あひるのうたがきこえてくるよ。 作品情報
あひるのうたがきこえてくるよ
春。山奥の湖畔の村に、都会を脱出した男・梶良介がふらりとやって来た。途中拾った三羽のアヒルをバケツに入れて、彼は湖のほとりでキャンプ生活を始める。ひと癖ある郵便配達人の堀内はそんな彼を最初うさんくさ気に見るが、彼が元教師であることを知ると積極的に湖の貸しボート場の管理人の職を紹介する。こうして村に住みつき、アヒルを飼育し、カヌーを漕ぐ彼の元に、わんぱく少年の風太や食堂の人妻・元同僚の木島一家や梶を追ってきた妻淳子らが訪ねてくる。……月日とともにアヒルたちはすくすく育ち、次第に自立の時を迎え始めた。村祭りの喧噪とともにやって来た夏のある日、梶はカヌーを風太に残して、また新しい旅へと村を後にするのだった。
「あひるのうたがきこえてくるよ。」の解説
都会を離れ山奥の村にやって来た男の、アヒルや村人、そして自然との交流を描くドラマ。「うみ・そら・さんごのいいつたえ」に続く椎名誠の長編第二作で、カヌーイストの野田地佑の原案を本にした椎名自身の短編『アヒルの飼育』(文藝春秋・刊)が原作。脚本は椎名と「私を抱いてそしてキスして」の田部俊行、白木芳弘の共同。嵐山光三郎、北方譲三、中村征夫ら多数特別出演している。劇場公開と並行して、“コンバットツアー”と銘打った巡業興行上映も話題となった。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1993年9月11日 |
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キャスト |
監督:椎名誠
原作:椎名誠 出演:柄本明 高橋恵子 萩野順一 黒田福美 上田耕一 余貴美子 斉木しげる 本名陽子 嶺岸和城 螢雪次朗 ベンガル 伊藤美紀 猪熊三徳 竹下景子 大島蓉子 戸川暁子 牧口元美 横山道代 織本順吉 加藤武 小沢昭一 |
配給 | ホネ・フィルム=パイオニアLDC |
制作国 | 日本(1993) |
上映時間 | 104分 |
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