ある画家の数奇な運命 作品情報

あるがかのすうきなうんめい

ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに描く大作

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1937年、ナチス政権下のドイツ。ドレスデン郊外に住む少年クルトは、若く美しい叔母エリザベトの影響で絵画に興味を示す。しかし精神に変調をきたしたエリザベトは病院に入れられ、やがてナチスの政策を受けたゼーバント教授の判断によりガス室で命を落とす。戦後、成長したクルトは、同じ美術学校に通うエリーと出会い、恋に落ちる。エリーの父親はゼーバント教授だったが、クルトは知る由もなかった。そしてベルリンの壁が築かれる前に、二人は西側へ脱出する。

「ある画家の数奇な運命」の解説

ドイツというより、現代美術最高峰の画家であるゲルハルト・リヒター。その作品には、数十億の値段がついたこともあるという。そのリヒターをモデルにして、戦中から戦後にかけての芸術家の半生を描いたのが本作だ。波乱に満ちたドラマだが、本作で描かれていることの多くはリヒターの伝記に登場するという。しかし映画化に関し、登場人物の名前を変え、どこが映画の脚色かは明かさないという条件がリヒターから付けられた。「100%事実」より、観客に伝えたいことの方が重要であるというように。監督は『善き人のためのソナタ』で一躍注目されたドイツのフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。今回も国家や社会に盲目的に従うのではなく、自分を信じて行動する芸術家を通して人間の欺瞞が崩れていく様を描いている。3時間という大作で見ごたえも十分だ。

ある画家の数奇な運命のイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2020年10月2日
キャスト 監督・脚本フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演トム・シリング セバスチャン・コッホ パウラ・ベーア オリヴァー・マスッチ ザスキア・ローゼンダール
配給 キノフィルムズ
制作国 ドイツ(2018)
年齢制限 R-15
上映時間 189分
公式サイト http://neverlookaway-movie.jp/

(C)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「bogi」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-10-10

重い主題ながら美しく、特にライティングが素晴らしい。
脚本も一周回って心地よく観終われる。
愛と性に対する優生思想に市井が一丸となって取り組む様子は、官僚が首相に忖度し諾々とする国家の5年後10年後を連想し、今日の気候のように薄ら寒い。

最終更新日:2021-01-22 00:10:45

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