コーヒーが冷めないうちに 作品情報

こーひーがさめないうちに

時田数(有村架純)が働く喫茶店・フニクリフニクラには奇妙な都市伝説があった。それは、店内のある席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるというものだが、それにはとても面倒くさいルールがった。それは、過去に戻ってどんなことをしても現実は変わらない、過去に戻れる席には先客がいて、その先客が席を立ったときだけその席に座れる、過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが覚めてしまう間だけで、コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない、過去に戻っても喫茶店を出ることはできない、過去に戻ってもこの喫茶店を訪れたことのない人には会うことはできない、というもの。すべてのルールを守ったとき、優しい奇跡が起こる。不思議な噂を聞いた客や常連客が、連日喫茶店を訪れる。噂を怪しみながらもやってきた三十路前のキャリアウーマン・清川二美子(波瑠)、なにか訳ありそうな常連客の高竹佳代(薬師丸ひろ子)と房木康徳(松重豊)、なぜか妹の久美(松本若菜)から逃げ回る平井八絵子(吉田羊)、過去に戻れる席にいつも座っている先客の謎の女(石田ゆり子)。そして、数に想いを寄せ始める新谷亮介(健太郎)。過去に戻れるコーヒーを唯一淹れることができる数も亮介に導かれ、心に秘めた過去に向かい合う。

「コーヒーが冷めないうちに」の解説

本屋大賞2017ノミネートの同名小説を「ナラタージュ」の有村架純主演で映画化。時田数が働く喫茶店・フニクリフニクラには、店内のある席に座り、いくつかのルールを守ると望む時間に戻れるという都市伝説があった。今日も噂を聞いた客が喫茶店を訪れる。監督は、『アンナチュラル』などドラマの演出を手掛けてきた塚原あゆ子。出演は、「デメキン」の健太郎、「流れ星が消えないうちに」の波瑠、「チェリーボーイズ」の林遣都、「新宿スワン」シリーズの深水元基、「ピンカートンに会いにいく」の松本若菜、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の薬師丸ひろ子、「恋は雨上がりのように」の吉田羊、「アウトレイジ 最終章」の松重豊、「僕だけがいない街」の石田ゆり子。

川口俊和の同名ベストセラー小説を映画化。時田数が働く喫茶店フニクリフニクラには、店内のある座席に座ると望んだ時間に戻れるという奇妙な都市伝説がある。この噂を聞いて店にやって来る客や常連客たちとの交流を通し、数も自分自身の過去に向き合っていく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2018年9月21日
キャスト 監督塚原あゆ子
原作川口俊和
出演有村架純 伊藤健太郎 波瑠 林遣都 深水元基 松本若菜 薬師丸ひろ子 吉田羊 松重豊 石田ゆり子
配給 東宝
制作国 日本(2018)
上映時間 117分

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:3.6点★★★☆、15件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-02

この映画をまた観た。これは何よりも発想が素晴らしいと思った。私はコロナがきっかけで喫茶店には一人で入らなくなった。さらにいつからかコーヒーのカフェインがまったく私の体に合わなくなった。コーヒーのカフェインと言っても、コーヒーは適量を楽しむ分には問題はない。だが、いつの間にかコーヒーをよく飲んで、カフェインを多量に摂取すると頭痛や胃痛、不眠や不安、興奮 や吐き気などの症状を引き起こす可能性がある。だから私は今は一人ではまったく喫茶店には入らない。けれどもこの映画のような喫茶店なら、入りたいという気持ちになる。面倒くさいルールはあるが、望んだ通りの過去に戻れるからだ。有村架純さんが出演されている。とびっきりの美貌だけでなく、演技も素晴らしい。今、私は過去に戻りたい時、自宅にスローカフェと名づけたスペースを設けて、そこでノンカフェインの麦茶を飲むことにしている。この映画はほんとに素晴らしい作品だ。

最終更新日:2024-02-12 16:00:01

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