。原節子は小津監督をして演技派の最高の女優と言わしめただけ有って、其の感情表現と心の機微をサラリと自然体で演じているんだよ。何度見ても飽きさせ無いモダンなスタイル!子役らに注目して見ても、ドラマの核を為す戦争の影・未だ戦場から帰還していない消息不明の息子への親心を思って見ても、見合いや結婚と言う社会制度から見ても実に面白い内容何だ。シリアス・コメディのビリー・ワイルダー監督作品とも共通しているしね。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ:P.N.「失敗だらけ…でも光は、」さんからの投稿

評価
☆☆☆☆
投稿日
2017-12-20

最高にスターウォーズシリーズの失敗作。煩雑になり増えるキャラクター。残念ながら、違和感を感じる。無理矢理の東洋女性。全体的に良かったのは、スカイ・ウォーカーの最後の雄姿。マスター・ヨーダも失敗こそ、マスターが教えなければ、ならない、マスターは、ジェダイが超える為に、存在する。その意味では、ずっこけの今作品は、光への希望、序章。始まりの終わり。世代交代。新たなる旅の始まりとも言える。レイア姫の旅立ち。

オリエント急行殺人事件:P.N.「相棒が欲しい…、」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-12-20

かなり、豪華なキャストで、役に成りきった感が却って、観る前から何だか、疑わしいにおいを放っていた。いい意味で裏切ってくれたのがジョニー・デップでした。作品にもう少し音楽的なリズムとポアロを引き立てる相棒が欲しい。時代の所為か?線路の先まで見通しがきく現代に、あの時代の空気感をどう取り入れるかが課題かな?

プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード:P.N.「オペラ、余韻を楽しむ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-12-20

序章、原題にあるように、プラハでのドン・ジョバンニの幕間までの切ない物語。まるで、劇場でオペラを観ているよなストーリー展開。お待ちかね、王道の結末ではあるが、歌姫の切ない物語に涙し、オペラの歌声に酔いしれる一時。切ない…余韻を楽しむ作品。

永遠のジャンゴ:P.N.「音楽に溶け合う」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-12-20

実話から作られているからか?全体的に淡々とストーリーは流れる。思いの外子供でも見やすい作品。信仰心の深いジプシーの母、息子を誰よりも守りつづける。教会音楽とギターは深い付き合い。命からがら国境を超えギターを捨てても彼には、音楽が残っていた。仲間達へのレクイエム。彼が語るように、音楽が彼自身の神である。捨てても得られるモノが本物の信仰心。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ:P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-12-19

前作からの新キャラのうち、フィンとレイ以外は、顔の印象が薄く、キャストに花がない。ストーリーは、「あの人の身の上がああいうことだから、強引に設定をつけたのでは。」と思う所があり、納得いかない点あり。宇宙の戦闘シーンは良かったので、もっと入れて欲しかった。続編には期待。

青い山脈('49):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-12-19

もう何回と無く、国立近美のフィルム・センターや名画座で観ていたが、改めてNHK衛星放送のプレミアム・シネマ「原節子特集」で見ると、小津安二郎監督の初期無声映画を思わせるコミカルなタッチが要所要所にあって何度も吹き出させてくれたなぁ~。其れに石坂洋次郎の原作だけどまるで夏目漱石の「坊ちゃん」見たいな展開で大いに痛快しごく何だな!黒澤明監督〈我が青春に悔いなし〉に引き続いて今井正監督の大ヒットの本編でも原は女学園の旧習と闘う眩しい女教員のヒロインでね。ファイト🚴🎾

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-12-19

そして不屈の男トランボ氏が監督した映画〈ジョニーは戦場に行った〉は、ベットの上で一人横たわる、白い包帯でぐるぐる巻きにされた肉片の塊と化した兵士ジョニーの変わり果てた姿で見る、天使の様な幸福な愛の想い出と戦場の悪夢とがとぎれとぎれに交錯する映像だったんだ!丁度シナリオライターが1台のタイプライターで物語を紡ぐ様に1患者の脳内や瞼のスクリーンに点滅する記憶自体の叫びの如き表出がテーマ何だ。平和の鐘が鳴り響いてね✨

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-12-18

本編の基となったTBSテレビのドキュメントを観た事が在った…。其のタイトル自体はアメリカ映画〈ハリウッドが最も嫌った男・トランボ〉を想記させたが、沖縄人民党の代議士・瀬長亀次郎氏も又、其の信念・信条を貫いた情熱の人で在った!米軍や国圧で政治生命が断たれようが民衆の支持を得て第2第3の瀬長亀次郎が誕生して行く共同の姿、命どう宝の精神・沖縄魂を非常に力強く感じさせる感動作だ。

わが青春に悔なし:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-12-18

本編、冒頭の京都吉田山の学生時代のピクニツクのシーンから思わず引き込まれる…。マドンナの原節子が何ともチャーミングだからだけでは無い。川を渡ろうとする彼女に思わず手を差し出す二人の男、そんなシャイな恋敵の糸川と野毛のショットが野原を駆け巡るショットへと目眩く切り替わる其のサイレント映画の如き素晴しさと言ったら!勿論、出突っ張りのヒロインの原節子の女優としての輝ける代表作 にして黒澤明監督の傑作何だろうね。エイゼンシュテイン監督の〈ストライキ〉やブドウキン監督の〈母〉等にインスバイアされたモンタージュが駆使されて人物表現も実に見事だったよ。

DESTINY 鎌倉ものがたり:P.N.「C.ルージュ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-12-17

黄泉の国や幽霊の存在をバカバカしいと思う人はこのファンタジーを楽しめないと思うが、私はワクワクして楽しかったし、ハッピーエンドで後味もよかった。思ったほど鎌倉の風景はなかったが、、昭和の暮らしを再現するのに、髪形、服装、小道具、セットに手間がかかっていて、子供の頃の思い出がよみがえり、温かい気持ちになった。

DESTINY 鎌倉ものがたり:P.N.「なんて?」さんからの投稿

評価
☆☆☆☆
投稿日
2017-12-17

正直残念だった。好きな俳優が出てたのでなおさら期待している自分がいたのだが…設定が最初から最後までよくわからなかった。黄泉の国に行ったくらいからはもうなんでもありやなって感じ。まるで小中学生が書いた物語って感じ。お金を払って見るほどではない。

最終更新日:2025-05-04 16:00:01

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