P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-06-17
人生で一番の想い出を語って貰う、訊き出して映像化して本人に観せる…、此の営みを天国の門を潜る死者達の声、面影で紡ぐ本編自体が虚構性の強いフレーム何だ!過去を見返す本人の眼差しは熱く真摯なドキュメントで聞き取るインタビュアーの役者やスタッフも、素人の真実の姿に影響される。演じる事を其の瞬間止めて忘れて仕舞っている…。其の辺の間合いを本編は実に巧妙に捉えてるね。生と死の間、演じる事と演じていない事の間、ドキュメンタリーと劇映画の間、新しい映画言語への暗中模索ー。