ザ・ホスト 美しき侵略者:P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-12-04
2つの魂の同居する女性の肉体と云うとても映像し難い題材に挑む本編。ダイアン・クリューガーとシアーシャ・ローナン嬢の壮絶な火花散るバトルと…。サスペンスフルなSFの描く人類への警句にも耳を傾けたい
2つの魂の同居する女性の肉体と云うとても映像し難い題材に挑む本編。ダイアン・クリューガーとシアーシャ・ローナン嬢の壮絶な火花散るバトルと…。サスペンスフルなSFの描く人類への警句にも耳を傾けたい
小津安二郎監督作品のアイコン「原節子号泣す」と云う本が在る様に映画の中でヒロインは泪を流す。ドライなタッチの様でいて本編は小津作品の一大メロドラマ!それを漂流老人や若い人の働き方問題等も交えた現代劇にアレンジしたのが本編だった。家族に潜む柵が抉り出される点で小津作品の精神を継承したホームドラマ何だ。ヒロインは蒼井優で…
平野君を大画面で見れただけでキュンとしました。周りのキャストの方も皆さんキラキラしていて眩しい映画でした。又見ます!
本編は第二次世界大戦を挟んだ物語なので赤子の可愛らしい姿から映画「マリアンヌ」も連想させもした。〈愛とは罪を赦すこと〉と云う深く静かな「聖書」のメッセージが一枚の美しい宗教画の如き荘厳さとヒューマニズムとで画かれていた。現代劇の衝撃的な家族愛の名篇「ブルー・バレンタイン」にも,そんな宗教観が根底に流れていたのかも知れない。そして本編は又、何処かで、小津安二郎監督がアメリカ映画にインスパイアされて出来たclassic「東京物語」に秘められた戦争の翳りともシンクロする達観が感じられる。
「最悪のヴィラン」って、どこがですか(笑)。いい奴ですよ、こいつは。気さくで、ユーモアセンスもあるし、むしろ主人公より常識人に見えた。悪役は本当に憎たらしいので、ヴェノムを心から応援してしまいました。正統派アクションとしてスカッとします。
主人公のキャラは好みが分かれる所。
「クルミ割り」というよりは「不思議の国のアリス」。オリジナルのバレエシーンと、楽曲のアレンジが良かった。映像のクオリティ自体は高いけど、主人公が四つの王国を旅して、大冒険する話だと思い、クリスマス映画に相応しい荘厳さを求めていた身としては、味気なく感じた。個人的にはサンリオの昔の人形アニメの方が、ダイナミックさがあったと思う。
今年見た映画で一番よかった。ただのライブ映像だけではなく、フレディの生い立ちから心の機微、迷い、淋しさ、哀しみや喜びが表現されていた。メンバーひとりひとりの役割も明確で、最後には「家族」としてまとまる素晴らしいストーリーだった。エンドロールでの在りし日のフレディの姿にも涙した。
この映画は呪いや祟りより恐い映画。
お祖母さんが亡くなってから一番末っ子の女の子が事故で亡くなって、そこから惨劇が次々と起こりだす。
最初から最後まで目が離せません。
後半からラストはほんまに傑作です。
津川雅彦追悼でTV放映された本編はフイルムセンター等でも観た事のある新藤兼人監督作品である。飄々とした作家役に徹した津川の面影、日常生活,エロスと美に生きた小説家の姿を丹念な映像の日記に紡いで。
パブロ・ネルーダの妻を演じたメルセデス・モラーンが何とも魅惑的で,思想や財力共に国民的な詩人の創作力を真に支えた原動力何だ!パブロ・ラライン監督はネルーダの伝記映画と云う枠組みを超えてネルーダに読ませたい虚構としての小説、大いなる詩人ネルーダの線に沿ったサスペンスフルな逃亡劇として生き生きとした感情表現に訴えてる✨
まだ序章、準備という感じ。クイニー…。これから起こる展開にわくわくしますね。次回作が待ち遠しいです。
クィーンの楽曲を堪能出来る と期待して行きましたが、見事な演奏だけでなく フレディの溢れんばかりの才能と知られざる苦悩、クィーンのメンバーとの絆等など そのストーリーにこんなに感動するとは…
…また、観に行きます。
そして本編を演出したセオドア・メルフィ監督作品「ドリーム」も又、見事なキャステイングで画いた合衆国NASAの宇宙開発史何だ…。🚀
そしてエンドロールに流される歌声のrememberingも魅力的だった…。
ジョン・ル・カレ原作の映画化「我らが背きし者」に出演していたユアン・マクレガーの妻役のナオミ・ハリスを視ていたら、本編で母親を演じた彼女の熱演が脳裡に甦って来たんだ…。どの作品にも一際、魅力を放ってる英国のアクトレス何だねぇ!
そして本アナ・ケンドリック主演の本邦未公開恋愛狂騒な喜劇の映画作品「wedding table」も又、何とマア、スリリングな結婚披露宴会場何だね
変キャラなヒロイン役のイザベル・ユペールを視てると「3人のアンナ」の洪サンス監督での彼女の姿が思い浮かんだ。洪監督だったら本編の様なeroticなミステリーをどのように描くだろうかと。又、ヒロインがイザベル・ユペールじゃなくて映画「氷の微笑」見たくもっと肉感的なら一体全体どうだろうかとかetc.etc.
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
素晴らしい作品。でももう少し!
今回、初めて東野圭吾さんの作品を見させていただきました。
予告編でとても興味をもち、絶対見に行きたいととても期待していました。
この作品はとても死というものを考えさせられました。脳は死んでいるのに科学で体が動く、それを人は受け入れない。子を思う母の気持ち。全てがとても心にきました。
少々怖さもありました。死んでいるのに、微笑んで手を動かすというのが...。でもクライマックスはとても感動しました。また、絢香さんの「あいことば」がより一層映画を引き立てていました。
正直、期待のしすぎだったのかもしれませんが、もう少し感動させて欲しかったなと思います。泣く覚悟で見たのにそろそろクライマックスかなというところで泣けなかったので...。でも最後にはとても感動しました。
By 中学生
アネモネが可愛かったです。次回が楽しみですが、また1年以上待たないといけないのはツラいからマイナスです。
1963年東京オリンピックの一年前の作品。2018年12月2日ラピュタ阿佐ヶ谷劇場で観る。普段はガラガラの同劇場が満員札止め。芦川いづみ人気を再認識する。
内容はネタバレするので書きませんが現在の冤罪再審の時代の到来を予感させる様な当時の日活映画の中では特異的な社会派映画。最後のラストシーンには涙が止まらなかった。主演芦川いづみもさる事ながら、長門裕之、芦田伸介、清水将の好演も見逃せない。芦川いづみファン以外には殆ど話題にならないB級映画扱いだが個人的には娯楽映画専門と思っていた井田探監督の代表作であると同時にこの頃の日活映画の中でも最上位の作品だと思う。