海炭市叙景 作品情報

かいたんしじょけい

地方都市に生きる人々の人間模様を、優しく見つめる

冬の海炭市。造船所が縮小され大規模なリストラで颯太は職を失ってしまう。彼は妹と初日の出を見るために山に登る。幹線道路沿いの古い家に住んでいるトキは、立ち退きを拒んでいる。プラネタリウムで働く隆三は、ある日仕事から帰ると妻が姿を消していた。父親からガス店を継いだ晴夫は、新しく始めた事業がうまくいかず苛立ち、再婚した妻には不倫がばれてしまう。路面電車の運転士の達一郎は、仕事中、疎遠になっている息子の博を見かける…。

「海炭市叙景」の解説

函館市がモデルの“海炭市”を舞台に、そこに生きる人々の暮らしを描いた同市出身の作家・佐藤泰志の未完の短編小説を基に、同じ北海道出身の熊切和嘉監督が映画化。18の短編の中から5編を選び、脚本を担当した宇治田隆史(大阪芸術大学の同胞)とパズルを組み合わせるように物語を紡いでいったという。函館山や路面電車、造船所など象徴的なロケーションが登場するが、決して観光都市としての函館が描かれているのではなく、そこには移ろいゆく地方都市の姿があるだけだ。そこに加瀬亮、谷村美月、小林薫らのキャストが溶け込んで、見事なアンサンブルを奏でている。それを優しく包み込むようなジム・オルークによる美しいスコアにも注目。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年12月18日
キャスト 監督熊切和嘉
出演谷村美月 竹原ピストル 加瀬亮 三浦誠己 山中崇 南果歩 小林薫 伊藤裕子 黒沼弘巳 大森立嗣 あがた森魚 東野智美 森谷文子 村上淳 西堀滋樹 中里あき
配給 スローラーナー
制作国 日本(2010)
上映時間 152分

(C)2010佐藤泰志/『海炭市叙景』製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-01

市電がs石畳の海炭市(函館市)を進む夜景は幻想的でまるでリスボン見たいだ!其処を舞台に繰り広げられるオムニバスな愛の群像劇は、ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品をも連想させた…。其の短篇集を読んで見てから再度見たが謎が深まって行く…。音楽もまた、佳い♪

最終更新日:2019-10-17 11:55:47

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