ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌 感想・レビュー 1件

びるびりーえれじーきょうしゅうのあいか

総合評価3点、「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「わにこ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2020-12-10

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

主人公は、大切な面接直前に、母がコカイン過剰摂取で倒れたと知らされ、故郷、オハイオ州ミドルタウンに向かう。ここから少し北に3年間住んでました。昔は栄え、同僚が「このレストランも閉まったのね、子供の頃、お祝いは、いつもここだったのに!」と言ったのが印象深い。
若い頃の祖父母が、車中から見る巨大製鉄所は今は遺物。作中で見られるような手入れされていない家々で、太ったおっさん、おばさんが所在投げに通りを眺めてる。
作品への「エリートになった主人公の自慢話、貧困ポルノ」って批判は、高等教育を受けず、製造業がヘタレて仕事もない、でも白人である事が誇りとする人達に踏込み切れてないからだと思う。だから、この状況に満足するな、勉強しろと諭す祖母の影響も十分に伝わっては来ない。
主人公が、母はここの誰よりも賢い!とキレるのは、厄介な母でも息子は誇りに思っている証拠。女優陣の演技は素晴らしく、実話の最後、母は麻薬中毒を克服し、JDは成功してる。良かったね。

最終更新日:2024-04-30 18:13:24

広告を非表示にするには